更衣室を作るならパーテーションがおすすめ!コストダウンする方法も紹介

更衣室を新設する場合、パーテーションにて施工する方法が一般的です。現場に合わせて製作した材料を搬入し、現地で組み立てるだけなので、ちょっとした間仕切りの設置や、居ながらの工事に最適といえます。本記事では、更衣室をパーテーションで作る際の手順や注意点などを解説します。更衣室の新設を検討中の方は是非参考にしてください。

 

更衣室に適したパーテーションの種類

アルミパーテーション ローパーテーション
工事 必要(1日~) 不要
価格 安い 安い(施工費不要)
強度(固定の有無) 天井と床で固定 固定しない
手軽さ △(工事が必要なため) 〇(誰でも設置可能)
プライバシー確保 〇(十分に確保できる) △(パネルが低く不十分)

 

パーテーションは材質や形状など多くの種類があります。更衣室に使用する場合は、遮音性も必要ありませんので、簡易的なタイプを選ぶのが良いでしょう。ここでは、更衣室に適したパーテーションを2つ紹介します。

 

アルミパーテーション

アルミパーテーションは、施工型とよばれる工事が必要なパーテーションです。価格が安いという特徴があり、遮音性など必要なくシンプルな間仕切りを設置したい場合に最適です。簡易的とはいえ、床と天井でしっかり固定するため、壁として十分な強度があります。また、更衣室に必須である扉も設置できます。

 

形状に関して、欄間とよばれるパネルの上部がオープンになっているタイプとクローズになっているタイプの2種類あります。更衣室の場合、遮音性などは不要なのでどちらのタイプを選んでも良いでしょう。

 

ただし、クローズタイプを選択する場合は完全な密室になるため、既存の照明の光が届かなかったり、追加で防災関連工事が必要だったりと間接的に価格が上がる要因となる可能性もあります。

 

≫ アルミパーテーション|施工手順と間仕切りの使い方事例9選

 

ローパーテーション

ローパーテーションは、工事が不要で誰でも簡単に設置ができる床置き型のパーテーションです。メリットとしては工事費がかからないため、アルミパーテーションより価格を抑えられることが挙げられます。施工型パーテーションと異なり床や天井と固定をしないため、物がぶつかると簡単に動いてしまうというデメリットがあります。

 

また、パネルの高さが1.8m程度の物が多く、更衣室の中が見えてしまう恐れもあります。一般的な更衣室としての使用はおすすめできませんが、簡単な着替えをする場合に使用すると良いでしょう。

 

更衣室をパーテーションで作る手順

更衣室をパーテーションで作る際、どのような手順で進めるのか実際の流れに沿って紹介します。工事会社が進めることだけでなく、お客様側で決めていただくこともありますので、参考にしてみてください。

 

場所の選定

最初に決めるべきことは、更衣室の設置場所です。日々使用する導線に支障がない場所を選ぶと良いでしょう。部屋の壁際やコーナーに設置するのが一般的です。場所を選定する際に、既存の照明を取り込める位置に更衣室を設置することで、更衣室内の照度を確保できます。

 

更衣室のサイズ決定

更衣室のおおよそのサイズについても、決めておかねばなりません。更衣室を使用する人数やロッカーなど備品の大きさや数によってサイズを決定します。設置する備品の配置を決めた上で、更衣室のサイズを決定すると良いでしょう。

 

パーテーションの選定

パーテーションの選定については、お客様の要望をヒアリングしながら工事会社にて最適な種類を選定します。パーテーションの種類だけでなく、扉の種類(引き戸・開き戸)やパネルのデザイン等もご提案いたします。

 

レイアウト作成

パーテーションや扉の選定の後は、いよいよレイアウトを作成します。指定の場所にパーテーションを設置した図面を作成するため、既存の部屋と新設される更衣室とのバランスを確認できます。実際に図面化することで、「既存の部屋が狭くなるから更衣室を縮小してほしい」など具体的な変更案も浮かびやすくなります。

 

施工

レイアウトが完成したら、見積り内容をご確認頂き、合意後に契約、施工へ移ります。ここでは、施工が始まった後、どのような流れで更衣室を作るのか詳しく解説します。オフィスなどに更衣室を作る場合、業務を継続しながら工事を行うケースも多いです。状況によっては業務に制約が出る場合もあるため、実際の工事の流れをあらかじめ把握しておくと良いでしょう。

 

搬入

パネルと支柱や加工に使う道具などを搬入します。長さが2.5m程度の材料を搬入するため、搬入ルートに備品などが置いてある場合は、材料や人が通れるように通路の確保が必要になります。

 

仮置き

工事を始める前に材料をすべて現地に搬入する必要があるため、仮置き場所を決めていただく必要があります。パネルの枚数などにもよりますが、平置きする場合は一般的に2m×3m程度のスペースを確保する必要があります。また、仮置き場所とは別に材料の加工場所も必要です。コンセントも必要なため、実際に工事を行う際はご相談させていただきます。

 

支柱の設置

材料を搬入後、支柱を設置する作業を行います。電動ドリルを使用したり、材料加工の際に電動カッターを使用したりするため、多少の音が発生します。

 

パネルはめ込み

支柱の設置後にパネルをはめ込みます。支柱と同様に、パネルをカットする際も音が出ます。支柱をカットする時より大きな音が出るため、あらかじめ音が出るタイミングなどご相談させていただいた上で作業を行います。

 

扉の設置

最後に扉の設置を行います。扉を設置し、開閉動作の確認が終われば作業が完了となります。大型のロッカーなどを更衣室に入れる予定の場合は扉を設置すると中に入らない場合もあります。その際は、扉設置前に更衣室内に先行で搬入する必要があるため、事前にご相談ください。

 

更衣室をパーテーションで作る際の注意点

更衣室をパーテーションで作る際の注意点を紹介します。ここで紹介する内容は、基本的に工事会社から事前に確認されることが一般的ですが、知識として知っておくと良いでしょう。

 

鍵の形状確認

更衣室なので、プライバシーを確保するために鍵が必要です。一般的に、室内側はサムターンと呼ばれるツマミを回して施錠を行える錠を設置し、外部側は、シリンダー錠と呼ばれる鍵を差して開閉できる錠を設置します。シリンダー錠ではなくカードキーにしたいなど、鍵の形状についてあらかじめ方針を決めておくと良いでしょう。

 

内装工事が可能な建物か確認

賃貸オフィスの場合、契約内容によっては内装工事ができないケースもあります。施工型のパーテーションの場合、支柱を固定する際に、床と天井をビスで止めるため、穴が開いてしまいます。まずは建物のオーナーに確認し、内装工事の可否を確認しましょう。仮に、内装工事が不可の場合はローパーテーションや突っ張り型のパーテーションを設置するなど、代替案をご提案いたします。

 

照明器具追加の可否

更衣室を設置する際、既存の照明器具の位置を考慮して設置場所を決める必要があります。更衣室を設置するエリアの天井に既存の照明器具がない場合、そのままパーテーションを設置すると更衣室内の照度が確保されません。追加で照明を設置するか、場所を変更するという対処が必要となります。当社では、照明工事も行っておりますので、工事が必要な場合はご相談ください。

 

更衣室をパーテーションで作る際にコストダウンする方法

更衣室をパーテーションで作る際、よりコストを抑える方法を紹介します。コストは抑えられますが、デメリットを考慮した上でご検討いただければと思います。

 

中古パーテーション

見た目を気にしない場所に更衣室を設置する場合は、中古パーテーションが最適です。中古のパーテーションは、商品にもよりますが傷や汚れなど使用感があります。社内関係者しか使用しないなど、見た目よりコスト重視の場合は中古パーテーションを選定しましょう。当社では、中古パーテーションも多数取り扱っております。お気軽にご相談ください。

 

ローパーテーション

ローパーテーションは、施工費がかからないためコストを抑えることができます。ただし、自立式のため、高さが1.8m程度の商品が一般的です。背伸びすると中が見える高さのため完全にプライバシーを確保することが難しいといえます。更衣室の目的に応じて採用を検討すると良いでしょう。

 

≫ オフィス家具・店舗用品 パーテーション

 

更衣室をパーテーションで施工する際の参考事例

当社にてパーテーションを施工した事例を紹介します。更衣室を施工した事例ではありませんが、パーテーションの設置場所や形状、照明の取り込み方など参考にして頂ければと思います。

 

アルミパーテーション

アルミパーテーション

オフィス内に扉付きの個室を設置した事例です。アルミパーテーションの欄間オープン型を採用しております。設置場所は部屋のコーナーに設置しているため、パーテーションは2面のみの施工となります。また、既存の照明の直下に部屋を作ることで室内の照度も確保されており、照明工事の追加も不要でした。こちらの工事は1日で作業が完了しております。

 

ブラックパネルのパーテーション

ブラックパネルのパーテーション

さきほどの事例と同じくオフィス内に扉付きの個室を施工しました。パネルはブラックを採用しており、デザイン性も意識しております。既存の照明を取り込むだけでなく、空調設備も一部取り込みました。こちらの事例のような欄間オープンタイプは、天井の下地を切り欠くことができるため、間仕切の位置と空調や照明器具が干渉した場合でも問題なく施工ができます。こちらの工事も1日で完了しております。

 

コンパクトな空間

コンパクトな空間

オフィス内にパーテーションにて小さな空間を施工した事例です。1㎡程度の小さな空間ですが、1人用の更衣室としては十分な広さです。更衣室を設置するスペースを最小限に抑えたい場合は、こちらの事例のようにコンパクトなサイズの更衣室がおすすめです。

 

更衣室を作るならパーテーションがおすすめ

更衣室を新設したい場合は、パーテーションを採用すると良いでしょう。コストを抑えられ、短時間で工事が終わるというメリットがあり、居ながらの工事にも最適です。また、中古を採用することでさらにコストダウンすることもできます。
当社では、パーテーション工事だけでなく、付帯する内装工事や設備工事などすべて対応可能です。お客様のご要望に沿った提案をさせていただきますので、是非お問い合わせください。

 

 

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