おしゃれなオフィスの壁?レイアウト・デザインの考え方と施工事例

オフィスの壁は部屋の大部分を占めるため、オフィスの印象を決める一番重要な部分といっても過言ではありません。おしゃれな壁を設置することで、対外的に良い印象を与えるだけでなく、会社全体の士気も高まるのではないでしょうか。本記事では、おしゃれなオフィスの壁を設置するための手順や知っておくべき知識を紹介します。是非参考にしてください。

 

オフィス壁の種類

オフィス壁の種類

オフィスの壁といっても大きく分けて2つの種類があります。「造作壁」と「パーテーション」があり、その2つを組み合わせてオフィスの空間を作ります。使い分けとしては用途や建物の状況により様々ですが、基本は造作壁で施工し、部分的にパーテーションを設置するというのが一般的です。レイアウトによってはすべてパーテーションにて間仕切りを設置するという場合もあります。

 

特徴 造作壁 パーテーション
価格 6,000円/㎡~ 12,000円/枚~ ※材料費
デザイン性 豊富 シンプル
工期 最短2日(数量による) 最短1日(数量による)
移設・増設 対応不可 対応可
遮音性 対応可 一部対応可
不燃性 対応可 一部対応可

 

「造作壁」と「パーテーション」では、特徴も大きく異なります。機能や用途によって使い分けが必要なため、それぞれのメリットやデメリットを含めて紹介します。

 

造作壁

内装工事における「壁」といえば一般的に造作壁を指す場合が多く、最も使用頻度が高い壁です。下地からボード、表面仕上げまですべて現地で加工して施工するため、汎用性が高いといえるでしょう。また、遮音性能を高めたり、耐火ボードを使用して防火区画壁としたり、様々な機能を持たせることができます。

 

デメリットとしては、現地で加工するために施工手間がかかることと、移設ができないと言う点が挙げられます。パーテーションと違い、1つの壁を作るために最低でも2つの工事が必要なため、施工日数がかかります。さらに、現地で材料を加工して壁を作るため、移設や引っ越しができません。ベースは造作壁として、将来的に移設や増設が必要なエリアはパーテーションの壁を作ると良いでしょう。

 

パーテーション

パーテーションは金属フレームを使用した壁のことで、形状としては欄間(パネル上部)がオープンのタイプと欄間クローズのタイプを選ぶ事ができます。造作壁に比べて短工期で施工することができ、さらに移設や増設が可能な壁です。設置箇所の実測後、工場でパネルを製作して現地で組み立てるため、スムーズな施工が可能となります。パーテーションは3種類あり、それぞれ価格や機能が異なります。

 

アルミパーテーション

アルミパーテーションは軽量で価格が安いパーテーションです。デメリットとしては、遮音性能が低いことと、不燃性能が無い製品が多い事が挙げられます。遮音性など気にしないエリアにおいて壁を設置する場合には適しています。

 

≫ アルミパーテーション

 

スチールパーテーション

スチールパーテーションは、遮音性能に優れており、さらに不燃性能を持つため、機能的には造作壁に劣らないといえます。デメリットとしては、価格が高いことが挙げられます。

 

≫ スチールパーテーション

 

ガラスパーテーション

ガラスパーテーションの一番のメリットは優れたデザイン性です。シャープなフレームにガラスをはめ込む仕様のため、見た目がおしゃれなだけでなく解放感のある印象を与えることができます。デメリットとしては、アルミパーテーションより価格が高いことと、遮音性能が低いことが挙げられます。

 

≫ ガラスパーテーション

 

おしゃれなオフィス壁を作るための6つの手順

おしゃれなオフィスの壁を作るためには、デザインやレイアウトなど理想のイメージを思い描いた上で工事会社に相談すると良いでしょう。理想のイメージを描くためには、ある程度の知識を知っておく必要があります。ここで紹介する手順を確認し、理想のオフィスの壁を作るための準備をしておきましょう。

 

1. 部屋のレイアウトを決める

まず最初に部屋のレイアウトを決めます。レイアウト設計については、工事会社に丸投げでも良いのですが、ある程度希望のレイアウトを決めておくことで、理想の空間を作ることができるでしょう。執務スペースや会議室など、おおまかなレイアウトと、おおよその部屋の広さを決めておきましょう。

 

2. 壁の種類を決める

レイアウトの設計が終われば、壁の種類を決めます。移設や増設などの予定が無ければ造作壁を選定しておけば間違いないでしょう。デザインにこだわらないような場所や、遮音性など必要が無い壁を設置する際は、パーテーションに変更することでコストを抑えることもできます。判断が難しい場合は、工事会社に相談することで最適なプランを提示してくれるでしょう。

 

3. デザインを考える

壁のデザインを考える際、具体的なアイデアが思いつかない場合はインターネットなどでおしゃれなオフィスの画像を検索し、自分の理想に近い雰囲気のものを探しましょう。パーテーションでおしゃれな壁を作る場合は、ガラスパーテーションがおすすめです。造作壁については、クロスやダイノックシート、エコカラットで仕上げることでおしゃれなオフィスを作ることができるでしょう。

 

4. お問合せ

理想のイメージが固まれば工事会社に問合せをしましょう。当社では、オフィスにおけるパーテーションや造作壁の施工実績が多数あります。是非、理想の空間を作るお手伝いをさせて頂ければと思います。後ほど、当社での施工事例を紹介しますのでそちらも参考にしてみてください。

 

5. 現地調査、レイアウト設計

当社にお問合せいただければ、無料で現地にて打合せ及び、現地調査をさせていただきます。現地で実測などの調査を行った後、お客様の希望に沿ったレイアウトを設計します。

 

6. お見積り、契約、施工

レイアウトが決定した後、お見積り、契約、施工へと移らせていただきます。オフィスにて業務を行いながら工事をする場合は、なるべく業務に支障が無いような工程にて工事を進めさせていただきます。

オフィス壁のデザインを決める方法とコツ

オフィス壁をおしゃれなデザインにするためには、いくつかのコツがあります。インターネットなどで理想のオフィスデザインを探したうえで以下の流れに沿ってデザインを決めましょう。

 

ベースのデザインを決める

まずはベースのデザインを決めます。ベースとなるエリアは、エントランスや応接室などオフィスの顔となるエリアを除く、すべての壁です。オフィスの場合、ベースとなるデザインはシンプルな事が多いため、白系をベースとするのが良いでしょう。次に決めるアクセントとなるデザインと相性の良い色を選ぶのがおすすめです。

 

アクセントを付けるエリアを決める

アクセントを付けるエリアは、オフィスの顔となる場所を選ぶ事が一般的です。エントランスや応接室など、会社を訪れるお客様が目にするエリアにアクセントを付けると良い印象を与えることができるでしょう。その他のアクセントの付け方としては、オフィス内の1面だけ壁のデザインを変えたり、巾木の色に変化を付けたりと様々な手法があります。

 

アクセントカラーを決める

最後に、アクセントカラーを決めましょう。会社のシンボルカラーや、木目調、黒系、青系など選び方は様々です。また、1種類でなくても、取り入れたいカラーや雰囲気など複数でも構いません。「色が合うか心配」「アクセントカラーが決まらない」という場合は、当社にお問合せ頂ければデザインのご提案も可能です。

 

おしゃれなオフィス壁の施工事例

当社にて施工したオフィス壁の事例を紹介します。パーテーションから造作壁まで、様々な工事を承っております。デザインの参考にしてみてください。

 

事例1:スタイリッシュな可動間仕切り

事例1:スタイリッシュな可動間仕切り

オフィス内に可動間仕切りを設置した事例です。タチカワブラインドのプレイスウイングというスライド式の壁を施工しました。可動間仕切りと同時に床仕上の施工も行っており、タイルカーペットからフローリング調のフロアタイルへ張替えを行っております。

 

事例2:木目調のパーテーション

事例2:木目調のパーテーション

オフィス内に木目調のパーテーションを設置した事例です。執務スペースや会議室など、各エリアの壁をパーテーションで施工しました。

 

事例2:木目調のガラスパーテーション

ガラスパーテーションも織り交ぜながら、単調なデザインにならないよう工夫しております。ガラスパーテーションを設置することで、写真のように空間を広く見せることができます。

 

事例3:ブラックフレームのガラスパーテーション

事例3:ブラックフレームのガラスパーテーション

ブラックフレームのガラスパーテーションで執務スペースを施工しました。透明ガラスに大きなサインを貼り付けることで、適度な目隠しにもなりつつおしゃれなデザインを演出しています。黒系の色は、空間を引き締める効果もあるためアクセントとしておすすめのカラーです。

 

事例4:多角形のパーテーション

事例4:多角形のパーテーション

オフィス内にホワイトフレームのガラスパーテーションを設置した事例です。パーテーションは多角形の対応も可能で、色だけでなく形状によるアクセントを付けることができます。また、ガラスパーテーションはガラスの種類も選定が可能で、こちらの事例は強化ガラスを採用しております。

 

事例5:木目調クロスの造作壁

事例5:木目調クロスの造作壁

執務室を造作壁で作り、木目調のクロスで仕上げた事例です。1面だけクロスの種類を変えることで良いアクセントとなっております。造作壁は、遮音性も高いため、会議室などでも使用されることが多いです。

 

事例6:エントランスの造作壁

事例6:エントランスの造作壁

オフィスのエントランス廻りに造作壁を設置した事例です。オフィスの顔となるエントランスの壁に、木目調のクロスを張り、さらにフェイクグリーンにてアクセントを付けています。また、当社ではサイン工事も行っており、こちらの事例のように壁面に社名のサインを設置することもできます。

 

【まとめ】オフィス壁を設置する際はプロに相談

本記事では、おしゃれなオフィス壁を設置するための考え方や施工事例について紹介しました。オフィス壁を設置する際は、間仕切のレイアウトから壁の種類、仕上げのデザインまで組み合わせが多岐にわたります。ある程度、理想のデザインやレイアウトが固まった段階で、お問合せ頂くことで最適なレイアウトをご提案させて頂きます。デザインやレイアウトなど、アイデアが思い浮かばない場合でも、一度お問合せください。要望をお聞きした上でこちらから御提案させて頂くことも可能です。

 

 

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