電気工事の費用相場と快適なオフィス空間に魅せるポイント!

「オフィスの電気工事では、どのような内容の工事が必要?」「費用相場はいくらくらい?」など疑問に感じることはありませんか。照明・PCなどを使用するためには電気が必要ですが、実際にどのような工事を行うのか知らない方がほとんどだと思います。この記事では電気工事に関して詳しく解説していきます。

 

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電気工事とは

電気工事・照明工事とは

電気工事とは照明・コンセントなどを設置し、業務を円滑に行えるようにするために行います。分電盤から電線を引っ張り、照明・コンセントなどまで電気を流すことで、照明・コンセントなどを使用できるようにします。とくにオフィスではパソコンを使用するための電源が必要になるので、電線を必要な場所まで持ってきて、OAタップ(コンセント)を設置するのが一般的です。ほかにも照明の変更、スイッチの切り替え(照明が点灯する範囲の変更、スイッチの位置の変更)などを行うこともあります。ひとつの回路(ブレーカー)で使用できる容量は決まっていて、容量を超えて使用してしまうとブレーカーが落ちてしまうので注意が必要です。ですから電気工事を行うときは、ブレーカーが落ちないように容量計算をして、配線しなければいけません。

 

このように容量の計算を行わなければならず、かつ、ほかの業者と絡む箇所も多いため、知識と経験がないと行えない業務だといえます。例えば、什器を設置するときは、什器内に配線をしなくてはいけないため共同で作業する場合があります。またタイルカーペットを貼る前に配線作業をしないと、配線時に再度床をはがして配線しなくてはいけません。電気工事を行うためには作業内容を理解し、適切なタイミングで工事を行う必要があります。また施工前にビル管理会社に工事区分を確認しないと、トラブルの元になりかねません。以下の記事では工事区分について解説しているのでご覧ください。

 

オフィス電気工事・照明工事の内容(工事区分)

物件によって工事内容は異なりますが、基本的に以下の表のようなモノを行います。

 

照明 照明交換(人感センサーの設置・蛍光灯の交換など)、照明位置・点灯範囲の変更、新規・追加配線
スイッチ スイッチ位置・点灯範囲の変更、スイッチ交換、新規・追加配線
コンセント OAタップの移設・増設、ハーネスの接続(電源接続部)
誘導灯・非常灯 基準にそって設置
分電盤 ブレーカの増設

 

オフィスでは、基本的に床下配線を行います。二重床と呼ばれている床と床の間の空間を利用し、必要な位置まで配線を行っているのです。二重床(OAフロア)では電話・LANなどの配線も行いますが、電話・LANなどは電気会社ではなく電話工事業者やLAN工事業者が担当します。しかし電話・LANなどの配線を電気工事会社が行うこともあります。

 

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ほかにもエアコン・防犯カメラの設置を行うこともあります。「既存の照明が暗いから明るくしたい!」「LED照明を導入したい!」などの要望を実現するのが電気工事の仕事。とくに照明はオフィスの雰囲気を左右する重要な部分ですから、こだわりを持って工事を進めたいところです。

 

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オフィス電気工事・照明工事の価格

工事内容・規模・電気工事会社によって見積もり価格は変わります。電気工事会社によっては受注した工事を下請けに発注する場合もあり、この場合は自社で完結するよりも価格が高額になりやすいものです。そのため電気工事の目安価格を表示することは非常に難しいものですが、筆者の経験から目安となる費用を下の表にまとめました。

 

物件 坪単価
スケルトン物件 20~40万円
居抜き物件 10~30万円

 

まっさらな状態であるスケルトン物件の方が坪単価は高い傾向にあります。そのため坪単価を抑えたい方は、居抜き物件を選ぶことをおすすめします。居抜き物件の場合、既存の照明・コンセントなどを現状のまま使用すれば、電気工事にかかる費用を抑えられます。また分電盤の取替・増設などは高額になりやすいのも特徴です。

 

費用を抑えるポイント

オフィスの電気工事にかかる費用を抑えるためには、相見積もりを出すのがポイントです。同じ内容の工事でも、電気工事会社によって費用・期間・方法などは変わります。例えばモールを使用した露出配線しかできない電気工事会社がいても、ほかの電気工事会社に依頼すれば天井裏に隠ぺい配線をしてもらえる可能性もあります。隠ぺい配線だと天井や壁に電気の配線が見えないため、スッキリとした仕上がりを目指せます。このように電気工事会社の違いは費用だけではなく、仕上がりにも影響を与えます。ほかにもワンストップで工事を行える電気工事会社なら、より費用を抑えられる傾向です。しかし工事区分によっては、電気工事会社を指定されている場合もあります。

 

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電気工事で快適なオフィス空間に魅せるポイント

基本的に、オフィスの電気容量は増やせません。そのため容量に合わせた電気工事を行わなければいけません。しかし容量を増やせなくても、ダウンライトを設置して奥行きのある空間を作り出したり、人感センサーを設置して電気の付けっ放しを防いだり工夫次第で快適なオフィス空間を作り出せます。タイムスイッチを導入して、点灯時間をあらかじめ設定することもできます。またガラスパーテーションを使用して開放的な空間を作るなど、パーテーションを効果的に活用すると、ライトとガラスのコラボレーションでより魅力的な空間を作り出せるでしょう。

 

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オフィス電気工事に関するよくある質問

ここでは、オフィス電気工事に関するよくある質問に回答していきます。疑問点を解消できるかもしれませんので、ぜひご覧ください。

 

小さなオフィスでも対応可能ですか?

オフィスの規模に関わらず、電気工事を行えます。しかし規模・工事内容などによって費用が変わるので、現地調査のあとに見積もりを貰うことをおすすめします。現地調査のときには、工期についても問い合わせしておくことをおすすめします。

 

夜間・休日でも作業可能ですか?

夜間・休日でも電気工事を行えます。しかし事前に連絡しておかなければ、人手を確保できなくて夜間・休日の工事を行えない場合もあります。会社の規模・業務の状況によっても変わってくるので、お問合せ時に伝えておきましょう。

 

立ち合いは必要ですか?

電気工事会社によって異なる部分はありますが、施工前・施工後に立ち会い、現状を確認すれば問題ありません。しかし施工中にも進行状況・施工内容の確認を行うことで、より確実に工事を進められるでしょう。

 

照明を自分で設置してもいいのですか?

照明を自分で設置したいと考えている方もいるかもしれませんが、電気工事士の資格を所有している方でないと照明の取り付けは行えません。照明の取り付けには電源の接続が必要なため、有資格者でないと照明の設置ができないのです。しかし、引っ掛けリーシング(ローゼット)・ダクトレールなどが設置されている場合は、資格がなくても照明を取り付けられます。この場合、既存照明の取替えがメインになるとは思いますが、覚えておくと便利です。

 

電気工事の費用相場と快適なオフィス空間に魅せるポイント【まとめ】

この記事では、オフィス電気工事の内容・価格などについて解説しました。オフィスでは照明・コンセントだけではなく、OAタップを設置してパソコンの電源確保・分電盤からの配線などの工事を行います。価格は規模・電気工事会社によって異なるので、施工前に現地調査を依頼して、かかる費用を確認しておきましょう。また工事区分によっては施工会社が指定されていることもあるので、契約内容の確認が必須です。電気工事に関する知識があれば、スムーズな施工が可能です。この記事で紹介した知識を覚えて、納得いく工事にできるように準備しておくのがおすすめです。

 

 

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