おしゃれなオフィスビルのエントランスを作るポイントと事例を紹介

会社の顔ともいえるオフィスビルのエントランス。魅力的なデザインにすることで、顧客や訪問者に良い印象を与えられます。本記事では、おしゃれなオフィスビルのエントランスを作る上で、重要なポイントや当社での施工事例を紹介します。エントランスのリフォームを検討中の方は、是非参考にしてみてください。

 

オフィスビルのエントランスが重要な理由

オフィスビルのエントランスは、顧客や訪問者が最初に通るエリアでありとても重要な位置付けとなります。おしゃれなデザインにすることで良い印象を与え、企業のブランドイメージ向上にも繋がるでしょう。

 

例えば、物が煩雑に置かれ「ただの入口」といった雰囲気のエントランスと、おしゃれで清潔感があり明るい雰囲気のエントランスがあったとします。当然、後者の方が来訪者に対して良い印象を与えることができます。

 

予算やスペースの制約がある場合でも、設計を工夫することでおしゃれなエントランスを作ることが可能です。オフィスエントランスのリフォームを検討されている方は、企業の印象アップに繋がるということを抑えた上で計画を行いましょう。

 

オフィスビルのエントランスを設計する上で大事なポイント

オフィスビルのエントランスをリフォームする場合、最初に行うのがレイアウト設計です。レイアウト設計は基本的に工事会社が行うものですが、完全にお任せするのではなくデザインやレイアウトの要望を伝える必要があります。とはいえ、どのような要望を出すべきか迷う方も多いかと思います。ここでは、おしゃれなオフィスのエントランスを設計する上で大事なポイントを紹介しますので、要望を出す際の参考にしてみてください。

 

社名や企業ロゴの設置

オフィスのエントランスは会社の顔となる場所のため、社名や企業ロゴを設置するサイン工事が必須となります。シンプルなものとして、サッシのガラスや壁に社名や企業ロゴのフィルムシートを張るという方法があります。凝ったデザインにする場合は立体的にしたり、LEDを付けたり、様々なデザインを選べます。価格や、サインを設置する場所に合わせたデザインを選ぶと良いでしょう。

 

企業に合わせたアクセントカラー

オフィスエントランスだけに限らず、空間のデザインを考える際はメインとなるカラーを最初に選ぶとデザインを考えやすく、企業のイメージカラーなどをアクセントカラーとするのが一般的です。アクセントカラーの使用場所はエントランスの床や壁、受付カウンターなど選択肢は様々です。本記事で紹介する事例などを参考に、自社に置き換えて検討すると良いでしょう。

 

適切な照明の選定

おしゃれなオフィスのエントランスを作るために、内装仕上材など表面的なデザインも重要ですが、適切な照明を選定することが重要です。照明の選び方は、明るさ(照度)と色合い(色温度)と照らし方の3つを組み合わせます。

 

例えば、黒を基調としたデザインの場合は照度を落として、色合いは昼白色(白っぽい色)で、間接照明によりさりげなく照らすと引き締まったデザインを演出できます。また、木目調など優しいデザインの場合は、電球色や温白色などの柔らかい色を選ぶと良いでしょう。

 

エントランスを設計する際、照明設備よりもレイアウトやデザインに目が行きがちですが、照明にこだわることで、さらにおしゃれな空間を演出できます。

 

オフィスビルのエントランスを設計する際の注意点

オフィスビルのエントランスを設計する際、デザインなど見た目だけを重視しがちですが、機能的な部分にもこだわる必要があります。ここでは、オフィスビルのエントランスを設計する際に注意すべき点を紹介します。現状のエントランスが抱える課題感なども考慮した上で参考にしてみてください。

 

動線を意識した設計

オフィスのエントランスは、外部の方が会社を訪問する際に最初に通る場所です。デザインにこだわることも大切ですが、訪問者が迷わないような動線・仕組み作りを意識しましょう。受付スタッフが常駐している場合は問題ありませんが、受付スタッフがいないという企業も多いかと思います。そういった場合、受付用の内線電話を設置したり、応接室へのルートを表示したりするなど、初めて来訪する方でも迷わず行動できるような設計を心掛ける必要があります。

 

また、エントランスから直接応接室へ行くルートを確保するなど、可能な限り物理的な動線も考慮することをおすすめします。

 

セキュリティ対策

オフィスのエントランスは、社内関係者だけでなく来訪者など外部の人も出入りするため確実なセキュリティ対策を実施しましょう。エントランスから社内へと繋がる扉については、すべてセキュリティを設けましょう。シリンダー錠を設置したり、カードキーを設置したり、社内の人間以外が無断で立ち入れないような対策が必要となります。

 

おしゃれなエントランス作りに必要な工事

工事名称 概要
間仕切工事 壁、天井の施工
クロス・ダイノックシート工事 壁、天井、家具などの表面仕上
床張り工事 床の仕上
家具工事 受付カウンター、飾り棚、椅子の設置
サイン工事 社名や企業ロゴの設置
電気設備工事 照明器具、間接照明、スイッチコンセントの設置

 

オフィスビルのエントランスをリフォームする上で、複数の工事が必要となります。完成形となるエントランスから逆算して、どういった工事が必要なのかを工事会社が計画します。本来、工事を発注されるお客様は工事の内容まで把握する必要は無いのですが、見積に「〇〇工事××円」といった形で記載されるため、知識として知っておくと見積書の理解がしやすいでしょう。ここでは、おしゃれなエントランス作りに必要な工事をいくつか紹介します。

 

間仕切(木orLGS+ボード)工事

間仕切(木orLGS+ボード)工事

間仕切工事は、造作壁と呼ばれる間仕切り壁を作る工事です。住宅やオフィスなど身の回りにある室内の壁はほとんどが造作壁です。施工方法として、木の下地か、金属製のLGSと呼ばれる下地を設置し、その上から石膏ボードを張ります。間仕切工事としては、石膏ボードを張って完成なので、クロスや塗装など別の工事によって表面を仕上げる必要があります。

 

クロス・ダイノックシート工事

クロス・ダイノックシート工事は、間仕切壁工事の後に行われ、壁や天井ボードの表面を仕上げる工事です。クロス工事は一般的に壁紙と呼ばれ、壁の表面にビニル系の薄いシートを張る工事です。ダイノックシート工事は、壁の表面にフィルムシートを張る工事です。

 

≫ ダイノックシートとは?内装工事でのメリットや施工事例を紹介

 

どちらも似た工事ですが、ダイノックシートの材質はクロスと異なり、木目調や石調など本物に近いデザインがプリントされています。実際に触ってみないとわからないほどリアルなデザインのため、石や木を壁に張りたいけど施工が難しかったり予算が厳しかったりする場合に重宝されます。

 

床張り工事

床張り工事は、長尺シートやビニルタイルなどを床に張る工事です。タイルや石、フローリングを模したデザインが多く、選択肢が豊富です。本来、タイルや石、フローリングなど厚みのあるものを床に張る場合は、床の高さを下げる必要があるためリフォームの場合かなり大がかりな工事となります。

 

≫ 床工事の種類・費用相場や内装工事依頼前に確認すべき3点!

 

費用もそれなりに発生するため、エントランスのリフォームには適さないといえます。しかし、それらを模したデザインの仕上材を張ることで、価格や手間を抑えた上でおしゃれな床を作ることができるため、リフォームに適した工事といえます。

 

家具工事

家具工事は家具の据付けや家具の材料を現場で組み立てて据付る工事のことで、オフィスのエントランスにおいては受付カウンターや電話を置く台などを設置する工事です。レイアウトによっては不要なケースもありますが、受付を設置する場合には必須の工事となります。

 

市販の家具を設置する場合もありますが、特注で作ることも可能です。現場に合わせたサイズや形状などオリジナルの家具を設置できます。特注の場合は面台を大理石にしたり、足元に間接照明を設置したりと、細部までこだわることができます。

 

サイン工事

サイン工事は、室名シールの貼り付けや店舗の看板設置など、様々な表示を設置する工事です。オフィスエントランスの工事においては、会社名やブランドロゴなどを設置する工事が該当します。

 

≫ サイン工事とは?オフィス内看板の種類や取り付け例を紹介!

 

社名や企業ロゴのシールを作成してガラス面や壁に貼るというシンプルなデザインから、立体的なデザインにしたりLEDにより光らせたりすることも可能です。予算やエントランスの雰囲気に合わせて選択すると良いでしょう。

 

電気設備工事

電気設備工事は、照明器具やスイッチ、コンセントを設置する工事です。デザインにこだわる場合は、照明の照らし方や色合いなど雰囲気に合わせた照明器具を選択すると良いでしょう。また、ダウンライトやベースライト(長方形のライト)だけでなく、凝ったデザインの照明器具を取り入れることでよりおしゃれなエントランスを作れます。

 

≫ 【オフィス照明の選び方ガイド】種類や特徴を知り賢い選択を

 

おしゃれなオフィスビルのエントランス施工事例

当社でオフィスビルのエントランスを施工した事例を紹介します。エントランスのデザインを考える際の参考にしてみてください。

 

エントランスのサイン工事の事例

エントランスのサイン工事の事例

オフィスエントランスを含め3種類のサインを設置した事例です。1つめは、エコカラットの壁に立体的な社名ロゴを設置しました。

 

フェイクグリーンを使用した装飾パネル

2つめは、フェイクグリーンを使用した装飾パネルを設置しております。

 

社名入りのプレートを壁面に設置

3つめは、社名入りのプレートを壁面に設置しました。

 

当社では、サイン工事を自社で施工しており、相場より価格を抑えてご提案させていただくことが可能です。サイン工事のみのご相談でも構いませんので、是非お問合せください。

 

エントランスまわりの工事事例

エントランスまわりの工事事例

エントランスのリフォームを一式施工した事例です。エントランスの壁や床、建具に木目調のデザインを取り入れており、暖かい雰囲気を演出しています。また、社名のサインはフェイクグリーンの中に設置するデザインとしております。

 

エントランスと執務スペースの事例

エントランスと執務スペースの事例

オフィスのエントランスと執務スペースをパーテーションにて施工した事例です。パーテーションは、木目調のパネルとシルバーフレームを採用しており、パーテーションに直接社名のサインを設置しました。

 

ガラスパーテーションの事例

ガラスパーテーションの事例

執務スペースとエントランスをガラスパーテーションにて施工しました。エントランスのスペースが狭い場合でも、ガラスパーテーションを使用することで空間を広く見せることが可能です。当社では、パーテーション工事も行っているため、様々なご提案が可能です。

 

オフィスビルのエントランスは企業のイメージを向上させる重要な場所

本記事では、オフィスビルのエントランスを作るうえでの重要なポイントや当社での施工事例を紹介しました。エントランスは、会社の顔でありブランドイメージ向上のためにも非常に重要な場所です。当社では、エントランスのリフォームに関わるすべての工事を行っております。レイアウト設計からサインのご提案まですべて対応させていただきますので、是非お気軽にお問合せください。

 

 

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