パーテーションといえば間仕切りとも言うように、空間を区切ることによって通路や部屋を新たに生み出すためのものです。
そのため、従来のパーテーションはその機能を果たすこと以外はあまり重視されませんでした。
ところが、従来のパーテーションはあまりに無機質であり、いかにもオフィスという感じで冷たい印象を与えがちです。
そんな印象を変えるのが、パーテーションの骨格であるフレームと、そこにはめ込むパネルの組み合わせです。
ここでは、軽量で低コストというアルミパーテーションのメリットを活かしながら、黒のフレームを採用することによってデザイン性まで高く仕上げる方法についてお伝えします。
フレームの種類ごとの特徴
パーテーションの骨格に当たるフレームには、おもにスチールとアルミの2種類の材質が用いられます。
スチール製のフレームは高い強度を持ち、耐熱性や遮音性まで優れているのが特徴です。
それに対してアルミ製は、軽量で簡単に扱えるのがメリットで、施工に時間を取られません。
また、スチール製よりも低コストで設置できるのもアルミ製フレームのメリットです。
ただ、パーテーションの審美性やデザイン性を左右する完成後の見た目は、スチール製の方が優れています。
アルミ製だとフレームがむき出しに
表側にフレームが見えないスチール製フレームのパーテーションに対して、アルミ製の場合、どうしてもフレームがパネルとパネルの間にむき出しになってしまいます。
スチール製の場合、2枚のパネルでフレームを挟むように組み立てるのですが、アルミ製だとフレームの間にパネルを1枚ずつはめ込んで組み立てることになるからです。
無骨なフレームがむき出しになるため、スチールパーテーションよりもゴツゴツした印象を与えやすい傾向があります。
フレームを黒にすることでスタイリッシュにデザイン性を重視するならスチールパーテーションがおすすめですが、先にも触れたようにスチール製はアルミ製と比べてコストがかかるのがネックです。
そこでおすすめなのが、アルミ製のフレームを黒色にカスタマイズすることです。
別料金がかかりますが、総コストはスチールパーテーションより抑えられるでしょう。
フレームがむき出しであっても、黒だとスタイリッシュに見えて洗練された雰囲気を醸し出すことが可能です。
まとめ
ここではアルミ製フレームを黒にすることを提案しましたが、今では黒以外にもいろんな色のフレームが出ています。
また、中にはめ込むパネルの種類も豊富ですので、それらを組み合わせればアルミパーテーションでもデザイン性の高い空間を作ることが可能です。