おしゃれな事務所内装にすることで、社員の士気が高まるだけでなく様々なメリットがあります。しかし、どこをどのようにリフォームすれば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、予算内でおしゃれな事務所内装にするための方法や、オフィスデザイン・レイアウト事例を紹介します。
おしゃれな事務所内装にするメリットとは?
おしゃれな事務所内装にすることで、企業として様々なメリットがあります。ここでは、どのようなメリットがあるのかを紹介します。
メリット1:対外的に良い印象を与えられえる
1つ目のメリットとして、おしゃれな事務所内装にすることで、企業のブランディングを強化できることが挙げられます。来訪者に良い印象を与えられるため、必然的に企業の評価も上がるでしょう。また、ホームページに社内の雰囲気を掲載することで、来訪者以外に対してもPRができます。
メリット2:仕事に対するモチベーションが上がる
2つ目のメリットとして、社員全体の仕事に対するモチベーションが上がるということが挙げられます。おしゃれなオフィスで仕事をしていると、気持ちよく作業ができるため全体の士気をあげることができます。直接的に売上アップへ貢献することがなくても、間接的な効果は見込めるでしょう。
メリット3:作業効率が上がる
3つ目のメリットとして、デザイン面だけでなく機能的なことを意識した内装にすることで、作業効率が上がることが挙げられます。作業効率が良くなるような机の配置や、会議室の位置を検討したうえで間仕切り壁を作ることで、無駄のない空間が作れます。社員だけでなく、来客者の動線も意識したレイアウトにすると良いでしょう。
【予算別】おしゃれな事務所内装にするための方法
おしゃれな事務所内装にする方法 | 参考価格 |
仕上材の張替え | 1700円/㎡~ |
照明の変更 | 4000円/箇所~ |
オフィス什器の交換 | 1万円~ |
エントランスをリフォーム | レイアウトによる |
間取り全体を変更 | 10万~30万/坪 |
仕上材の張替え
一番手頃な内装リフォームの方法は、仕上材の張替えです。具体的なエリアとして、壁や天井のクロス張替えや、床仕上の張替えが挙げられます。床仕上に関しては石やタイルのような価格の高いものから、タイルカーペット、塩ビシート、フロアタイルなど低価格な仕上材まで豊富な種類があります。
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照明の変更
照明の変更は、機器の交換だけで明るさや部屋の雰囲気をガラッと変える事ができます。照明機器は、ダウンライトやシーリングライト、ペンダントライト、スポットライトなど様々な種類があるため、オフィスの雰囲気に合わせて選定しましょう。
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オフィス什器の交換
オフィス什器の交換は工事を伴わず、手軽にオフィスの雰囲気を変えることができます。机や椅子、ローパーテーションなど様々な什器の種類があるため、既存の什器と交換するだけでおしゃれなオフィス空間に生まれ変わります。
例えば、価格帯の低いオフィスチェアであれば1万~2万/台程度、オフィスデスクは3万/台から揃えることができます。また、小さなミーティングスペースをローパーテーションで作る(7枚)場合は14万程度となります。
エントランスをリフォーム
ある程度の予算を確保できる場合、エントランスのリフォームもおすすめです。エントランスは企業の顔であり、来訪者が最初に通るエリアのため、おしゃれなデザインにすることで良い印象を与えられるでしょう。エントランスをリフォームする場合、間仕切り工事、照明工事、内装仕上工事、サイン工事、家具工事など複合的な工事が必要となります。
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間取り全体を変更
予算に余裕がある場合は間取り全体を変更するフルリフォームも検討しましょう。間仕切り壁の位置変更や、ミーティングスペースや応接室の新設など様々なリフォームが可能です。ただし、業務を継続しながら工事を行う場合は綿密な調整が必要のため、工事会社と打合せを行い施工順序の計画が必要となります。
事務所の内装をおしゃれにする手順
これまでに事務所の内装をおしゃれにするメリットや方法を解説しました。ここからは、具体的にどのような手順で事務所内装をおしゃれにするのかを紹介します。実際の流れに沿って説明しますので、参考にしてみてください。
①現状の不満や不具合と感じるところを列挙
まずは、現状のオフィスで不満に感じるところや不具合、どのように改善したいかを列挙します。社内でアンケートを取って要望をヒアリングするのも良いでしょう。
不満に感じるところの例でいうと
- 会議室への動線が不便
- 執務スペース狭い
- ミーティングスペースが欲しい
など、どのような小さな問題でも良いので、働きやすいオフィスにするために現状の不満を洗い出しましょう。
②優先順位を付ける
すべての不満や不具合を改善できれば良いのですが、予算の都合上難しいという場合もあるかと思います。そのような場合、優先度の高い順番に並べた上で、どのように改善したいかを考えます。例えば、執務スペースが狭い場合は、使用頻度の低い他の部屋を無くして執務スペースに取り込むといったように、考えられる改善策を挙げてみましょう。
③お問合せ
優先順位と改善策を検討した段階で、一度工事会社へ問い合わせてみましょう。現状のオフィスのどこに不満があり、どのように改善したいのかを工事会社へ伝えることで、解決策を導き出してくれるでしょう。
④現地調査・レイアウト設計
お問合せ後、工事会社による現地調査が必要です。現地の実測や、希望通りのレイアウトが可能かを現地で検討します。現地調査を行ったあと、レイアウト図の作成を行います。図面を作成することで、実際のイメージが沸きやすく、新たな課題を発見できることもあります。
⑤御見積・詳細検討・契約
レイアウト図が完成したあと、御見積を行います。御見積をご確認いただき、予算内におさまっていればそのまま詳細検討・契約へと進みます。しかし、予算内におさまらない場合は、先ほど洗い出した優先順位と照らし合わせて工事の取捨選択を行います。
⑥工事・引き渡し
契約および詳細検討などが完了した段階で、工事を着工します。業務を継続しながら工事を行う際は、日々調整しながら作業を行います。工事が完了したら、検査に立ち会っていただき、問題なければ引き渡しとなります。
おしゃれなオフィスデザイン・レイアウト事例4選
当社では主にオフィス関連の工事を行っております。実際に事務所内装に携わった事例について、工期もふくめて4つ紹介します。
床の張替え・建具の設置
オフィス内に、タチカワブラインドのスライドドア「タチカワプレイスウィング」の設置と、床の張替えを行いました。床については、タイルカーペットからフローリング調のフロアタイルに張り替えました。写真の右側エリアは既存のままとしていますが、床を張り替えるだけで部屋の雰囲気がかなり変わります。
ガラスパーテーションの設置
オフィス内に、ガラスパーテーションで間仕切を施工して会議室を作った事例です。白色のアルミフレーム+強化ガラスの組み合わせで施工しました。パーテーションや造作壁で間仕切を作る際、狭い空間だと閉鎖的に感じますが、ガラスパーテーションにすることで、開放的な空間を演出できます。
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エントランスのリフォーム
オフィスのエントランスを施工した事例です。正面の壁を造作壁で施工し、フェイクグリーンの中に企業ロゴのサインを設置しました。エントランスは企業の顔とも言われるため、おしゃれなデザインにすることでブランディングにもなります。
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オフィス什器の設置
ブラインド工事とオフィス家具の組立設置を行った事例です。大がかりなリフォームをしなくても、オフィス内の什器やカーテン、ブラインドなどを交換するだけでもおしゃれなオフィスに生まれ変わります。こちらの工事は半日で完了しました。
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オフィスデザイン・レイアウト事例4選!事務所の内装をおしゃれにする方法【まとめ】
本記事では、事務所の内装をおしゃれにする方法や、事例を紹介しました。一番重要なことは、予算に合わせて最大限にオフィスの環境を改善するということです。オフィスのリフォームをする場合、クロスなど床壁天井の張替えからフルリフォームまで、方法は数多くあります。まず、現状のオフィスをどのように改善したいのかを決め、予算に応じて工事を取捨選択しましょう。当社では、オフィスの内装工事を行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。