今まであった壁を取り除いて一続きの部屋にする、あるいは1つの部屋を壁で分割して2部屋にするといった間取りを変更する工事も、内装工事に多いパターンです。壁に関係する内装工事の種類と、それにかかる費用を概観してみましょう。
» 内装工事の流れ・ステップ・工事工程を費用も含め5分で解説
壁を撤去する内装工事
壁を撤去するタイプの工事は、居抜き物件でもともと2部屋に分かれていたものを繋げて1つの広い会議室にしたい場合や、個人の住宅において寝室にあるウォークインクローゼットの壁を撤去し寝室を広くしたい場合などに行われます。
壁を撤去するだけなら、職人が1日で終えられる程度の工事です。
費用は6畳間サイズの壁であれば6~8万円程度、壁にコンセントがあり電気工事が必要な場合でも10万円以内で可能でしょう。
ただし、大抵は撤去だけでなく撤去後の壁や床、天井の補修やクロスの張替え、電気関係の改修なども必要になるため、更に20~40万円ほどかかると考えておいた方が無難です。
また、壁の撤去後、必要に応じて2部屋に分割できるようパネルドアを設置するのであれば、パネルドアの本体価格として1万~40万円程度、および取付け費用として10~25万円がかかります。
壁を設置する内装工事
壁を設置するタイプの工事は、プライバシーが確保された部屋を必要とするオフィスや店舗、あるいは個人の住宅において子供部屋が2つ必要になった時などに行われます。
壁の設置には長さ2間(3.64m)でおよそ4~6日ほどかかります。
壁自体を立てる大工工事に約6~10万円、壁や天井のクロス貼りなどの内装工事に6~20万円ほどの費用がかかるため、トータルは12~30万円ほどでしょう。
ただし、壁の設置に伴って電気工事も必要になる場合には、電気配線改修工事費用として更に4~6万円ほどかかります。
壁のクロス貼り替え工事
店舗やオフィスの雰囲気を変えたい、あるいは個人の住宅で内装が古くなった部屋をキレイにしたいという時に、クロスの貼り替え工事が行われます。
貼り替えの際には、古いクロスを剥がして下地をキレイに整えてから、新しいクロスを貼り付けます。
かかる日数は壁の面積や形状によって異なるものの、6畳間程度であれば1日で完成するでしょう。
費用は、安価な量産品クロスとデザイン性・機能性に優れた一般品クロスのどちらを選ぶかによって異なります。
一般的な相場としては10~20万円ほどです。
まとめ
壁1枚を撤去あるいは設置するだけなのに意外と高額だと思われる方もおられるでしょう。
多少機能性や見た目が劣っても良いので安く抑えたいという方は、パーティションを利用してみましょう。
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