パーテーション工事とは?費用は安いのにおしゃれな事例4選

パーテーション工事を行うと部屋やスペースを分けられ、おしゃれに活用できます。パーテーションの種類は簡易的な置き式や連結式に加え、工事が不可欠なタイプもあります。本格的に仕切っても、費用を安く抑えておしゃれにできる方法について、メリットや事例と併せて解説します。

 

パーテーション工事とは?

パーテーション工事とは?

まずパーテーションの基本知識と工事を行うメリットを紹介します。

 

パーテーションの基本

パーテーションは空間を仕切ることに使われ、間仕切りと呼ばれることもあります。主に次の用途に利用されています。

 

  • スペースを分けて使う
  • 集中力を高める
  • プライバシーの確保
  • 防音性を高める
  • 目隠し
  • 部屋やブースを設ける

 

どんな種類があるのか

見た目の違いや機能から4つに分類できます。

 

 

上記のうち、卓上用と衝立・ローパーテーションは大掛かりな工事がいりません。工事が必須なのは施工型パーテーションと移動パーテーションです。

 

工事を行うメリットとは

パーテーションの工事を行うと、費用面では卓上用やローパーテーションより高くなりがちです。しかし、次のようにメリットもたくさんあります。

 

  • 個室がつくれる
  • 頑丈で安全
  • 見た目がすっきりしておしゃれ
  • セキュリティ性・プライバシー性を高められる
  • 遮音性を高められる
  • 不燃性の高い製品もある

 

工事が必要なパーテーションの種類

工事が必要なパーテーションの種類

工事が必須なタイプには固定式と移動式があり、固定する方は施工型パーテーション、動かせる方は移動パーテーションと呼ばれています。ただし、どちらも『可動間仕切り』と記載されていることがあるので注意が必要です。

 

施工型パーテーション(ハイパーテーション)

規格サイズで作られたパネルやレール、支柱などの部材を組み立てて固定する間仕切りのことを指します。最大の特徴は、一度設置しても解体して他の場所に移設できることです。移設が可能なことから、可動間仕切りと呼ぶ場合もあります。可動と言っても施工が必須となり、手で簡単に動かせるわけではありません。種類は下記の3タイプがあります。

 

 

移動パーテーション

天井や床のレールに沿ってパネルを移動できる間仕切りを指します。スライディングウォールと呼んでいるメーカーもあります。普段はオープンな空間でも、必要に応じて仕切ることで用途を広げられます。折れ戸タイプと引き戸タイプがあり、パネルを動かす方法は手動と電動が選べます。例えば次のような場所で活用されています。

 

オフィス

普段はオープンなスペースを仕切って会議室にしたり、個室をつなげた広いスペースで研修やイベントを開催したり、オフィスの用途を広げられます。

 

ホテル

利用人数や用途に合わせ、宴会場や会議室などを仕切る際に活用されます。ホテルのインテリアに調和する和風デザインや高級感のある製品などが使われています。

 

展示場

展示会やイベントでは、展示物を掲示できる特殊な移動式パーテーションが活用されています。自由にレイアウトできるため、来場者の動線確保や多彩な展示内容に合わせることが可能になります。

 

住宅

移動式は生活シーンでも役立てられています。例えば、来客時に閉めて目隠しにしたり、ペットのための空間を確保したりすることに役立ちます。また、木目調やガラス入りなどおしゃれなデザインも多く、インテリアに馴染みます。

 

パーテーション工事にかかる費用

パーテーション工事にかかる費用

工事を行うと高くなりやすい理由や工程、費用の目安について解説します。

 

パーテーション工事はなぜ高くなりやすいのか?

衝立(ついたて)などよりも高くなりがちな理由は、主に次のことが挙げられます。

 

  • 頑丈な材料を使っている
  • 搬入や搬出に車両や人員が必要
  • 現場の寸法に合わせて部材をカット
  • 施工に時間がかかる
  • 音の問題で工事は夜間や休日が多い

 

頑丈な素材を使って現場にピッタリと合う寸法に建てるため、衝立などより高額になりやすいと言えます。しかし、その分長く安全に利用でき、スペースを無駄なく活用できます。

 

パーテーション施工の工程

工事には事前に現場調査や見積りが必要になり、施工当日は次のような工程で行われます。

 

<例:施工型パーテーション>

  • 材料の運搬
  • 養生をして搬入
  • 墨だし(図面に合わせて現場に線を引く作業)
  • 現場に合わせてパネルや支柱(ポスト)、レール等のカット
  • 天井と床にレールを取付け
  • 支柱を固定
  • パネルをはめ込む
  • ガラスやドアを取り付ける
  • 現場の清掃と養生の撤去

 

パーテーション工事の費用の目安

工事にどんな費用がどれくらいかかるのか一覧にまとめました。ぜひ参考にして下さい。

 

パーテーション工事 費用の目安
種類 項目 分類 一般的な費用相場 オフィスボールの価格
新品(w900)  新品 中古
施工型

パーテーション

(可動式)

材料費 アルミパーテーション 25,000円

程度

12,000円

7,400円

スチールパーテーション 40,000円

程度

22,500円

12,400円

ガラスパーテーション

(アルミ)

40,000円

程度

14,080円

12,900円

ガラスパーテーション

(スチール)

70,000円

程度

29,500円

25,800円

施工費 15,000円~50,000円/㎡ 程度
運搬費 50,000円程度
養生費 5,000円~20,000円程度(範囲による)
残材処分費 20,000円~50,000円
諸経費 全体の5%~10%程度
移動式

パーテーション

現場調査後お見積り

 

パーテーション工事の費用を安く抑える方法5つ

パーテーション工事の費用を安く抑える方法5つ

次に、工事が不可欠でも費用を抑えながら導入できる方法を解説します。

 

固定タイプを選ぶ

天井まで仕切れる間仕切りには、固定タイプと移動タイプがあります。2つのうちパネルを固定する施工型パーテーションの方が費用を安くできます。移動式は、場所に合わせたセミオーダー製品になるため費用が高くなります。また、施工も難しく納期も要します。設備工事が発生することも多く、十分な段取りが必要になります。

 

アルミパーテーションを選ぶ

工事が必須な間仕切りのなかでも、支柱にアルミニウムを使っているアルミパーテーションがもっとも費用を安く抑えられます。一般的なアルミパーテーションの表面材はスチール鋼板やポリエステル化粧板で、芯材にはペーパーコア等が使われています。

 

軽量な上、比較的短時間で施工できることが魅力です。また、近年は不燃タイプの製品も多くなっています。色もホワイトやブラックなど、おしゃれなインテリアに馴染むカラーが揃っています。

 

ランマオープンのスタイルを選ぶ

パネル等で床から天井までふさぐスタイルは『ランマクローズ』と言います。一方、天井に近い欄間(ランマ)部分を開けたスタイルは『ランマオープン』と呼称されています。パーテーション工事では、ランマオープンの方が費用は安くなります。

 

著者は以前オフィス什器やパーテーションの販売をしており、当時も費用を優先したい場合にはランマオープンをお勧めしていました。安くなるワケは下記の通りです。

 

  • ランマ部分の材料費+施工費が不要
  • 消防設備・空調・照明の移設・増設が発生しにくい
  • 消防署への届け出が不要
  • 設置場所を選ばない

 

ランマクローズの個室を新たに設けると、消防設備や空調、照明等の移設や増設が生じたり、届け出が必要になったりします。また、立地によっては不燃材しか選べない場合もあります。パーテーション工事以外にも費用がかかるケースがあるので注意して下さい。

 

中古品を選ぶ方法もある

施工型パーテーションは中古品を選ぶことも可能です。中古品を扱う専門業者に依頼すれば、希望のレイアウトやデザインに合うパネルを選んでくれます。例えば、中古品だけではレイアウトできない場合でも、新品の部材を足して施工してくれることがあります。中古品を選ぶ際には、納期に余裕をもつようにすると、予算や希望に合うものを見つけやすくなります。

 

移設や撤去の際は買取や引取りを依頼

パーテーション工事は、移設や撤去の際にも行われます。不要な部材が出た場合は、中古品を取り扱う専門業者に買取や引取りを依頼してみましょう。工事にかかる費用を安くできる場合があります。また移設の際は、移設先の天井が現状より高いと支柱やパネルが使えない場合があります。しかし、支柱だけ新品を使うなどの方法もあるので専門業者に相談して下さい。

 

おしゃれで費用を抑えたパーテーション工事の事例4選

最後に、工事の費用を安く抑えながらもおしゃれに見せている事例を解説します。

 

①木目調の事例

木目×シルバー

アルミパーテーションのパネルに木目調を選んでいる事例です。同じ木目調でもフレームの色が異なると雰囲気が変わります。シルバーと木目を合わせた事例では、柔らかな雰囲気にスタイリッシュさが加わり、良いアクセントになっています。

 

木目×ブラック

一方ブラックに木目を合わせると、おしゃれなカフェのように洗練された印象になります。

 

②ブロックタイプの事例

ブラック×ホワイト

施工型パーテーションはブロックスタイルも選べます。パネルやガラスを自在に組み合わせることができ、グッとおしゃれな雰囲気になります。アルミパーテーションのフレームとパネルの色をブラック×ホワイトにしている事例では、遊びゴコロが感じられます。

 

シルバー×ガラス

また、シルバーとガラスの組み合わせはスマートな印象になっています。ガラスタイプでも中古品を使うことで安く抑えられます。

 

③ホワイトカラーの事例

店舗 中古ホワイト

パーテーションの色をホワイトにすると、部屋全体に明るさがプラスされます。清潔感があってさわやかなイメージは、オフィスだけでなく、店舗や住宅でも好まれています。著者はホワイト×ガラスの組み合わせが、おしゃれで開放感もあって特に好きです。

 

中古ホワイト

また、2つの事例はどちらも中古のアルミパーテーションを利用しています。さらにランマオープンのため、照明器具や消防設備の移設・増設が発生せずにコストが抑えられています。

 

④ドアの配色を変えている事例

ドアブラック

ドア部分の色を変えておしゃれなアクセントにしている事例です。ドアの色を変えることで、出入口が分かりやすくなり、利便性もアップします。さらにドアをブラックにしている事例では、ジャッキタイプの支柱を使っています。

 

ドアオレンジ

一般的なアルミパーテーションは天井にレールを取付けます。しかし、天井の設備や梁などが多数ある場合には、ジャッキタイプを選ぶことで、設備等を避けながらすっきりと設置できます。

 

パーテーション工事は費用を抑えてもおしゃれに仕切れる

本格的なパーテーション工事を行うメリットには、頑丈で安全な個室がつくれることやセキュリティ性やプライバシー性を高められること、見た目もおしゃれになることなどが挙げられます。

 

費用を抑えるためには、固定タイプである施工型を選び、スタイルはランマオープンがおすすめです。また、中古品を選ぶことで、費用をさらに抑えられる上に、世界が目指しているSDGsへの貢献にもなります。費用は安く抑えても、見た目はおしゃれに仕切りましょう。

 

 

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