自宅でテレワークを行う際、仕事を円滑に行うために環境を整えることが重要です。そんなときに便利なのがパーソナルブースです。視覚的に自宅の環境を遮断できるため、集中力を高められ仕事に集中できる環境を作り出すことができます。本記事では、パーソナルブースを自宅に設置することのメリットや選び方を紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
パーソナルブースとは?
パーソナルブースとは、周囲の環境を遮断して作業に集中できる空間のことをさします。遮音性の高い完全個室タイプのブースや、天井が無い半個室タイプのブースなど様々なタイプが存在します。近年、テレワークの増加により需要が拡大しており、自宅に設置される方も多くいらっしゃいます。仕事用だけでなく、自分だけの空間が欲しい場合や、ボイトレ・楽器の練習をする方にもおすすめです。
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自宅にパーソナルブースを設置する方法
パーソナルブースの種類 | 機能 |
ローパーテーション | 視覚的に集中できる。防音性なし。 |
簡易ブース | 視覚的に集中できる。防音性なし。 |
ユニット型ブース | 防音性あり。(遮音性能による) |
施工型パーテーション | 防音性あり。(遮音性能による) |
パーソナルブースには様々な種類があります。完全個室タイプのものから半個室タイプのものまでそれぞれの特徴も踏まえて紹介します。
ローパーテーション
ローパーテーションは、床置き型のパーテーションです。パネルを自由に組み合わせて部屋に合わせた空間を作ることができます。パネルの幅は900mm~1,000mm程度が一般的なサイズで、扉の設置も可能です。3面のみパーテーションで囲って半個室タイプとして使用することもできますし、扉を設置して個室として使用することもできます。また、部屋の中央にパーテーションを設置することで1つの空間を2つに分けることも可能です。
ローパーテーションには、以下のような商品があります。
簡易ブース
簡易ブースは、机と壁がセットになった半個室タイプのパーソナルブースです。ローパーテーションよりもコンパクトにおさまるため、最小限のスペースで設置が可能です。机の高さを変えられるタイプもあるため、スタンドデスクとして使用することもできます。
簡易ブースには以下のような商品があります。
≫ クローズブース(ソロコート SCP型)3面タイプ(メラミン化粧板)SCP19103T
ユニット型ブース
ユニット型ブースは、扉が付いた完全個室タイプのブースです。完成品を運搬して現地に設置する場合と、部材を搬入して現地で組み立てる場合があります。防音性能もあり、テレビ会議や通話など周りを気にせず業務に集中できます。防音タイプのものは、遮音性能に応じて音を遮る能力が異なるため、適切な遮音性能を備えた商品を選びましょう。
ユニット型ブースには以下の商品があります。
施工型パーテーション
パーソナルブースは、施工型パーテーションで作ることもできます。施工型パーテーションは、自由にレイアウト設計ができるため自宅の形状に合わせた空間が作れます。また、照明や換気扇、内装などお好みのデザインを選定できます。ただし、自宅に設置するためには十分なスペースが必要となります。また、工事を伴うため、賃貸にお住まいの場合は設置が難しいというデメリットもあります。
施工型パーテーションを使用した本格的なパーソナルブースの事例を以下でご紹介します。
パーソナルブースを自宅に設置するメリット
パーソナルブースは、仕事用としてだけでなく趣味を楽しむために活用することができます。ここでは、自宅に設置するメリットをいくつか紹介します。
プライベート空間を確保できる
パーソナルブースの一番のメリットとしては、プライベート空間を確保できることです。自宅に、ご自身専用の部屋を確保することが難しい場合でも、わずかなスペースさえあれば自分だけの空間を作れます。周りの環境を気にせずに自分の時間に没頭できる時間が作れるため、仕事・趣味など用途を問わず活用いただけます。
作業に集中できる
パーソナルブースを設置することで、周りの環境をシャットダウンできるため、作業に集中できます。防音タイプであれば、テレビの音やご家族の話し声などを気にすることなく自分だけの空間を確保できるため、思う存分作業に没頭できるでしょう。
子供の勉強スペースとしても兼用できる
パーソナルブースは、テレワークや趣味に没頭するためだけの空間だけでなく、お子様の勉強スペースとしても兼用ができます。子供部屋が無いご家庭でも、パーソナルブースを設置することで、勉強部屋として活用できるでしょう。お父様だけでなくお子様も使用できるため、長く活用いただけます。
音を気にしなくてよい
完全個室タイプのパーソナルブースであれば遮音性能があるため、音を気にせず作業に集中できます。周囲の騒音をシャットダウンできるだけでなく、通話やテレビ会議を行う際、音漏れを気にせず業務に集中できます。また、仕事用だけでなくボイトレや楽器の練習用としても活用いただけます。設置をご検討中の方は、ブースの使用用途と防音性能を確認した上で選定しましょう。
パーソナルブースを自宅で導入する際の選び方
パーソナルブースは様々な種類があります。性能によっても価格が大きく変わるため、導入する際は慎重に選定する必要があります。ここでは、パーソナルブースを自宅で導入する際の選び方を紹介します。
設置可能なサイズを確認
自宅にパーソナルブースを設置する際に一番重要なことは、サイズの確認です。自宅に設置可能なサイズを計測した上で、最適なサイズのパーソナルブースを選定しましょう。また、平面的なサイズだけでなく部屋の高さについても確認が必須です。ユニット型ブースの場合は、2m程度の高さがあるため、部屋におさまるかどうかの確認もしておきましょう。
防音性能
パーソナルブースに防音性を求める場合は、天井付きの個室タイプを選定する必要があります。また、「個室=防音性がある」というわけではないため、防音性能を有した個室タイプのパーソナルブースを選定しましょう。また、用途に応じて適切な遮音性能が定められているため、メーカーに確認をした上で選定する必要があります。
照明や換気設備
個室タイプのパーソナルブースを設置する場合は、室内の換気設備や照明設備が必須です。また、テレワークで使用する場合はコンセントも必要となります。ECサイトで販売されている低価格なパーソナルブースは、照明や換気設備、コンセントが無い場合もあるため、購入前に必ず確認をしておきましょう。換気設備については、定期的に扉を開けることで問題なく使用できます。
デザイン
パーソナルブースには様々なデザインがあるため、自宅の雰囲気に合わせて商品を選定しましょう。外観だけでなく内部のデザインも重要で、机や椅子が標準設置されているかどうかも確認しておきましょう。標準設置されていない場合は、ブースのサイズに合った家具を追加で購入する必要があります。
パーソナルブースを選ぶ際の注意点
パーソナルブースは、自宅でプライベートな空間を作れるため、テレワークの機会が多い方にはメリットが多いでしょう。しかし、選ぶ際に注意が必要な点もあるため、いくつか紹介します。
防音性能は確認が必要
先ほども紹介しましたが、防音性能が必要な場合は遮音性能の確認が必要です。遮音性能は、Dr値で表現されることが多く、どれだけの音(db)を遮るかにより数値が異なります。Dr値が高いほど遮音性能が高いため、選定の際は数値を確認しておきましょう。
賃貸の場合は内装を傷めないように設置する
賃貸にお住まいの方は、内装を傷めないように注意が必要です。基本的に、施工型パーテーションでブースを設置する場合以外は、床や壁にビスを打つようなことは無いはずです。しかし、搬入時や設置の際に、誤って床や壁にぶつけてしまう可能性もあるため注意しましょう。
ECサイトで購入する場合は口コミを確認
ECサイトでパーソナルブースを購入する場合は、口コミなどの評価を必ず確認しましょう。写真だけで判断すると、商品が届いてから後悔してしまう可能性もあります。また、あまりにも安すぎる商品は注意が必要です。品質が悪いといった安い理由があるはずなので、確認せずに安易に購入しないようにしましょう。
用途に応じたパーソナルブースを自宅に設置しましょう
パーソナルブースは、様々な種類があるため用途に応じて商品を選定する必要があります。用途のほかにも部屋のサイズや設置条件など確認したうえで購入するようにしましょう。当社のECサイト「オフィス家具通販ファニチャー」では、自宅用のパーソナルスペースとしてローパーテーションや簡易ブースも取り扱っております。また、施工型パーテーションの工事も承っておりますので、お気軽にお問合せください。