小規模オフィスを広くおしゃれに魅せるアイデア9選!

小規模オフィスはスペースに限りがあるものの、工夫次第でおしゃれに魅せられます。企業の規模に関わらず、見栄えの良いオフィスは従業員のモチベーションアップやブランディング強化に効果的です。本記事では、小規模オフィスを広くおしゃれに魅せるアイデアを詳しく紹介していきます。

 

小規模オフィスの定義

小規模オフィスの定義

小規模オフィスとは、面積が小さめのオフィスを指すのが一般的です。その場合、面積は50坪未満が多く、一人当たりの坪数は2~3坪程度が目安です。そのため、50坪の場合は16名~25名程度が従業員の適正人数です。とはいえ、小規模オフィスに明確な定義はありません。

 

従来、スタートアップ企業や個人事業主など、従業員が少ない場合に活用されてきたのが小規模オフィス。しかし、近年ではフリーアドレスや在宅勤務など、働き方の変化に伴って事業規模に関わらずオフィスを小規模化する企業も増えています。

 

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小規模オフィスを広くおしゃれに魅せるアイデア9選

おしゃれな小規模オフィス

早速、小規模オフィスを広くおしゃれに魅せるアイデア9選を紹介していきます。

 

①カラーコーディネートにこだわる

オフィスに導入する家具やインテリア、壁、床、天井などの色を意識して選ぶと部屋を広くおしゃれに魅せられます。空間を広く魅せるためには「膨張色」を選ぶのがおすすめです。加えて「圧迫感のある色」ではないか確認してください。

 

<膨張色と圧迫感のある色の例>

色の種類 概要 色の例
膨張色 暖色系など、物体を実際の大きさよりも大きく見せる効果を持つ色のこと 膨張色
圧迫感のある色 寒色系や鮮やかな濃い色など、部屋を狭く感じさせる色のこと 圧迫感のある色

 

赤色や黄色などは暖色系であっても、原色に近い濃い色だと「圧迫感のある色」に含まれます。暖色系を選ぶ際は、ビビットカラーではなく、淡い色を選ぶと圧迫感を出さずに取り入れられるでしょう。とはいえ、濃い色や鮮やかな色が悪いわけではありません。差し色に使うなど、取り入れ方次第ではオフィス空間をおしゃれに魅せられます。カラーコーディネートは全体のバランスが大切です。

 

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②壁面を活用する

小規模オフィスでは、収納スペースを多く確保できない場合も多いため、壁面も有効活用しましょう。例えば、カウンターと収納がセットになっている家具もあります。

 

<カウンター付き収納の例>

カウンター付き収納の例

出典:margherita

 

このような家具を活用しつつ、作業スペースと収納を同じ場所に作ると、スペースの節約につながります。なお、室内に光を取り込むと空間が明るくなり、開放感のあるオフィスにできます。家具は窓を潰さないように配置してください。

 

③フリーアドレスを導入する

座席スペースを最適化するために、フリーアドレス制を取り入れてみましょう。例えば、営業活動や出張、在宅勤務などの場所を選ばない働き方の浸透で、空席ができる場合もあるでしょう。

 

空席分の無駄なスペースを削減するため、座席数の見直しが欠かせません。またフリーアドレスの場合、毎回デスク上を整理整頓するため、机上をキレイに保て、雑多な印象も減らせます。さらに、視界に入るものが少ないと空間を広く、スタイリッシュに感じる効果も期待できます。無駄なスペースを減らして、必要な用途にスペースを有効活用できるようにしてください。

 

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④ペーパーレス化を進める

フリーアドレスとともに検討すべきなのが、ペーパーレス化です。書類などがオフィスに散在していると見た目が悪いだけでなく、空間が狭いと感じる原因につながります。ペーパーレス化を進めると以下のようなメリットが期待できます。

 

<ペーパーレス化の主なメリット>

  • コストが削減できる
  • SDGsへ貢献できる
  • セキュリティ性が上がる
  • 業務効率や生産性が上がる
  • 働き方の変化に柔軟に対応できる

 

特に小規模オフィスでは収納スペースが限られています。整理整頓されたおしゃれなオフィスにするために、ペーパーレス化は進めるべき施策と言えるでしょう。

 

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⑤デスクのレイアウトを工夫する

デスクのレイアウトを工夫すると、スペースや通路に余裕が生まれる場合があります。例えば、デスクを背面型で配置すれば、対面型のレイアウトに比べて通行しやすくできます。

 

<背面型と対面型の通路幅の違い>

背面型と対面型の通路幅の違い

※部屋面積・デスクサイズは同じ

 

とはいえ、デスクの配置は業務のしやすさにつながるため、まずはそれぞれのデスクレイアウトの特徴を確認したうえで配置を決めてください。

 

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⑥一つのスペースを複数用途で使用する

一つのスペースを複数用途で使うと効率的にスペースを活用できます。例えば、応接室を普段のミーティングでも使用できるようにしたり、会議室をランチスペースやリフレッシュスペースとして自由に利用できるようにしたりするなどの運用方法があります。

 

ただし、著者の経験上、ランチスペースで使用する場所は食事後の臭いが気になります。「午後に来客がある場合はランチに使用しない」「使用後は〇分間以上窓を全開にしておく」などルールを決めておきましょう。使用していない時間を少なくし、限りあるスペースを有効活用できる運用方法を考えてみてください。

 

⑦オフィス家具のサイズや数量を見直す

現在使っているオフィス家具のサイズや数量を見直して、スペースに余裕が作れないか確認してみましょう。例えば、ペーパーレス化を進めれば書類や資料の物理的な保管スペースが不要になるため、本棚やキャビネットの台数を減らせます。また、ノートパソコンを使用した作業がメインなのであれば、横幅1000mm程度あれば問題なく作業ができると言われています。

 

作業内容に対して過剰なデスクサイズになっていないか確認し、必要に応じてコンパクトなものに入れ替えても良いでしょう。オフィスに導入している家具のサイズや数量の見直しで、空間の最適化が図れます。

 

⑧天井を高くする

そして、天井を高くすると同じ床面積でも部屋を広く魅せられます。空間が縦に伸びることで視界が広がり、開放感がアップするからです。天井を高くする主な方法には以下の3つがあります。

 

<天井を高くする主な方法>

方法 イメージ 概要
スケルトン化 スケルトン化 天井ボードをすべて取り払って天井裏を露出させ、天井高を確保できる
梁(はり)の露出 梁の露出 梁を隠す天井ボードを使用せず、梁をみせて天井高を確保する
空調・照明設備の直付け 空調・照明設備の直付け 天井裏に機材の埋め込みスペースが不要な分、天井高が確保できる

 

例えばスケルトン化や梁の露出では、通常なら天井ボードで隠す建物の骨組みを見せることになります。配管や梁に塗料を塗るなどの化粧を施すと、開放感のあるデザイン性が高い空間を演出できます。なお、天井の高さを変更する場合は、専門業者に施工工事を依頼してください。

 

≫スケルトン天井とは?メリット・デメリットとオフィス導入事例

 

⑨緩やかに仕切る

大前提として、空間を広く魅せるためには仕切らないのが一番です。しかし、オフィスには仕切りが必要な場合もあるでしょう。「視線を遮る」「エリア分けをする」などを仕切る目的とするなら、緩やかな仕切りを活用してみてください。著者の経験上、背丈ほどあるローパーテーションが座席の近くにあるとかなり圧迫感を感じます。仕切りは大きいほど圧迫感を与えるため、視線を遮るだけならデスクトップ型がおすすめです。

 

<デスクトップ型のパーテーションの例>

デスクトップ型のパーテーションの例

出典:デスクトップパネル(W1400×D32×H390)

 

デスクトップ型のように、座ったときに視線を遮れれば良いのであれば、そこまで高さは必要ありません。小規模オフィスでは、仕切りは低めにするなど、緩やかな仕切りを意識しましょう。グリーンを仕切りに活用するのもおすすめです。

 

≫ローパーテーション活用術!工事不要のオフィス仕切り事例4選

 

小規模オフィスのおしゃれなオフィスデザイン事例3選

小規模オフィスのおしゃれなオフィスデザイン事例3選

続いて、小規模オフィスのおしゃれなデザイン事例を3つ紹介します。

 

【20坪】モノトーンで統一されたスタイリッシュなオフィス

【20坪】モノトーンで統一されたスタイリッシュなオフィス

こちらは、6名~10名が適正人数の20坪程度のオフィス例です。白を基調とした明るい空間で、黒のチェアを導入してモノトーンな空間を演出しています。

 

例ではフリーアドレスの従業員の作業スペースのみですが、20坪あれば小会議室を作れます。その場合、ガラスや白パネルの施工型パーテーションで区切れば空間の雰囲気を損なうことなくデザインできます。

 

<ガラスや白パーテーションで区切った会議室の例>

ガラスや白パーテーションで区切った会議室の例

特に小規模オフィスの場合、圧迫感を出さないためにガラスや白などの膨張色のパーテーションはおすすめです。

 

≫狭いオフィスに実践できる7つの改善策!狭さの基準や要因とは?

 

【30坪】アットホームな温かみのあるオフィス

【30坪】アットホームな温かみのあるオフィス

次に、10名~15名程度が適正人数の30坪程度のオフィス例です。あえて仕切りを設けず、コミュニケーション重視のレイアウトにしています。奥のスペースはホワイトボードもあり、ミーティングに便利です。また、床にナチュラルな木目タイルを採用しており、温かみのあるオフィスに仕上がっています。

 

≫木目調インテリアで遊び心をプラス!魅力的なオフィスデザインを実現するコツ

 

以下の施工事例を見て分かる通り、床のデザインによってオフィスの雰囲気は大きく変わります。

 

<床の施工事例>

床の施工事例

空間の印象を左右する床の素材やカラーもオフィスデザインを検討するときに考慮してください。

 

≫床工事の種類・費用相場や内装工事依頼前に確認すべき3点!

 

【50坪】グリーンを仕切りに活用したナチュラルなオフィス

【50坪】グリーンを仕切りに活用したナチュラルなオフィス

3つ目は、16名~25名が適正人数の50坪程度のオフィス例です。執務スペースの奥には通路やラウンジがあり、その仕切りにグリーンを採用しています。緩やかに仕切ることで圧迫感を減らし、グリーンがもたらすリラックス効果も期待できます。この事例のように、グリーンは目隠しにも活用できます。従業員のストレス軽減のためにも積極的にグリーンを取り入れてみてください。

 

≫オフィスでできる目隠しの工夫6選!パーテーションの選び方や事例も紹介

 

小規模オフィスのメリットとデメリット

小規模オフィスのメリットとデメリット

最後に、小規模オフィスのメリットとデメリットをまとめて紹介します。

 

<小規模オフィスの主なメリットとデメリット>

メリット ・レイアウト変更が柔軟にしやすい

・オフィスデザインを統一しやすい

・初期費用やランニングコストを抑えやすい

・従業員同士のコミュニケーションが活発になりやすい

デメリット ・収納スペースが少ない

・作業スペースが確保しにくい

・従業員の増加に対応にしにくい

・パーソナルスペースが確保しにくい

・使用人数やレイアウトによっては閉塞感が生まれやすい

 

「小規模オフィス」という名前の通り、スペースに限りがあるからこそのメリットとデメリットがあります。今回紹介したデメリットへの対策も考えたうえで、小規模オフィスを選んだり、レイアウトを検討したりしましょう。

 

小規模オフィスを広くおしゃれにデザインしよう!

小規模オフィスを広くおしゃれにデザインしよう!

小規模オフィスを広くおしゃれに魅せるアイデアを9つ紹介しました。オフィス事例も紹介したので、小規模オフィスのレイアウトやデザインのイメージが湧いてきたのではないでしょうか。当社ではオフィスデザインをはじめ、施工型パーテーションの工事を得意としております。オフィスのデザインに迷った際には、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。

 

 

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