【間仕切り工事を比較】パーテーション・内装の費用と選び方

間仕切り工事は、主にオフィスの移転・リニューアルの際に行われます。効率的な空間づくりやおしゃれな内装に欠かせません。間仕切り壁には様々な種類があるため慎重に選びたいですよね。間仕切り工事の費用や選び方、事前にチェックすべきポイントについて詳しく解説します。

 

オフィスの間仕切り工事を行うメリット

オフィスの間仕切り工事を行うメリット

まず間仕切り工事を行うと得られるメリットを解説します。

 

効率的な空間づくり

間仕切り工事を行うとオフィスを効率的に使えるようになります。間仕切りによって個々の作業スペースやミーティングスペースなどが設けられ、集中作業と協働の両方を円滑に行えるようになります。 

 

集中しやすい

間仕切りで仕切ると周囲の雑音や気が散る要素が軽減されます。従業員が業務に集中しやすくなるため、業務効率や生産性の改善も見込めます。

 

おしゃれで働きやすくなる

おしゃれ

間仕切り・内装工事を行うとおしゃれで働きやすいオフィス環境を整えられます。オフィスが良くなると従業員の満足度や帰属意識の向上にもつながるでしょう。

 

セキュリティ性アップ

セキュリティ性アップ

間仕切り工事によってゾーンを分けることで、情報漏洩や不正侵入のリスクを低減できます。例えば、間仕切り壁の出入口に入退室管理システムを付けると、無関係な人が勝手にアクセスしづらくなり、機密エリアを分離できます。

 

収納力アップ

間仕切り工事を行うと、壁面が増えてキャビネットを配置しやすくなります。とくに背の高い収納家具は、転倒防止の観点から壁などへの固定が推奨されています。収納力がアップするとオフィスをすっきりと保ちやすくなり、職場環境の改善につなげられます。

 

間仕切りの種類と特色

オフィス間仕切りのラインナップと特色を見ていきましょう。

 

固定式と可動式

間仕切りは固定式と可動式に分類でき、豊富なバリエーションがあるため一覧で紹介します。

 

固定式 可動式
・施行型パーテーション ・スライディングウォール
 └アルミパーテーション ・ローパーテーション
 └スチールパーテーション ・折りたたみパネル
 └ガラスパーテーション ・アコーディオンパーテーション
・造作壁 ・スクリーンパネル

 

固定式の2つの手法

オフィスで広く活用されているのが、床や天井に留める固定式の間仕切りです。例えば部署毎に仕切ったり、会議室などの個室を設けたりするときに利用されています。固定式の間仕切り工事においては『施工型パーテーション』又は『造作壁』を選択できます。

 

施工型パーテーション

〈特色〉

  • 移設が可能
  • 既成サイズの部材を現場でカット&組み立て
  • アルミ、スチール、ガラスの3種類から選べる

 

〈素材別の分類〉

施工型パーテーションは素材別で次の3つに分類できます。

 

アルミパーテーション

アルミパーテーション

 

≫ アルミパーテーションとは?メリットデメリットや施工事例を紹介

 

スチールパーテーション

スチールパーテーション

 

≫ スチールパーティションの性能や価格を徹底比較!事例4選も解説

 

ガラスパーテーション

ガラスパーテーション

 

≫ ガラスパーテーションを施工方法には種類がある【プロが解説】

 

造作壁

〈特色〉

  • 直線も曲線も可能
  • 仕上げデザインのバリエーションが豊富
  • 移設はできない

 

〈仕上げ材の種類〉

表面仕上げには多彩な材料が利用できるためデザインの幅が広がります。例えば次のような素材を選べます。

 

  • クロス
  • 塩ビシート
  • 塗装
  • 左官
  • タイル
  • 石材
  • グリーン

 

固定式の特色と性能比較

種類 厚み パネル表面材 支柱 芯・裏打材 不燃性 遮音性 耐震性
施行型
パーテーション
アルミ
パーテーション
4~5㎝ 焼付塗装鋼板 /ポリエステル/化粧合板 アルミニウム押出し形材 ペーパーコア

不燃コア

×

(不燃タイプは〇)

スチール
パーテーション
6~8cm 焼付塗装鋼板 スチール 石膏ボード

(耐震タイプ有)

ガラス
パーテーション(アルミ)
4~5㎝ ガラス(透明 / 型板 / 網入等) アルミニウム押出し形材 ×

(不燃タイプは〇)

ガラス
パーテーション(スチール)
6~8cm ガラス(透明 / 型板 / 網入等) スチール

(耐震タイプ有)

造作壁 10~15cm クロス・塗装・タイル等 木/軽量鉄骨(LGS) 石膏ボード

(下地・仕上材による)

 

間仕切りの「ここがスゴイ!」ポイント

著者は以前パーテーションや内装工事の営業をしていました。著者が考える間仕切り毎の「ここがスゴイ!」ポイントを紹介します。選ぶ際の参考にして下さい。

 

アルミパーテーションはここがスゴイ!

アルミパーテーションのここがスゴイ

  • リーズナブル
  • 片側から組み立て可能

 

アルミパーテーションは固定式の間仕切り工事のなかで一番リーズナブルです。また、著者がとくに紹介したいのは、間仕切りの片側しか作業スペースがなくても建てられることです。

 

一方で、スチールパーテーションは両側に作業スペースを要するのに対し、明確な利点があります。例えば、エレベーター付近や窓際などの狭い場所でも工事が可能です。

 

スチールパーテーションはここがスゴイ!

スチールパーテーションのここがスゴイ

  • 厚さ6~8㎝程度で高性能(不燃性・耐震性・遮音性)
  • 見た目がスマート

 

スチールパーテーションは、すっきりとした見た目と性能の高さが魅力です。不燃性や耐震性を備えているため安心して利用できます。

 

また、遮音性も良好なため、ミーティングルームや個別ブースなどに向いています。グラスウールやロックウールを充填すると、さらに防音効果がアップします。

 

ガラスパーテーションはここがスゴイ!

ガラスパーテーションはここがスゴイ!

  • 明るくておしゃれ
  • 高性能タイプも揃う

 

ガラスパーテーションを用いるとグンとおしゃれになります。室内外に明るさが届き、圧迫感がありません。著者がとくにおすすめしたいのはブロックスタイルです。

 

デザイン性が高いだけでなく、人や物がぶつかってもフレームがあることで割れにくいという安心感があります。また、ダブル(ツイン)ガラスを使ったタイプは、高い遮音性や耐震性を確保できます。

 

造作壁はここがスゴイ!

造作壁はここがスゴイ!

  • 形状やデザインの自由度が高い
  • 間接照明やニッチ(掘り込んだ飾り棚)も可能

 

造作壁は波状や曲線状に建てることも可能で、デザインの自由度が高いことが魅力です。とくに著者が利点だと考えるのは、掘り込んでニッチと呼ばれる飾り棚を設けたり、表面にグリーンを付けたりなど、ほかの間仕切りにはできない凝ったデザインが可能なことです。LEDサインや間接照明との相性も抜群です。

 

間仕切り工事の選び方

重視するポイント別に選ぶべき間仕切りを解説します。費用比較の一覧も紹介し、金銭面での不安も解消します。

 

重視ポイント別のベストチョイスはどれ?

防音性重視

防音性重視ならスチールパーテーション又は造作壁がうってつけです。どちらも中に空洞がある事、石膏ボードを使用している事の2点が共通しています。空洞があるため、防音性や断熱性に優れたロックウールやグラスウールなどを充填でき、遮音性の高い個室が作れます。

 

石膏ボードは石膏を芯材とした建材で、プラスターボードとも呼ばれています。遮音材のフタのような役割を果たし、防音効果を高めてくれます。     

 

見栄え重視

見栄え重視

スタイリッシュに見せたいならガラスパーテーションがおすすめです。とくにスチールタイプは、枠が細くて目立ちにくく、スッキリと見えます。さらに、支柱の数が少ないガラス連装タイプは、ガラスが4、5枚連なっているため美しさが際立ちます。

 

また、アルミタイプは少し枠が太いため、インダストリアルな雰囲気を演出したいときに向いています。

 

コスト重視

コスト重視

費用を抑えつつ間仕切り工事を行いたいならアルミパーテーションがベストです。中古品を使うとさらにコストダウンできます。

 

≫ 中古のパーテーション工事とは?組み合わせの例や参考費用も紹介

 

新品と中古を両方扱っているパーテーション業者なら、中古品だけで希望のレイアウトが組めない場合、不足分に新品の部材を使ってくれます。上手に中古品を取り入れることで、コストを抑えられます。

 

独創性重視

ユニークなデザイン表現をしたいなら造作壁が向いています。施工型の仕上げは焼付塗装が一般的なことに対し、表現のバリエーションが豊富です。例えば、壁を曲線状に建てたり、間接照明を取り付けたり、表面仕上げにグリーンを使ったりなど、インテリアに合わせた個性的な表現が可能です。

 

とくに、エントランスのサインパネルや重厚感のある内装が求められる役員室などには、凝ったデザイン表現が可能な造作壁がおすすめです。

 

間仕切り工事の費用比較

予め間仕切り工事に掛かるおおよその費用を知っていると選ぶ際に安心です。コスト比較表で確認して下さい。

 

種類 項目 分類 一般的な費用相場 オフィスボールの価格
新品(w900)  新品 中古
施工型

パーテーション

材料費 アルミパーテーション 25,000円程度 12,000円~ 7,400円~
スチールパーテーション 40,000円程度 22,500円~ 12,400円~
ガラスパーテーション(アルミ) 40,000円程度 14,080円~ 12,900円~
ガラスパーテーション(スチール) 70,000円程度 29,500円~ 25,800円~
施工費 15,000円~50,000円/㎡ 程度
運搬費 50,000円程度
養生費 5,000円~20,000円程度(範囲による)
残材処分費 20,000円~50,000円
諸経費 全体の5%~10%程度
造作壁 現場調査後お見積り

 

間仕切り工事の事前チェックポイント3選

工事前にオフィス内で確認しておくべき点を解説します。

 

『内装制限』の対象になる?

間仕切り工事を行うオフィスが内装制限の対象なのか、パーテーションの専門業者や管理会社に確認が必要です。対象の場合は、建築基準法および消防法に準じて内装の材料などが規制され、火災時の延焼防止と避難確保を目指します。

 

間仕切り工事でも不燃タイプを使用しなければなりません。主に大規模な建物や高層階のオフィスに適用されます。ただし、緩和措置やビル独自のルールも存在するため留意して下さい。

 

工事の時間に制約がないか

間仕切り工事は大きな音や振動が発生します。部材をカットしたり、電動ドリルで固定したりするためです。賃貸オフィスでは、工事は業務時間外に行うように決められている場合があります。

 

一般的に深夜・休日の工事は費用が高くなることが多いため、見積り前にオフィスビルの規約を調べておきましょう。また、間仕切り工事についての申請や搬入車両の届出などについても、ビルの管理室や管理会社などに聞いておくと安心です。

 

天井の高さ

間仕切り工事の前には天井の高さの確認も大切です。高さによっては間仕切りの選択の幅が狭まります。例えば、一般的な施工型パーテーションは3m程度の天井高まで設置が可能です。なかには工場用などで6m程度まで対応できる製品もあるものの、種類は限定されます。

 

また、既存のパーテーションを他の場所に移す際は、移設先の天井高の確認が必須です。もし天井が高くなる場合には、既存の支柱やパネルを再活用できないことがあります。早めに専門業者に現地調査を依頼しましょう。

 

間仕切り工事で使いやすくおしゃれなオフィスに

間仕切り工事の費用や選び方、事前にチェックしておくべきポイントを解説しました。オフィスで間仕切り工事を行うと、集中しやすくなったりセキュリティ性が良くなったりというメリットが見込めます。

 

固定式の間仕切りには、施工型パーテーションを使う手法と内装工事で造作壁を建てる手法の2つがあります。汎用性の高い施工型とデザイン表現の幅が広い造作壁、どちらを選ぶべきかは用途や重視するポイントなどによって変わります。ぜひ自社にとってのベストチョイスを見つけて下さい。

 

 

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