【施工会社直伝】ガラス張り会議室のメリット|種類や事例も解説

会議室にガラスの仕切りを採用すると、空間に開放感が生まれ、おしゃれで機能的なオフィスへと変わります。一方で、種類の選び方や注意点を押さえておかなければ、思わぬ失敗につながりかねません。本記事では、ガラスの仕切りを用いた会議室のメリットや種類、施工事例まで、専門業者の視点でわかりやすく解説していきます。

 

ガラスパーテーションとは

ガラスパーテーションとは

オフィス等の空間を仕切り方法はいくつかありますが、中でも床と天井を固定して壁を作るのが施工型パーテーショです。施工型パーテーションのうち、ハパネル部分がガラスのものをガラスパーテーションと呼ぶのが一般的。

 

その他の施工型パーテーションにはアルミやスチールがありますが、それらとは異なり、光と視線を通すため、仕切っても圧迫感が出にくい点が大きな特徴です。

 

ガラスパーテーション▼

ガラスパーテーション

またパネルのガラス部分は、透明ガラスだけでなく、半透明のすりガラスなど、バリエーションも豊富。ガラスを用いた仕切りは、デザイン性と機能性を両立できるため、会議室の間仕切りとして高い人気を集めています。

 

≫【千代田区案件】ブラックフレームのガラスパーテーション工事

 

会議室の仕切りをガラスにするメリット

会議室の仕切りをガラスにするメリット

ガラス張りの会議室にすると、見た目の印象だけでなく、働く環境にもさまざまな良い効果が生まれます。ここでは代表的なメリットについて解説していきます。

 

メリット1.開放感のあるスペース

会議室をガラスで仕切る最大のメリットは、開放感のあるスペースを保てることです。ガラスは光と視線をさえぎらないため、不透明な壁で仕切った場合と比べて、同じ広さでも空間を広く明るく感じられます。

 

また厚生労働省の事務所衛生基準規則では、一般的な事務作業に300ルクス以上の照度が求められており、窓のない奥まった会議室や間仕切りで暗くなりがちな部屋の明るさ確保にもガラスは役立ちます。

 

明るさを保ち、開放感のある会議室にしたいなら、ガラスパーテーションを採用しない手はありません。

 

≫パーテーションの種類と特徴!目的別の選び方も施工会社が徹底解説

 

メリット2.コミュニケーションの活性化

ガラス張りの会議室は、従業員同士のコミュニケーションが活性化する効果も期待できます。ガラスなら互いの表情や在席状況が見えるため、声をかけやすく、相談や雑談のハードルが下がるのです。

 

会議室が使用中かどうかひと目で判断できたり、中の議論の盛り上がりが伝わったりと、自然な連携が生まれます。風通しの良い職場づくりを目指すなら、ガラス化は有効な選択肢です。

 

また心理的安全性に関する研究では、安心して発言・質問できる職場ほど、従業員のパフォーマンスが個人・チームの両面で高まると報告されています(参考:Psychological Safety: A Meta-Analytic Review and Extension)。相互の見える化は、働きやすい環境の土台づくりを後押しします。

 

メリット3.心理的不安の払拭

ガラス張りの会議室には、閉塞感をやわらげ、安心して話せる空間をつくれるメリットもあります。というのも、四方を壁で囲まれた個室と違い、ガラスなら視線が外へ抜けるため、閉じ込められたような圧迫感が生まれにくくなるからです。

 

狭い会議室を複数人で利用すると窮屈に感じやすく、特に上司と部下が向き合う面談では、逃げ場のない密室が緊張を高めてしまいます。狭く閉鎖的なスペースは閉塞感やストレスの原因になると指摘されており、視界の抜けはその緩和に役立ちます。

 

ガラス越しに周囲とつながっていれば、孤立した密室ではないという安心感が生まれ、率直な対話がしやすくなります。少人数の会議室や面談スペースほど、ガラス化による心理的負担の軽減を考慮しておきましょう。

 

メリット4.デザイン性の高い空間

不透明なパーテーションと比較すると、ガラスの場合ならではの明るさと輝きによって、スタイリッシュで清潔感のある空間を演出しやすくなります。ガラスは透明感のある素材であるため、それ自体が軽やかで上品な印象を与えるのです。

 

不透明なパーテーション(左)とガラスパーテーション(右)▼

不透明なパーテーション(左)とガラスパーテーション(右)

さらに、色やクセのない素材であるため、和風・白を基調としたカフェ風・モダンなど、どのようなテイストのオフィスにもよくなじみます。しかも、組み合わせ次第で表情は自在に変えられます。

 

フレームや壁面・床の色を黒や白でまとめれば重厚感を出せたり、観葉植物を添えてナチュラルな雰囲気にできたりします。一方、壁紙などをカラフルにした空間でも、ガラスを挟むことで奇抜さをやわらげ、落ち着いた印象に整えられるケースもあります。

 

デザインの方針を邪魔せず、むしろ空間を一段階引き上げるプラスアルファの素材として取り入れられる点がガラス素材の大きな魅力です。また、ガラスを加えたことで全体のデザインが崩れる心配もほとんどありません。印象に残るオフィスにするためにも、ガラス会議室を武器の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

 

【種類紹介】会議室のガラス張りにおける選択肢

【種類紹介】会議室のガラス張りにおける選択肢

続いて、ガラスパーテーションの種類について、施工法やフレーム、ガラスといった観点から、それぞれの特徴を解説していきます。

 

施工方法の種類

ガラスパーテーションの施工方法は、ガラスを固定する辺の数によって主に2種類に分かれます。求める開放感や遮音性に応じて選んでください。

 

<ガラスパーテーションの主な施工種類>

主な施工種類 イメージ 概要
2辺施工法 2辺施工法 ■ガラスの上下または左右、2辺をフレームで固定する方法

■支柱や枠が少なく、すっきりとした開放的な見た目になる

4辺施工法 4辺施工法 ■ガラスの4辺すべてをフレームで囲んで固定する方法

■安定性が高く、遮音性やガラスの安全性に優れる

 

支柱を減らしてすっきり見せたい会議室には2辺施工法が、しっかり仕切って遮音性を高めたい会議室には4辺施工法が向いています。

 

フレームの種類

フレームとは、ガラスを支える枠や支柱の部分を指します。素材によって強度やデザイン、コストが変わるため、用途に合わせて選びましょう。主なフレームは以下の3種類です。

 

<ガラスパーテーションの主なフレーム種類>

主なフレーム種類 イメージ 概要
アルミ アルミ ■軽量で施工時間が短く、低コスト

■黒・白・シルバーなど色や納まりの自由度が高い

スチール スチール ■細いフレームで高い強度を確保

■シャープで重厚感のある意匠に向くいている

ノンフレーム フレームレス ■支柱を挟まずガラスが連なるタイプ

■最も開放的でスタイリッシュな印象になる

 

コストを抑えたい場合はアルミが、高い意匠性を求める場合はノンフレームが選ばれます。

 

ガラスの種類

ガラスにも複数の種類があり、透明度や機能が異なります。会議室の用途やプライバシー要件に合わせて選びましょう。

 

種類 イメージ 概要
フロートガラス(透明ガラス) フロートガラス ■一般的な透明ガラス

■採光性・透明性が高く、開放感を最優先したい場面に最適

すりガラス すりガラス ■表面に砂など吹き付けて半透明にしたガラス

■細かい凸凹がついていて、表面はザラザラしている

フロストガラス フロストガラス ■すりガラスを化学処理し、滑らかに仕上げたガラス

■汚れに強く手の触れる場所に向く

型板ガラス 型板ガラス ■片面に凹凸の型模様をつけ、光を通しながら視線をさえぎるガラス
強化ガラス 強化ガラス ■フロートガラスの約3〜5倍の強度

■割れても粒状になり、安全性が高い

複層ガラス 複層ガラス ■2枚のガラスの間に空気層を設け、断熱性・遮音性を高めたガラス

画像出典:AGC

 

プライバシーを確保したい会議室にはすりガラスやフロストガラスが、明るさを優先したい場合はフロートガラスがおすすめです。ガラスの種類に迷った際は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

ガラス張り会議室の注意事項

ガラス張り会議室の注意事項

多くのメリットがある一方で、ガラスならではの注意点もあります。ガラスパーテーションの導入前にそれぞれのポイントを押さえておきましょう。

 

注意1.他素材とくらべて耐衝撃性が弱い

一般的なガラスは、地震の揺れや強い衝突でひびが入ったり割れたりする恐れがあります。なかでもオフィスでは、荷物の搬出入時に台車をぶつけてしまう場面も少なくありません。

 

そこで、強化ガラスや飛散防止フィルムを採用すれば、割れにくく、万一の際も破片が飛び散りにくくなります。安全性を重視するなら、ガラスの種類選びが重要です。

 

注意2.他素材とくらべて吸音性能に劣る

ガラスは、吸音性能の面でも他素材に劣りやすい傾向にあります。ガラスやフレームの隙間から音が漏れやすく、内部にグラスウールなどの遮音材を充填できないためです。

 

その結果、会議の声が外に届きやすく、機密性が求められる場面では不安が残ります。対策として、複層ガラスや合わせガラスを選んだり、隙間を丁寧に施工したりすることで、遮音性を高める方法があります。機密性の高さが求められる会議室では、遮音対策をあわせて検討しましょう。

 

≫オフィスの防音対策について解説!具体的な方法や対策事例を紹介

 

注意3.周囲から室内が見える

全面を透明ガラスにすると、採光性と引き換えに、周囲から室内が見えてしまいます。そのため、会議内容や資料が外から見える状態になるため、来客や面談の場面では落ち着かないと感じるケースも考えられます。

 

明るさやおしゃれさだけでなく、プライバシー性も考慮するなら、すりガラスや装飾シートを部分的に使うのがおすすめ。その他には、ブラインドやロールスクリーンを取り付けるなど、必要なときだけ視線を遮る手段を用意しておくのも良いでしょう。

 

快適に使える会議室にするためにも、部屋の用途を想定して、見せる部分と隠す部分の設計もしてください。

 

≫オフィスでできる目隠しの工夫6選!パーテーションの選び方や事例も紹介

 

注意4.価格が高い

ガラスパーテーションは、ガラス自体の単価や加工費、施工の手間が大きいため、アルミやスチールのパネルと比べて価格が高くなりがちです。

 

ただし、コストを抑える方法もあります。当社では、解体時に割れやすく難易度の高いガラスのリユース施工にも対応しており、フレームだけでなくガラスも再利用することで、相場より低価格での導入が可能です。

 

価格面だけでガラスパーテーションの導入を諦めないでください。予算に合わせた最適なご提案をさせていただきます。

 

≫リユースでSDGsに貢献!お得なパーテーション再利用方法とは

 

ガラス張り会議室の施工事例

ガラス張り会議室の施工事例

最後に、当社が手がけたガラス張り会議室の施工事例を紹介していきます。なお、会議室1室は半日~1日程度で施工が完了いたします。ぜひ施工のご参考にしてください。

 

事例1.ホワイトフレームで統一したスタイリッシュな会議室

事例1.ホワイトフレームで統一したスタイリッシュな会議室

白いフレームにガラスを取り入れた事例です。オフィス全体を白で統一しているため、温かみとスタイリッシュさをあわせ持つ空間に仕上げました。

 

≫【東京都豊島区案件】アルミパーテーション強化ガラス工事

 

事例2.複層ガラス×不透明処理で明るさと静けさを両立

事例2.複層ガラス×不透明処理で明るさと静けさを両立

不透明処理をしたガラスを用い、明るさを保ちながら視線をやわらげた事例です。複層ガラスのため音漏れ対策も両立した、おしゃれな会議室に仕上がっています。

 

≫【中央区案件】ダブルガラスパーテーション工事

 

事例3.ブラックフレーム×木目で視線にも配慮したデザイン

事例3.ブラックフレーム×木目で視線にも配慮したデザイン

ブラックフレームと木目、ガラスを組み合わせ、スタイリッシュさと温かみを両立した事例です。フレーム中央だけをすりガラスにし、着席時に外部と視線が合わないよう配慮しました。その他は透明ガラスのため、明るさもしっかり確保しています。

 

≫【上越産業株式会社様】ブラックフレーム ガラスパーテーション工事

 

事例4.ブラックフレーム×全面透明ガラスの開放的な会議室

事例4.ブラックフレーム×全面透明ガラスの開放的な会議室

ブラックフレームに全面透明ガラスを組み合わせ、開放感を最大限に引き出した事例です。シャープで引き締まった印象に仕上がり、スタイリッシュなオフィスにぴったりの会議室です。

 

≫【株式会社VISIO様】千葉県船橋市でガラスパーテーションの施工を行いました。

 

事例5.木目調アルミフレームのナチュラルな会議室

事例5.木目調アルミフレームのナチュラルな会議室

アルミフレームを木目調にデザインし、全面透明ガラスと合わせた事例です。ナチュラルで温かみのある、オープンな雰囲気の会議室になっています。

 

≫【都内某所案件】おしゃれなオフィスにガラスパーテーション工事を行いました

 

他にも多数の事例を手がけておりますので、ぜひ事例をご参考ください。

 

≫ガラスパーテーションの施工事例

 

会議室をガラスでおしゃれに演出してみよう!

会議室をガラスでおしゃれに演出してみよう!

会議室をガラス張りにすると、開放感や明るさが生まれ、コミュニケーションの活性化やデザイン性の向上といった効果が期待できます。

 

一方で、耐衝撃性や遮音性、プライバシーには注意が必要なため、ガラスやフレームの種類を用途に合わせて選ぶ必要があります。種類ごとの特徴を理解し、目的に合った一枚を選ぶことが、満足度の高い会議室づくりの第一歩です。

 

当社は、施工型パーテーションの設置から内装工事、オフィス移転、電気工事までを一貫して手がける専門業者です。ガラス張り会議室をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

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