パーテーションと、パーティション。
よく似た2つの単語があります。
これらを英語で表す時は「partition」と1つの単語で表現されます。
英単語ではパーティションと発音されていて、「ティ」という発音が難しいことから日本で「パーテーション」と呼ばれることが増えていったと言われています。
英語の発音ではパーティションという音である為、正確にはパーティションという音が正しい発音です。
パーテーションについて詳しくご紹介します。
パーティションとは、分割された区間のことである
パーティションは間仕切りと呼ばれることもあり、オフィス空間を分ける時に利用し、オフィスレイアウトを考える時に重要なポイントとなります。
建設業界では、壁などによって仕切られている区画のことを部屋と呼び、部屋を区切っている壁のことを間仕切りと呼んでいます。
パーティションとは間仕切りなどで壁を仕切ることを指しています。
パソコンのHDDでもパーティションという単語が出てくるのですが、パソコンの場合データを仕切る際に「パーティションで切る」「パーティションを作成する」というような表現を用います。
分割する時には元の容量のまま仕切りが入るだけなので、容量が変化するわけではありません。
建設業界でもパソコンでも、パーティションとは1つ1つ分割された区間のことを指しているのです。
パーティションを利用することで、執務室や会議室など、オフィス内に部屋を作ることができます。
1つのオフィス内にさまざまな部屋を確保することで、より業務を効率化できます。
二種類のパーティションを用途ごとに使い分ける
パーティションには、天井まで高さがあるハイパーティションと天井まで繋がっていない低い高さのローパーティションの2種類があります。
それぞれの特徴についてご紹介します。
ハイパーティション
天井まで高さがあるパーティションのことをハイパーティションと呼んでいるのですが、その中でも2種類に分けることができます。
天井に近い部分まで壁になっている全面密閉型と天井付近が空いている欄間あり型の2種類です。
全面密閉型は機密性や遮音性が高く、会議室や役員室、社長室などのような外に声が漏れないようにしたい部屋に導入されることが多いパーティションです。
隙間がなくなってしまう為空気が悪くなりやすいという欠点はありますが、室外に声が漏れないようにしてくれるので仕事をする場に最適のパーティションです。
一方欄間あり型の場合天井とパーテーションの間に小窓1つ分の空間が空いてしまうので、遮音性は低くなってしまいます。その分他の部屋と空調の共有ができるので、消防装置を入れる必要もなくなります。
ハイパーティションは鍵付きのドアを取り付ける時やエントランスを作る時にも役立ちます。
オフィスの顔となる場所である為デザイン性の高いパーティションも多く、全面や一部分だけをガラスにして中の様子が見えるようなパーティションもあります。
ガラスタイプのパーテーションはセミナールームやサーバールームで導入されることが多くあります。
ローパーティション
天井まで届かない高さのパーティションのことをローパーティションと呼びます。
自立式やキャスター付き、デスクに取り付けるタイプのパーテーションがあります。
低いといってもローパーティションの中でも3種類に分けられます。
高さ1.2m程度でデスク周りに取り付けるタイプ、高さ1,6m程度で簡易のミーティングスペース作りに役立つタイプ、高さ1.8m程度でバックヤードや給湯スペースに導入されることが多いタイプがあります。
それぞれ用途に合わせて最小限のスペースを隠せるパーティションを使うことで、コストの削減にも繋がります。
最後に
今回はパーテーションとパーティションの違いについて解説させていただきました。
いかがでしたか?
少しでもみなさんのお役に立てたのなら幸いです。
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