「予算的にこれがギリギリ……」「場所的にもうここしかない……」など常に理想的なオフィスを確保できるとは限りません。そのため、本来であればもっと広いスペースがほしかったのに10畳前後のオフィスでどうにかしなければいけなくなってしまうこともあるでしょう。「10畳」という言葉だけだと希望を持てない方もいるかもしれませんが、10畳前後でもレイアウトのポイントを押さえていけばよりよいオフィスに仕上げていくことができます。ここでは、そのポイントをご紹介していきたいと思います。
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10畳オフィスをレイアウトするならデスクをスマートなものに
オフィスに必要なものというのはいろいろあるのですが、その中でもまず考えるのがデスクです。そこで働く社員が仕事をするスペースになるわけですから、このスペースで無駄を出さないことが大切になってきます。というのも、一般的なサイズのデスクには使われていない無駄なスペースも多いのです。意外に多くの方が「仕事をするためにはこれだけのスペースが必要!」という先入観を持っているのですが、思っているよりも小さなスペースでも十分に仕事はできるものです。そういった中で、最近では無駄なスペースを省いたスマートなデスクも登場しています。一般的なデスクよりもスペースを確保できるので、10畳前後のSOHOオフィスでも安心です。スマートなデスクを置くことによって実際にスペースも確保できるようになりますし、デスクによる圧迫感のようなものも軽減されます。
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10畳前後であっても、見た目にも余裕のあるオフィスといったものと実現させていくことができるのです。
10畳オフィスをレイアウトするなら、収納スペースがポイント
また、大切なのが収納です。10畳前後のオフィスに限らず、どのような広さのオフィスでも収納には頭を抱えることになるでしょう。「配置は決まったもののこれだと収納が……」「収納は問題けど、今度は配置が……」というのはレイアウトでもよくある悩みです。オフィスの悩みあるあると言っても過言ではありません。特に、10畳前後のオフィスとなってくるとこの悩みを解消するのがより難しくなります。先ではデスクをスマートなものにするという話をしましたが、スマートでありながら収納ができるようなデスクを選ぶのもひとつのポイントです。意外に思われるかもしれませんが、今はスマートでありながら従来のデスクよりも収納ができるといったタイプのものも出ているのです。
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あとは、棚の設置です。10畳前後という限られたスペースだからこそ棚は置きたくないという方も多いでしょう。確かにその気持ちはよくわかるのですが、棚を設置することによっていわゆるデッドスペースを活用できるようになるのです。
もちろん、取り出しやすさなども考える必要がありますが、普段使わないようなものを上に収納しておけばそう困ることはありません。デッドスペースが活かせるからといってあちらこちらに棚を設置してしまうのはいけませんが、限られたスペースの中で棚などの有効活用することによって収納スペースをぐっと確保できるようになるのです。
どのあたりがデッドスペースになっているのかなども確認しておきましょう。
10畳オフィスだからこそパーテーションを活用する
オフィスのレイアウトではパーテーションというのもよく使われています。10畳前後のオフィスでもパーテーションは活躍してくれるでしょう。作業スペースを区切るのはもちろんですが、応接スペースを確保するためにパーテーションを使うというのもひとつのやり方です。10畳前後の限られたスペースの中で、「応接室」を作るのは現実的に厳しいでしょう。ただ、応接室に相当するスペースを確保するのであればパーテーションでも十分に可能なのです。パーテーションというと安っぽいイメージがあるかもしれませんが、サイズや素材、デザインなどを吟味することで印象をガラリと変えることもできます。
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小規模事務所に社員の人数が多い場合に使えるレイアウト事例
10畳前後のオフィスに社員が2人から3人くらいであればレイアウトにも余裕が出てくるのですが、10畳前後のオフィスの中に6人も7人も……となってくるとかなり余裕がなくなってきます。
それぞれが壁に向かって仕事をするようにデスクを配置して、真ん中のスペースを空けておくことによって急な会議の際もそれぞれの社員がイスを動かすだけでOKという状況を作り出すことができます。そもそも会議をする機会がそうないという場合には、コピー機など仕事で使用頻度の高いものを真ん中に置いておくことで、誰もが必要なときにすぐ使える状態にしておくこともできます。
10畳の小規模オフィスをレイアウトするポイントと事例【まとめ】
「10畳」という言葉を見聞きすると、「狭い!」という気持ちが先行してしまう方も多いでしょう。ただ、10畳前後のオフィスで効率的な業務をおこなっている会社は世の中にたくさんあります。確かに限られたスペースではあるものの、その中でポイントを押さえておくことによってよりよいレイアウトに仕上げていくことは十分に可能です。無駄を省き、使えるスペースをフル活用できるように意識していきましょう。