オフィスにおしゃれな会議室を新設したい。オフィスの一角を間仕切りしてレイアウトを組み合わせておしゃれなボックス型の休憩室を作りたい。エントランスからすぐの場所にパーテーション工事のみで簡易的な待合室を新設したい。それなら、パーテーション工事のプロが最近流行りのおしゃれなパーテーションをご紹介します。
パーテーションとは?パーテーションの構造

パーテーションは、骨格となるフレームでパネルを支える構造です。そのため、1枚のパネルにはそれを囲うフレームが枠のように四方を支えることになります。アルミパーテーションの場合、1枚のパネルをフレームで支えるという構造のため、フレーム部分が露出せざるを得ません。それに対して、スチールパーテーションでは、表側と裏側の2枚のパネルでフレームを挟むように組み立てるため、フレームが隠れてすっきりした見た目になります。ところが、ガラスパーテーションの場合、パネルがガラスで透明なため、スチールパーテーションでも中のフレームが見えてしまうという問題があります。
見た目がすっきりする代わりにガラスの厚みが増す?2辺で支えるガラスパーテーションがおしゃれ!
従来の無機質なパーテーションではなく、ガラス製の開放的なパーテーションを導入する場所が増えてきました。中の様子をしっかり見せたい店舗に用いられることが多いですが、最近では光をしっかり取り込んで開放的な雰囲気を演出したいというニーズから多くのオフィスでも採用されています。ここでは、ガラスパーテーションの設置を検討する方のために、支え方によるガラスの厚みの違いをお伝えしましょう。
» ガラスパーテーションを施工方法には種類がある【プロが解説】
ガラスパーテーションをすっきり見せる方法
これはガラスパネルの上下左右の四方をフレームで囲う場合です。天井と床の上下2箇所のみで固定する方法で設置すれば、パネルの左右にフレームがこないため、一面ガラスのフラットな見た目になります。ただしこの場合、フレームが上下2箇所だけになるため、支えが少なくなる分、強度が弱くなるのが問題です。この問題をクリアするには、パネルであるガラスを通常より厚くすることによって強度を高める必要があります。パネルの4辺をフレームで支える設置方法と2辺のみを支える設置方法では、ガラスの厚みが変わってきます。具体的な例を挙げると、通常の上下左右の4辺をフレームで支える方法では、1800mm×900mmのガラスパネルならその厚みは5mm程度です。一方、このサイズのガラスを2辺で支えようと思うと、ガラスを8~12mm程度に厚くする必要があります。ガラスが厚くなることで強度が増すわけですが、当然ながらその分ガラスの重量は大きくなり、価格も高くなることに注意してください。施工も難しくなります。
ガラスの厚みが増すほど高額になる
2辺のみの支えにすれば、ガラスパーテーションをすっきり見せることは可能です。ただし、それにはガラスをぶ厚くする必要があるため、通常より費用は高額になることを覚えておきましょう。特にこだわりがないなら、4辺で支える方法が安くできるのでおすすめです。
フレームが目立たないものも?最近のガラスパーテーション
最近のオフィスや店舗では、そのデザイン性の高さや開放感から間仕切りにガラスパーテーションを採用するところが増えています。そんなおしゃれなガラスパーテーションですが、パーテーションである以上、それを支えるフレームをどうするかという問題があります。
スチールパネルならフレームは隠れるが、ガラスパネルでは中のフレームが見えてしまう
パーテーションには、まず大まかに分けてアルミパーテーションとスチールパーテーションの2種類があります。このアルミとスチールというのは、パーテーションのフレーム部分の材質のことです。アルミとスチールによってパーテーションの組み立て方に違いがあります。アルミパーテーションでは、フレームを支柱として1枚のパネルの両側から挟み込む構造です。そのため、フレームが表側に露出せざるを得ず、それが目地として目立ってしまいます。一方、スチールパーテーションは、2枚のパネルを使って、フレームを表側と裏側から挟み込むように組み立てるのが特徴です。この構造のために、通常のパネルを使用した時はフレームが内部に隠れて見えなくなります。目地をなくしたフラットな仕上がりにできるのが大きな特徴です。フレームが隠れるスチールパーテーションは、オフィスをスタイリッシュに演出するのに最適なアイテムですが、ガラスパーテーションとなるとまた別の問題があります。
【コツ①】フレームが目立たないおしゃれなガラスパーテーションの登場
ところが、最近ではフレームが目立たないガラスパーテーションも登場しています。素材に透明な樹脂を用いたフレームを使えば、従来のスチールフレームよりも主張を抑えることが可能です。さらに、最近ではフレームレスのパーテーションも登場しました。ただし、フレームを使わずにパネルを支えるには、その分ガラスを分厚くする必要がありますし、特殊な方法でガラスを接着するため、どうしても従来のパーテーションよりも費用は高額になります。しかし、フレームレスのガラスパーテーションは非常にスタイリッシュかつ、おしゃれな見た目です。費用は高くなりますが従来にない仕上がりになりますので、興味のある方は施工業者に相談してみてはいかがでしょうか。
無骨なイメージが一新!カラーパネルのおしゃれなアルミパーテーションも登場
スチールパーテーションと比べて、アルミパーテーションはフレームがむき出しになるためどこか垢抜けないイメージがありました。そのため、スタイリッシュに空間を仕切る時はスチールパーテーションを選ぶという傾向がありましたが、最近ではカラーパネルの登場によってアルミパーテーションのなかにもかなりデザイン性の高いものが増えています。
見た目で敬遠されていたアルミパーテーション
アルミパーテーションは、スチールパーテーションとの組み立て方の違いにより、どうしても支柱となる部分が露出してしまいます。アルミパーテーションはスチールパーテーションより軽量で低コスト、設置にも時間がかからないなどのさまざまなメリットがありますが、この見た目の無骨さによって敬遠される傾向があったことも事実です。
パネル部分がカラフルでおしゃれなアルミパーテーションの登場
そんなアルミパーテーションのデメリットですが、今ではそれを解消した製品が次々と登場しています。組み立て方自体は従来と同じなのでフレームは露出するのですが、中にはめ込むパネル部分のカラーバリエーションを多彩にすることによって、フレーム部分をアクセントとしてそれもデザインの一部にするという新しい考え方です。スチールパーテーションと見比べると無骨で無機質な印象を与えることの多かったアルミパーテーションですが、パネルのカラーを工夫することで、もはやスチールパーテーションにもデザイン性では負けていないと言えるでしょう。また、パネルだけでなく、支柱となる部分のアルミフレームのカラーも種類が増えています。シルバーだけでなく黒や白などのアルミフレームも選べる製品があるので、それをカラフルなパネルと組み合わせることによって、ぱっと見ではパーテーションとわからないような、おしゃれ空間を演出することも可能になります。
【コツ②】アルミパーテーションのメリットを生かしてカラフルにオフィスをレイアウト
アルミパーテーションは、スチールパーテーションと比べて低価格かつ短納期での設置が可能です。最短なら注文した翌日に、特注でも10日前後で完成するでしょう。オフィスのレイアウトを早急に変える必要がある時などに重宝します。遮音性はスチールパーテーションと比べると劣りますが、用途や設置場所を工夫することでそのメリットを十分に活かせるはずです。フレームやパネルのカラーでお好みのデザインにオフィスを彩ることもできますし、アルミパーテーションが活躍できる場は今後広がるでしょう。
» パーテーション【リユース品・中古】1枚あたりの価格¥7,400~
シックでスタイリッシュ!黒いパネルのおしゃれなスチールパーテーション
以前は単に間仕切りや目隠しなどに使用されることの多かったパーテーションですが、最近ではデザイン性にこだわったおしゃれな製品も増えています。パーテーションは、フレームとパネルの組み合わせによってお好みのデザインに仕上げることが可能です。ここでは、パーテーションの材質による違いと、最後に、シック(chic)でスタイリッシュな黒を基調としたスチールパーテーションを紹介します。
» スチールパーテーションとは?構造による期待できる防音効果
アルミパーテーションとスチールパーテーションの違い
まずはフレームの材質の違いによってパーテーションにどのような特徴が生まれるかを押さえておきましょう。パーテーションの骨組みであるフレームには、大きく分けてスチールとアルミの2種類があります。その特徴の違いを挙げると、頑丈で防音性や断熱性に優れているのがスチールパネル製で、軽量で安価なのがアルミパネル製です。材質の違いが機能に大きくかかわることがわかりますが、スチールとアルミの違いはそれだけではありません。見た目にも大きな違いがあります。アルミパーテーションの場合、フレームとフレームで1枚のパネルを挟むように組み立てます。つまり、1枚のパネルを骨組みのアルミフレームが囲う形です。そのため、露出したアルミフレーム部分が目立ち、どこか無機的な印象を与えます。一方、スチールパーテーションの場合、2枚のパネルでフレームを挟み込むように組み立てるため、設置した時にフレームがパネルで隠れて見えません。そのため、一面フラットになり、既存の壁と同じような見た目に仕上がります。スチールパーテーションの方がアルミパーテーションよりもスッキリとした見た目に仕上がりやすいということです。
【コツ3】黒いスチールパネルでスタイリッシュにおしゃれに
今ではパーテーションのパネルにもさまざまな種類があり、そのカラーバリエーションも豊富です。黒いパネルを採用することでスタイリッシュに仕上がります。アルミパーテーションでも黒いパネルを使用することによって多少シックになりますが、フレームが隠れるスチールパーテーションの方がよりシックでスタイリッシュ、クールに仕上がるのでより洗練された雰囲気を出したいならスチールパーテーションがおすすめです。最近はアルミパーテーションにもおしゃれなものが増えていますが、フレームの見えないスチールパーテーションの方がより洗練された雰囲気を高めるのに便利でしょう。おしゃれな黒いパネルを採用して、モダンでシックなオフィス空間を演出してみるのもいかがでしょうか。
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パーテーション・おしゃれな間仕切り施工でオフィスが大変身【まとめ】
パーテーションでおしゃれなオフィスに変身させるコツを紹介しました。ここまでにご紹介したフレームレスのガラスパーテーション、カラーパネルのアルミパーテーション、オールブラックのスチールパーテーションで、是非あなたが理想とするおしゃれなオフィスを完成させてください。