オフィスやお部屋の空間作りに必須の間仕切・パーテーション。広い部屋を2つに区切ったり、部屋の一角に小部屋を作ったりと様々な用途で活用できます。パーテーションには多くの種類があり、機能や価格、デザインなど用途に応じた使い分けが可能です。本記事では、間仕切・パーテーションの特徴や種類、選び方などを紹介します。間仕切・パーテーションの設置を検討中の方は是非参考にしてみてください。
間仕切・パーテーションの特徴5つ
部屋を区切る方法や間仕切りを作る方法は、パーテーションだけでなく造作壁などの方法もあります。大きなリフォームの場合は造作壁を用いることが多いですが、部分的なリフォームや間仕切のみの設置のような場合はパーテーションが適しています。ここでは、パーテーションの特徴を4つ紹介します。
設置が簡単
パーテーションの特徴として、設置が簡単という点が挙げられます。特に、工事を必要としない床置き型のパーテーションは、誰でも簡単に設置することができます。また、工事を伴う施工型パーテーションについても、現地を実測後にパネルなどの部材を製作するため、現場に搬入後はスムーズに設置が可能です。
種類が豊富
パーテーションは主に4種類あり、デザインや機能、価格の違いがあります。具体的な種類としては工事が必要なアルミパーテーション ・スチールパーテーション・ガラスパーテーション、工事が不要なローパーテーションです。後ほどそれぞれの特徴を紹介しますので、パーテーション選びの参考にしてください。
安価に設置が可能
パーテーションは、なるべく価格を抑えたい場合におすすめです。パーテーションの種類により価格の違いがありますが、アルミパーテーションであれば最も安価に施工することができます。また、中古を採用することで、さらに価格を抑えることができます。ある程度の使用感を許容できるのであれば中古を採用することで価格を抑えて間仕切りを設置することが可能です。
移設・引っ越しが可能
パーテーションは移設および引っ越しが可能で、一度設置したものを解体して再使用できます。将来的にパーテーションを拡張する場合や、レイアウト変更、引っ越しを行う可能性が考えられる場合はあらかじめパーテーションを使用して間仕切りを作ると良いでしょう。パーテーションを再利用できるため、移設・引っ越し・増設が発生した場合に工事価格を抑えることができます。
買取も可能
不要なパーテーションは買取が可能です。古いパーテーションを撤去して新設する場合、不要パーテーションの売却費用を工事価格に充てることができるため、トータル的な出費を下げることができます。当社では、パーテーション工事だけでなく買取も行っておりますのでぜひお問合せください。
パーテーション間仕切りのタイプ
種類 | メリット | デメリット | |
施工型 | アルミパーテーション | ・価格が安い | ・遮音性が無い |
スチールパーテーション | ・遮音性がある ・耐火性がある |
・価格が高い | |
ガラスパーテーション | ・おしゃれ ・解放感がある |
・内部が見える(※1) ・価格が高い |
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非施工型 | ローパーテーション | ・設置が簡単 | ・目隠し程度 |
※1 すりガラスや、ガラスとパネルの組み合わせることができる
施工型パーテーション
施工型パーテーションは支柱を床と天井に固定してパネルを嵌め込みます。材料は工場にて製作する必要があるため専門の工事会社に施工を依頼する必要があります。簡易的な間仕切りではなく、壁としてパーテーションを設置したい場合は施工型パーテーションを選びましょう。
≫ 施工型パーテーション・間仕切り工事はオフィスボール|施工事例と費用相場
アルミパーテーション
アルミパーテーションは、施工型パーテーションの中で一番安価なものになります。遮音性などの機能がなく、単純に部屋を区切る場合に使用されます。機能性は求めず、なるべく価格を抑えて間仕切りを設置したい場合におすすめです。
≫ アルミパーテーション|施工手順と間仕切りの使い方事例9選
スチールパーテーション
スチールパーテーションは、遮音性や耐火性など機能性に優れたパーテーションです。機能が優れているため、施工型パーテーションの中で一番高価な部類になります。応接室や会議室など遮音性が必須の部屋や、不燃材の使用を求められる空間で使用されることが多いです。
≫ スチールパーティションの性能や価格を徹底比較!事例4選も解説
ガラスパーテーション
ガラスパーテーションは、見た目がおしゃれなため、意匠にこだわりたい空間で使用されることが多いです。また、ガラスのため視認性がよく、パーテーションを設置しても圧迫感がなく開放的な空間をつくれるというメリットがあります。
≫ ガラスパーテーションとは?価格や使い方を解説【施工事例アリ】
非施行型のローパーテーション
非施工型のローパーテーションは、床に置くだけで誰でも簡単に設置が可能です。必要に応じて自由にレイアウトの変更ができるため、人数に応じたミーティングルームを設営したり、執務スペース内の部署ごとの間仕切りを作るときに最適です。床置き型のため、物がぶつかったり寄りかかると簡単に動いてしまうというデメリットもあるため、目隠し程度の簡易的な間仕切りを設置したい場合におすすめです。
間仕切り・パーテーションの選び方
パーテーションの種類をいくつか紹介しましたが、どのパーテーションを選ぶべきなのか悩む方も多いのではないでしょうか。ここでは、パーテーションを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
用途・機能から選ぶ
1つめは、用途や機能で選ぶ方法です。「応接室なので遮音性のあるパーテーションを設置したい」「不燃認定の材料で施工するように建物の管理会社から指示があった」というような、具体的な機能の要望がある場合はスチールパーテーションが良いでしょう。逆に、単純に間仕切りを設置したいというだけであれば、デザインや価格を重視して選ぶと良いでしょう。
デザインから選ぶ
2つめは、デザインから選ぶ方法です。アルミパーテーション 、スチールパーテーションは白やグレー系のようなシンプルなデザインが多いです。おしゃれな見た目にする場合は、木目のパーテーションか、ガラスパーテーションを選ぶと良いでしょう。
価格から選ぶ
3つめは、価格で選ぶ方法です。遮音性などは必要なく、とにかく価格を抑えた間仕切りを設置したい場合は、アルミパーテーションかローパーテーションが良いでしょう。より価格を抑える場合は中古を選ぶという選択肢もあります。
施工型の間仕切り・パーテーションの施工事例
当社にて施工した、施工型のパーテーションの事例を紹介します。
アルミパーテーションにて会議室の間仕切りを施工
会議室の間仕切りをアルミパーテーションにて施工しました。既存の照明が間仕切りの位置と干渉する状況でしたが、欄間(パネル上部)をオープンにすることで照明の移設は不要で間仕切りを施工することができました。
こちらの工事は1日で完了しております。
スチールパーテーションにてオフィス内の間仕切りを施工
オフィス内にスチールパーテーションを施工しました。こちらの工事にて使用したスチールパーテーションは、内部にグラスウールを充填して遮音性を高めております。また、欄間はパネルとガラス両方のタイプを施工しております。
こちらの工事は1日で施工が完了しております。
ガラスパーテーションにてオフィス内の仕切りを施工
オフィス内に、ガラスパーテーションにて間仕切を施工して10㎡程度の部屋を作りました。ブラックフレームのガラスパーテーションを使用しているため、引き締まった印象となります。また、ガラスパーテーションを採用することにより圧迫感が無く開放的な空間となりました。
こちらの工事は1日で施工が完了しました。
ローパーテーションの商品紹介
ローパーテーションについて、当社運営の通販サイト「ファニチャー」で取り扱いのある商品を紹介します。
連結式ローパーテーション
連結式のローパーテーションは、オフィス内に簡易的な間仕切りを設置したい場合におすすめです。社内のミーティングスペースや、執務スペースの仕切りなど様々な用途にてご使用いただけます。パネルの側面にマグネットが付いているタイプが多く、簡単に連結することができます。脱着が容易なため、必要に応じて連結を外して収納することも可能です。
衝立・自立パーテーション
衝立・自立パーテーションは、1枚から使用することができるローパーテーションです。ちょっとした作業スペースとなる4面タイプのものから、開閉が可能なじゃばらタイプのものまで種類が豊富にあります。
スクリーンパーテーション
スクリーンパーテーションは、医療施設などでよく見られるローパーテーションです。フレームにカーテンのような生地が付いた目隠し用の簡易間仕切で、プライバシーが適度に保たれるため、汎用性の高いパーテーションです。
間仕切り・パーテーションで快適な空間を作ろう
間仕切り・パーテーションは種類が豊富です。また、用途に応じた適切な選定をすることで快適な空間を造り出すことができます。簡易的な目隠し程度の間仕切りが欲しい場合はローパーテーション、壁としての機能を持たせた間仕切りを作りたい場合は施工型のパーテーションを選ぶと良いでしょう。