パーテーションの中古品を活用して間仕切り施工コストを削減

オフィスなどに間仕切りを設置する方法は様々ですが、コストを抑えてかつ最小限の工事で設置が可能なのはパーテーションです。さらに、パーテーションの中古品を活用することで、工事価格を下げることができます。本記事では、間仕切りを設置する方法や中古パーテーションを採用するメリットなどを紹介します。中古パーテーションを検討している方は是非参考にしてみてください。

 

間仕切りを設置する9つの方法

部屋に間仕切りを設置する場合、用途に応じて様々な方法があります。こちらでは、パーテーションだけでなくそれ以外の方法も含めて9つ紹介します。

 

ローパーテーション

パーテーションというと床に置くタイプのローパーテーションを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ローパーテーションは、工事が不要で簡単に施工できる為オフィスなどで使われる事が多いです。使用用途としては、オフィスをグループごとに分けたり、簡易なミーティングスペースを作ったりと、目隠し程度の間仕切りで十分な場合に適しています。高さが目線程度しかなく、手で押すと簡単に動いてしまうというデメリットもあるため、壁としての機能を持った間仕切りを設置したい場合には向かない為、施工型のパーテーションをおすすめします。

 

アルミパーテーション

アルミパーテーションは施工型パーテーションの1つで、価格が安いという特徴があります。遮音性を重視しない場合におすすめのパーテーションです。また、不燃認定を取得していない場合が多いため、高層階で使用ができないなどの制限があります。形状の種類としては、欄間と呼ばれるパネル上部がオープンのタイプとクローズのタイプがあります。

 

≫ アルミパーテーション|施工手順と間仕切りの使い方事例9選

 

スチールパーテーション

スチールパーテーションも施工型パーテーションで、パネル内に石膏ボードが入っており、商品によってはグラスウールやロックウールが充填されている場合もあります。価格は高いですが遮音性に優れており、不燃認定の商品が多いため、使用場所に制限がありません。また、形状の特徴として支柱が見えないデザインのものが多く、すっきりとした印象があります。

 

≫ スチールパーティションの性能や価格を徹底比較!事例4選も解説

 

ガラスパーテーション

ガラスパーテーションも施工型パーテーションの1つで、支柱間にガラスが埋め込まれたデザインが特徴です。パネルではなくガラスの為、間仕切りを設置しても圧迫感を感じることが無く、開放的な空間となります。ガラスはすりガラスや、一部をパネルにすることも可能で、デザイン性を重視したい場合におすすめです。

 

≫ ガラスパーテーションとは?価格や使い方を解説【施工事例アリ】

 

スライディングウォール

スライディングウォールも施工型のパーテーションの1つで、パーテーションがレールに沿って動くと言う特徴があります。パーテーションが必要な時以外は、壁際に折りたたむことができる為、会議室で使用されることが多いです。普段は2つの会議室として使用し、人数が多く集まる場合はパーテーションを解放して1つの会議室として使用ができるため、汎用性が高いパーテーションです。

 

≫ スライディングウォールの種類と価格、動かし方を解説【図解】

 

造作壁

造作壁は一般的な壁のことを言い、LGSという金属製の下地や、木製の下地の上に石膏ボードを張り、さらにその上にクロスを張って仕上げます。住宅の室内壁のようにクロスを張っているような壁はすべて造作壁です。下地から現地で加工して作るので、どのような形状の壁でも施工が可能です。しかし、施工手間がかかる為、パーテーションに比べて工事期間が長くなります。また、石膏ボードを加工する時にかなり埃が出るため、パーテーション工事と比べると養生などの手間がかかります。

 

≫ オフィスの造作壁【LGS】

 

その他の方法

パーテーションや造作壁以外の方法として、

 

  • アコーディオンカーテン
  • カーテンやブラインド
  • 本棚や家具を置く

 

といった方法があります。簡易な方法なので、目隠しの設置や簡易なレイアウト変更の際に取り入れることが多いです。

 

パーテーションの中古を選ぶメリット

オフィス等に間仕切を設置する際、手軽に設置できるパーテーションがおすすめです。その中でも、中古を選ぶメリットを紹介します。

 

コストを削減できる

パーテーションの中古品を選ぶ一番のメリットは、材料費のコストを削減できることです。削減できた分、間仕切り以外の工事に予算を回すこともできる為、予算をなるべく抑えた工事を希望する場合にはパーテーションの中古が最適です。

 

レイアウト変更や引っ越しの際に転用が可能

中古に限らずパーテーションは転用することが可能です。例えば、事務所内の人数が増えたときなどレイアウト変更が必要な場合、既存のパーテーションを再利用できます。また、オフィスを引っ越しする場合も、既存のパーテーションを解体して移転先の事務所にて再利用することができます。造作壁の場合は転用ができませんが、パーテーションは転用できるというメリットがあります。

 

環境に優しい

パーテーションの中古を使用することで、環境にも配慮することができます。昨今の日本では、SDGsの流れもあり中古市場が拡大しており、中古品を再利用するという価値観が広まりつつあります。そういった中でパーテーションの中古を採用することで、SDGsの目標である「11.済み続けられるまちづくりを」「12.つくる責任つかう責任」に貢献できます。

 

≫ リユースでSDGsに貢献!お得なパーテーション再利用方法とは

 

パーテーションの中古と新品の価格比較

これまでに、パーテーションの中古品を選ぶことは価格面でのメリットが大きいことをお伝えしましたが、具体的な参考価格(材料費)を種類ごとに表にまとめましたので参考にしてみてください。

 

種類 新品価格(円/枚) 中古価格(円/枚) 減額率
ローパーテーション 35,530円~ 7,500円~ 約78%OFF
アルミパーテーション 12,000円~ 7,400円~ 約40%OFF
スチールパーテーション 22,500円~ 12,400円~ 約45%OFF
ガラスパーテーション 14,080円~ 12,900円~ 約8%OFF

※中古品の価格は、状態により変動致しますので参考価格と致します
※ローパーテーションは1枚(W1200H1500)あたりの価格
※施工型パーテーションは1枚(W900)あたりの価格

 

ローパーテーションの中古品価格は約78%OFFと減額率が高いです。これは2023年7月現在の当社運営の通販サイト、ファニチャーの在庫価格により算出しております。

 

置き型ローパーテーション

 

ローパーテーション以外の中古品を採用する場合、新品と比べて約8%~約45%ほど減額となります。パーテーションの種類や商品の状態によって変動しますが、中古を採用することで確実にコストの削減に繋がります。

 

中古パーテーションの選び方

中古パーテーションといっても種類があります。中古品を選定する際、どのような基準で選ぶべきかいくつかポイントを紹介します。

 

部屋のサイズに合ったものを選ぶ

まず大前提として、設置する部屋と同じサイズのパーテーションを在庫の中から選ばなくてはなりません。特に重要な要素は「高さ」で、部屋の天井高さに適合したサイズのパーテーションを選ぶ必要があります。例えば、天井の高さが3mの部屋に、高さ2.5mのパーテーションを設置しようとしても、パネルの高さが足りない為、設置ができません。選定の際は、当社スタッフが現地を確認した後、設置可能なパーテーションをご提案致しますのでご安心ください。

 

機能で選ぶ

間仕切りに求める機能によって、パーテーションの種類を選定します。パーテーションはいくつか種類があり、デザインだけでなく機能面でも特徴が異なります。例えば、応接室で遮音性能を求める場合はスチールパーテーションが最適ですし、執務スペースを2つに分けたいけど、遮音性は求めないという場合は、価格の安いアルミパーテーションが適しています。お客様のご希望に合わせたパーテーションをご提案させて頂きます。

 

デザインで選ぶ

種類ごとにデザインも違いますので、オフィスに合ったデザインのパーテーションを選びましょう。開放的な印象にしたい場合はガラスパーテーション、デザイン性にこだわらなければアルミパーテーションやスチールパーテーションが適しています。おしゃれな間仕切りを設置したい場合は木目調パネルや、クロスを上張りすることも可能です。打合せの際に、ご要望をヒアリングさせて頂きますので、最適なパーテーションをご提案させて頂きます。

 

パーテーションの中古品を活用した事例紹介

当社にてパーテーションの中古品を活用して施工した事例をいくつかご紹介します。

 

ガラスパーテーションの中古品を活用した事例

ガラスパーテーションの中古品を活用した事例

会議室と執務室のパーテーションを施工した事例です。中古のガラスパーテーション(写真左)と、新品のアルミパーテーション(写真右)の施工を行いました。このように、新品と中古の組み合わせも可能です。こちらの工事は1日で施工が完了しております。

 

スチールパーテーションの中古品を活用した事例

スチールパーテーションの中古品を活用した事例

オフィスの間仕切り工事を行った事例です。パーテーションと扉の設置により、廊下エリアと執務室、会議室を作りました。オカムラ製の中古スチールパーテーションを使用しております。こちらの写真のように、1つの空間に間仕切を設置して部屋の数を増やすことで、感知器などの消防設備も増設が必要になる場合があります。消防法の関係で必要な場合は当社よりご提案させて頂きます。こちらの工事は、1日で施工が完了しました。

 

中古のアルミパーテーションの中古品を活用した事例

中古のアルミパーテーションの中古品を活用した事例

オフィスにてアルミパーテーションの中古を活用した事例です。先ほどのスチールパーテーションの事例ではパネルの範囲が床から天井まであった為、消防法の規制により防災設備を増設しました。今回の事例では、パネル上部の欄間とよばれる部分をオープンにしたため防災設備の増設は不要でした。こちらの工事は半日で完了しております。

 

 

間仕切のコスト削減にはパーテーションの中古品がおすすめ

本記事では、部屋に間仕切を設置する方法や、中古パーテーションのメリットをお伝えしました。なるべくコストを削減した間仕切をオフィスに設置する場合、パーテーションの中古品が最もおすすめです。また、オフィスのレイアウト変更や引っ越しをする場合、既存のパーテーションも移設できる為、長期的に見てもコストを抑えることができます。当社では、パーテーションの中古品を取り扱っておりますので、間仕切りの設置を検討されている方は是非お問合せください。

 

 

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