ハイパーテーションに上部開口部は必要?欄間あり・なしタイプのメリット・デメリット

天井まで届くハイパーテーションは、簡易でありながらしっかりとオフィス内にプライバシーを確保できるという強みがあります。
ですから、大掛かりな内装工事なしに1つの「部屋」を作りたい場合にはピッタリです。
ハイパーテーションには2種類あり、それぞれにメリットデメリットがありますから、それらを確認しておく必要があります。

上部開口型ハイパーテーション

一般に「欄間のあるタイプ」呼ばれるものです。
天井と鴨居の間に数十センチ程度、全長の約20~25%程度の隙間があるタイプです。
このタイプのハイパーテーションは天井部分で向こう側と空間が繋がっています。
ですから、隣室に空調設備があれば上部の空間を通って空調を調節することができるのです。
そのため、新たに空調設備を設置する必要がありません。
また、上部空間があれば、消防法上は隣室と同室、つまり1つの部屋と見なされるため、火災報知機や熱感知器などを新たに設置する必要もありません。
空間が開いていることで視覚的に圧迫感が抑えられるというメリットもあるでしょう。

上部開口タイプのデメリットとしては、遮音性や気密性に劣る、つまり隣室に音が漏れてしまうという点が挙げられます。
また、欄間口からの侵入が可能であるため、不安に感じる場合は侵入防止バーなどの設置が必要になるでしょう。
更に、空調設備の設置が不要とはいえ、隣室の空調設備の位置や開口部の面積によって空調効果は変わりますから、思ったほど涼しくない・暖かくないということもあり得ます。

上部閉鎖型ハイパーテーション

欄間のない上部閉鎖型の場合、密室となることで遮音性や気密性が高まるというメリットがあります。
ですから、隣室に漏れて欲しくない内密の会議をする場合に安心です。
また、空調設備がある場合には効きが良く、光熱費の軽減にも繋がるでしょう。
セキュリティ面でも安心です。さらに、密室の方が集中力が高まるというメリットもあります。

上部閉鎖型のデメリットは、消防法により設置できないケースがあることでしょう。
また、パーテーションの設置に合わせて新たに火災報知機や熱感知器などを設置しなければならない点も挙げられるでしょう。
空調設備の追加設置も必要になる可能性があり、結果的に多額の内装工事費用がかかってしまうというリスクがあります。

まとめ

壁を増設することと比較すると、ハイパーテーションはより気軽に設置できるという利点があります。
とはいえ、上部開口部があるかないかで工事費用や使い勝手の良さが大きく変わってしまうこともありますから、それぞれのメリットデメリットを比較考慮したうえで、適したものを選ぶようにしましょう。

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