エントランス・受付用パーテーションのおしゃれな施工事例4選

エントランスや受付は、オフィスや塾、クリニックなどの入口に設けられています。パーテーションを使って間仕切ることで、外部からの侵入や騒音を防ぐなどの役割を果します。今回は、エントランスや受付の役割と、どんなパーテーションが向いているかをご紹介し、エントランスのおしゃれなパーテーション事例も解説します。

 

エントランスや受付の役割とは

エントランスや受付の役割とは

オフィスのエントランスは、企業の顔となる場所です。まず、エントランスや受付にはどんな役割があるのかを解説します。

 

お客様をお迎えする

エントランスには、様々なタイプがあります。受付担当者が取りつないだり、タッチパネルがあったり、カウンターに内線電話を置いたりと、スタイルも広さも様々です。共通点は、お客様をお迎えする場所であることです。待ち合いスペースとしての機能も果たすため、ソファやミーティング用のテーブルとチェアなどを置くと良いでしょう。広くても省スペースでも、清潔感があって、おもてなしの心が伝わる空間づくりを心がけて下さい。

 

従業員やデータを守る

オフィスでは、エントランスとワークスペースをパーテーションで間仕切ることで、セキュリティ性がアップします。不審者の侵入や機器類の盗難、情報漏洩などを防ぎ、従業員やデータを守ります。塾やクリニックでも、受付と教室や診察室のゾーンを分けることで、集中できたり、落ち着いて過ごせたりします。

 

イメージアップやモチベーションアップ

エントランスのイメージは、オフィスの第一印象を決めます。ビジネスにおいて第一印象はとても大切です。例えば、明るくナチュラルな雰囲気のエントランスなら、アットホームな印象につながるでしょう。また、エントランスをシャープなデザインにして、企業の先進性を表現したり、落ち着いたデザインで信頼性をアピールしたり、イメージアップに活用できます。また、社員にとっても、明るくておしゃれなエントランスは、帰属意識の向上やモチベーションアップが期待できます。

 

ブランディングやPRに活用

企業のブランディングとは、その会社らしさや、目指す方向性を表現することです。エントランスや受付は、お客様や取引先、就職活動の学生さんなど、多くの人の目に触れるため、企業のブランディングやPRに活用する場所としても適しています。コーポレートカラーや社名サイン、グラフィックなどを使ったデザインや、ディスプレイやモニターを用いる方法などがあります。新商品の展示をして、PRするのも良いでしょう。

 

エントランスや受付に向いているパーテーションとは

エントランスや受付に向いているパーテーションとは

オフィスのエントランスは、人の出入りが多い場所です。ぶつかって倒れやすい衝立やローパーテーションより、頑丈なハイパーテーションが適しています。なかでも、デザインの自由度が高いLGS造作壁や、開放感のあるガラスパーテーションがおすすめです。リーズナブルにすっきりと仕上げたい場合は、アルミパーテーションも良いでしょう。それぞれの特徴を詳しく解説します。

 

LGS造作壁とは

パーテーションのなかでも、デザイン性の高さで選ぶならLGS造作壁がおすすめです。LGS造作壁は、軽量鉄骨と石膏ボード(プラスターボード)で作る壁で、厚みは10㎝程度です。直線だけでなく、壁にカーブをつけることもできます。また、表面仕上げのバリエーションが豊富です。タイルや石材を貼ったり、フェイクグリーンを取付けたり、幅広いデザイン表現が可能で、エントランスをおしゃれに間仕切ることができます。

 

≫ オフィスの造作壁【LGS】

 

ガラスパーテーションとは

ガラスパーテーションは、施工型パーテーションの1つです。施工型パーテーションとは、支柱やパネルなどの部材を組み合わせて建てる間仕切りで、移設が可能です。レイアウト変更や移転の際に解体し、他の場所で再利用できます。ガラスパーテーションの構造は、スチールやアルミ製のフレームにガラスをはめたタイプと、ガラス同士をつなげる連装タイプがあります。

 

スタイルは、上から下までの全面ガラスや、3段や4段に分割されているブロックガラスなどがあります。また、ガラスの種類には、一般的な透明ガラス(フロートガラス)だけでなく、半透明のフロストガラスや型板ガラス、カラーガラスなどがあります。スチールのガラスパーテーションの場合は、ペアガラスや強化ガラスなども選べます。

 

アルミパーテーションとは

アルミパーテーションは、施工型パーテーションのなかで、もっとも安価で使い勝手の良い間仕切りです。主な部材は、アルミ製の支柱と、表面がスチール鋼板のパネル、天井と床のレールです。パーツが少なくシンプルな構造で、他のパーテーションより施工に時間がかかりません。

 

アルミパーテーションは経済的なだけではなく、パネルや支柱のカラーが豊富で、おしゃれな空間がデザインできます。エントランスでは、ホワイトカラーを選んで、明るくスッキリした印象にしたり、木目でアットホームにしたり、ブラックでカッコイイ雰囲気にしたりなど、内装デザインに合わせた色選びをすると良いでしょう。

 

エントランス用パーテーションにおすすめの付随工事

エントランス用パーテーションにおすすめの付随工事

エントランスのパーテーション工事の際に、一緒に検討すべき、おすすめの付随工事をご紹介します。

 

サイン工事

サイン工事

エントランスに必要なアイテムとして、最初に思い浮かぶのが社名サインではないでしょうか。パーテーションとサイン工事をセットで行う事例は多くあります。パーテーションに取付けるサインで、もっとも安価に仕上がるのは、カッティングシートを使う方法です。ガラスには直接貼り、パネルの場合は、アクリルプレートの上に切文字を貼ってから取付けるケースが多いでしょう。

 

立体的なサインは、アクリルやステンレスなどの素材で製作します。サインを光らせて目立つようにしたい場合は、LEDサインを取付けるとスタイリッシュな印象になります。LGS造作壁やスチールパーテーションは壁の内部に電気配線が通せるため、LEDサインに適しています。パーテーションに合ったサインの種類を一覧にまとめたので、検討する際の参考にして下さい。

 

パーテーションに取付けるサインの種類
サインの種類 適したパーテーション 費用
カッティングシート ガラスパーテーション
カッティングシート+アクリルプレート アルミパーテーション他全て
アクリル切り文字 アルミパーテーション他全て
カッティングシート+ステンレスプレート アルミパーテーション他全て
ステンレス切り文字 アルミパーテーション他全て
LED(文字型) LGS造作壁、スチールパーテーション

 

入退室管理システム

入退室管理システム

エントランス用パーテーションのドアに、入退室管理システムのセキュリティ錠を取付ければ、セキュリティ性がアップします。入退室管理システムとは、オフィスなどに出入りする人の記録を残したり、権限を管理したりするシステムです。セキュリティ錠には様々な種類があり、工事不要な簡易的なタイプと、工事が必要なタイプがあります。

 

〈工事不要なタイプ〉

●テンキー式

数字ボタンを使って暗証番号を押して開錠します。低コストで導入できる点や、パーテーション設置後でも、容易に取付けできる点がメリットです。しかし、長く使っているとテンキーが汚れて番号が特定されたり、番号が知れ渡ってセキュリティ性が低くなったりなどのデメリットもあります。

 

●電池式

錠前に電池を入れて使用するタイプで、電子錠と呼ばれています。キーには非接触ICカードや、デジタルテンキーなどが利用できます。デジタルテンキーは、使うたびに数字の配列が変わり、番号の特定がされにくいことがメリットです。また、最近人気があるスマートロックも電池式の製品が多くあります。

 

スマートロックとは、スマートフォンや専用アプリ、指紋・顔認証などを使って開錠させるセキュリティシステムで、BluetoothやWi-Fiなどの無線通信を利用します。遠隔操作や監視もできることがメリットです。電池式は設置が簡単で種類も豊富にあるものの、電池交換の手間がかかることはデメリットと言えるでしょう。

 

〈工事が必要なタイプ〉

●電気錠

電気錠は、電源を使って動く錠前で、工事が必要です。非接触ICカードをはじめ、指紋認証や顔認証など、様々な認証方法の製品が揃っています。電池交換の手間が不要で、出入りが多いオフィスなどに向いています。取付けには、ドアの加工や電気配線工事などが必要なため、パーテーション工事の際に同時に行うと効率が良いでしょう。在席管理や出退勤管理が行える製品もあり、勤怠管理システムとして活用することも可能です。

 

≫ 【パーテーション工事】事務所の間仕切りにかかる費用は?

 

侵入防止バーの取付け工事

侵入防止バーの取付け工事

侵入防止バーは、天井に近い部分のランマ(欄間)をオープンにした際に、外部からの侵入を防ぐために取付けるパイプです。オフィスなどの防音性を重視する場合は、ランマクローズが望ましいでしょう。しかし、ランマクローズにすると、火災報知器やスプリンクラーなどの防火設備や空調の移設・増設工事が必要になる場合があります。

 

工事には費用がかかり、退去時には原状回復も必要です。防音性をそれほど重視しない場合は、費用を抑えるためにもランマオープンがおすすめです。エントランスをランマオープンにしても、侵入防止バーを取付けることでセキュリティ性は確保できます。人が通れない20cm程度の幅で取付け、外部からの侵入を防ぎます。

 

ディスプレイやモニターの取付け工事

エントランスのパーテーションにディスプレイやモニターを取付け、PRやデジタルサイネージに活用するのもおすすめです。ハイパーテーションは工事が必要な分、とても頑丈なため、ディスプレイやモニターも取付け可能です。デジタルサイネージは、ディスプレイやモニターに動画や静止画を表示し、情報発信するものです。エントランスでの待ち時間も飽きさせず、企業のイメージアップやブランディングに活用しましょう。

 

エントランス・受付用パーテーションのおしゃれな施工事例4選

最後に、パーテーションを使ってエントランスや受付をおしゃれにデザインしている施工事例4選を解説します。

 

①フェイクグリーンを使ったナチュラルでおしゃれな事例

フェイクグリーンを使ったナチュラルでおしゃれな事例

LGS造作壁でエントランスを間仕切った事例です。表面には木目クロスを貼り、デザインされた社名サインとカウンターを取付けています。木目はヘリンボーンと呼ばれる柄を選び、フェイクグリーンを合わせることで、ナチュラルでおしゃれな雰囲気になっています。

 

②明るさや透明性が伝わる事例

明るさや透明性が伝わる事例

ブラックフレームのガラスパーテーションでエントランスとワークスペースを間仕切った事例です。入口正面のサインパネルでお客様を出迎え、エントランスからあえて室内を見せるようにして、明るさや透明性を演出しています。

 

③省スペースでもアットホームな雰囲気に仕上げた事例

省スペースでもアットホームな雰囲気に仕上げた事例

木目のパネルを使って、省スペースでもアットホームな雰囲気に仕上げた事例です。オフィス空間に余裕がなかったり、来客が少なかったりという場合、エントランスは省スペースでも設置できます。パーテーションで間仕切ることでセキュリティ性がアップし、ワークスペースでは業務に集中できます。

 

④シンプルで開放感のある事例

シンプルで開放感のある事例

ホワイトのガラスパーテーションにパネルを組み合わせ、シンプルで開放感のある、明るい雰囲気に仕上げた事例です。ワークスペース側には防犯面を意識してドアを取付け、ミーティングスペース側はオープンで誘導しやすくしています。

 

エントランス・受付用パーテーションのおしゃれな施工事例4選【まとめ】

今回は、エントランスや受付に向いているパーテーションをご紹介し、エントランスのおしゃれなパーテーション事例4選を解説しました。エントランスは人の出入りが多いため、頑丈なハイパーテーションが適しています。なかでも、デザインの自由度の高いLGS造作壁や、おしゃれで広々と見えるガラスパーテーション、経済的なアルミパーテーションがおすすめです。また、パーテーションの工事の際には、サインや入退室管理システムの導入を一緒に検討すると良いでしょう。

 

エントランスの施工事例からは、パーテーションの種類だけでなく、カラーによってもイメージが大きく変わることが分かります。企業や店舗のコンセプトに合うものを選び、イメージアップやブランディングにも活用して下さい。

 

 

関連ページ

おすすめの関連記事

オフィスの内装工事を依頼するなら【オフィスボール】

販売業者 オフィスボール株式会社
代表取締役 小玉 聡
許認可等 東京都公安委員会 事務機器商(古物商) 第307761706833号 産業廃棄物収集運搬業許可 東京都 許可番号 第13-00-201060号
本社所在地 〒124-0012 東京都葛飾区立石7-3-1 SHIMADA BLDG 3F
オフィスボール 足立店 〒123-0874 東京都足立区堀之内2-10-18
電話番号 03-5837-4430
FAX番号 03-5837-4429
MAIL info@office-ball.com
URL https://office-ball.com
営業時間 10時〜18時
定休日 土曜 日曜 祝日
タイトルとURLをコピーしました