パーテーション・間仕切りを設置する際は、材料費以外にも施工費や運搬費など様々な費用が発生します。本記事では、パーテーション・間仕切りを設置する際の値段や内訳について紹介します。パーテーション工事を行う当社が、費用を抑える方法についても解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
パーテーション・間仕切りの値段内訳
パーテーション・間仕切りを設置する際は、様々な費用が発生します。会社によって、内訳を細かく表記する場合や、総額のみを一式で表記する場合がありますが、ここで紹介する費用は必ず含まれています。相見積もりなどで見積比較を行う際の参考にしてみてください。
パーテーション・間仕切りの材料費
パーテーションや間仕切りを設置する際は、工事の有無に関わらず材料費がかかります。材料費とは、パーテーションの場合はパネル・ガラスやフレームの費用です。造作壁の場合は下地材とボード材、クロスなどの仕上材の費用が該当します。
施工費
施工費は、工事が発生する場合に必ず必要な費用です。パーテーションや造作壁は、現場にて職人が施工を行う必要があるため、職人の費用が該当します。工事が発生しないローパーテーションの場合は施工費は発生しません。
運搬費
運搬費は、材料を工場などから現場へ運ぶ費用です。運搬に使用する車の費用やガソリン代が該当します。高速道路を使用する場合は別途通行料も加算されます。
小運搬費
小運搬費とは、現場に運搬された材料を、施工場所に運搬するための費用です。材料が少量の場合は施工する職人が運びますが、施工量が多い場合は荷揚げ専用の人員を配置する場合があります。また、階段を使用した搬入や施工場所までの距離が遠い場合は、費用が割高になる場合もあります。
残材処分費
残材処分費は、梱包材や、パネルやフレームをカットした端材を処分する費用です。パーテーションは工場にて加工を行うため、現地での加工が少なくほとんど残材が発生しませんが、造作壁の場合は現地にて加工を行うため残材が多く発生します。
諸経費
諸経費は工事会社により異なりますが、工事価格の5%~10%程度で設定されることが一般的です。現場管理費や会社の運営に必要な費用が諸経費に該当します。諸経費を表記しない場合もありますが、その場合は工事価格に上乗せされていると考えて良いでしょう。
解体を伴う場合の費用
既存のパーテーションや間仕切りの解体が必要な場合は、解体費・解体材料の小運搬費用・運搬費用・廃棄処分費が別途発生します。小運搬・運搬費用・廃棄処分費用といった新設工事と項目が重なる場合は、新設工事の費用と合算されることもあります。
パーテーション・間仕切りの費用例
材料費 | 7,400円~(税別) |
施工費 | 施工数量による |
運搬費 | 施工数量、距離、搬入ルートによる |
残材処分費 | 施工数量、間仕切り種別による |
諸経費 | 5%~10%程度(目安) |
アルミパーテーションのパネル価格
アルミパーテーションは、新品の場合W900またはW890のパネル1枚あたりの材料費は12,000円~(税別)です。中古パーテーションを利用する場合は、当社の間仕切りとしては最安値の7,400円~(税別)となります。
スチールパーテーションのパネル価格
スチールパーテーションは、新品の場合W900またはW890のパネル1枚あたり材料費は22,500円~(税別)です。中古パーテーションを利用する場合は、12,400円~(税別)となります。
ガラスパーテーションのパネル価格
ガラスパーテーションは、新品の場合Wパネル1枚あたり材料費は14,080円~(税別)です。中古パーテーションを利用する場合は、ガラス再利用の有無により費用は異なるため、見積りが必要です。
ローパーテーションの値段
ローパーテーションは、商品・サイズにより価格が異なりますが、当社が運営するオフィス家具の通販サイト「ファニチャー」掲載商品で1枚あたり25,080円となります。材料の購入のみで、設置は発注者様で行う場合は施工費は発生しません。
造作壁の制作費用
造作壁は、下地材(LGS or 木軸)、ボードの種類、表面仕上材により価格が異なります。見積り上では㎡あたりの単価で表現され、価格の目安としてはクロス仕上げの場合は6,200円/㎡~、塗装仕上の場合は6,000円/㎡~となります。
パーテーション・間仕切りのコストを抑える7つの方法
パーテーション・間仕切りを設置する際、限られた予算の中でより良い工事を行うためには、無駄な部分を省くことが必要です。ここでは、実際に工事を行う当社がおすすめするコストを抑える方法を紹介します。
その1:アルミパーテーションの設置
最も低予算で間仕切りを設置する場合はアルミパーテーションがおすすめです。アルミパーテーションは、遮音性や防火性といった機能性は低いですが、材料コストが安いため、予算が限られている場合におすすめです。とにかく部屋を区切るための間仕切りを設置したいといった場合はアルミパーテーションを選定すると良いでしょう。
その2:欄間オープンタイプの選定
欄間オープンタイプにすることで、若干の材料コスト減につながります。また、欄間をオープンにすることで、消防設備の増設が不要となるケースがあります。既存の防災設備の配置や、オープンにする欄間の高さなどの条件により異なりますが、防災工事を不要にすることができます。
その3:中古パーテーションの採用
新品パーテーションよりも中古パーテーションを採用することで、材料コストを抑えることが可能です。在庫状況によりデザインバリエーションが絞られるため、デザインなどは気にしないという方は中古パーテーションをおすすめします。当社では、中古パーテーションを取り扱っておりますので、ご希望の際はお問い合わせください。
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その4:不要パーテーションの買取
既存のパーテーションを解体処分する予定の場合、買取を検討しても良いでしょう。当社では、パーテーションの買取も行っておりますので、状態次第ではありますが、買取が可能な場合は工事費から買取価格分を減額させていただきます。
その5:不要家具の買取
パーテーションだけでなく不要家具の買取も行っております。リフォームや移転の際に、不要な家具が発生する場合は、買取を検討しましょう。当社でも買取可能ですので、お気軽にご相談ください。
≫ オフィス家具買取おすすめ業者5選!注意点や高く売る方法も解説
その6:当社のリユースプランを利用
当社では、パーテーションを新設されたお客様に限り、将来的な撤去工事を無償でお引き受けするリユースプランをご用意しております。賃貸オフィスなどで、将来的な撤去が必要な場合は、ご相談ください。
その7:相見積もりを徴収
パーテーション工事に限りませんが、相見積もりを徴収することで、適正価格にて工事を行うことが可能です。当社では、最低でも3社から見積りを徴収することをおすすめしており、プランやお見積り金額を吟味した上で業者選定を行いましょう。
当社のパーテーション施工事例
当社施工の間仕切り・パーテーションの事例を紹介します。
アルミパーテーション
執務室、施術室の間仕切りをアルミパーテーションで施工した事例です。内装デザインに合わせて、ブラックフレームとブラックパネルを選定しております。3段ブロックタイプのパーテーションを使用し、下段をオープンにしたり、中段をガラスにしたりとお客様の要望に合わせてカスタマイズしております。ブロックパネルを採用することでデザインバリエーションが豊富になるため、様々なカスタマイズが可能となります。
スチールパーテーション
会議室、執務室にスチールパーテーションの設置を行った事例です。スチールパーテーションは遮音性が高く、会議室や執務室だけでなく応接室といった音漏れが気になる部屋で採用されることが多い間仕切りです。アルミパーテーションと構造が異なり、内部に石膏ボードが裏打ちされており、状況によってグラスウールを充填することもあります。必要な遮音性能によって材料価格が異なるため、専門のスタッフがヒアリングさせていただきます。
ガラスパーテーション
オフィス内に執務室と会議室のガラスパーテーションを設置した事例です。3段ブロックのフレームにて施工を行いました。下段部分のガラスは透明の一般ガラスを施工し、中段、上段ガラスはタぺシートを貼って室内が見えない仕様にしております。
ローパーテーション
オフィスの面談スペースにローパーテーションを設置した事例です。ローパーテーションは、床置き型のため、ご自身で設置することも可能ですが、設置をご依頼いただく場合もございます。
造作壁
オフィス内に造作壁を新設した事例です。造作壁は、壁厚、遮音性、表面仕上げ、巾木をご要望に応じて自由に設定することが可能です。今回は、木目調のクロスに、アイボリー系の巾木を選定しました。造作壁は表裏で仕上げ材を変更することもできるため、好みのデザインの間仕切りを作りたい場合におすすめです。
予算に合わせたパーテーション・間仕切りを選定しましょう
本記事では、パーテーション・間仕切りの値段や価格構成、コストを抑える方法について解説しました。材料の価格は一定ですが、現場の状況や施工数量などにより価格が変動するため、お見積りを依頼することをおすすめします。当社では、現地調査及びお見積りを無料で承っております。また、ご予算に合わせたコスト削減提案なども行いますので、お気軽にお問い合わせください。