仮眠室を会社に導入するメリット5つ!グッズや注意点も解説

仮眠室を会社に作ることによって日中の眠気や疲労を解消しやすくなります。眠気をコーヒーや気合いでごまかすよりも、思い切って仮眠を取ることで集中力や作業効率の向上などが期待できます。ほかにどんなメリットが見込めるのか、仮眠室におすすめのグッズや作る際の注意点も詳しく解説します。

 

仮眠室を導入するメリット5つ

仮眠室を導入するメリット5つ

業務中の眠気と戦わず、思い切って仮眠を取ることで得られるメリットを紹介します。

 

①集中力と作業効率の向上

眠くなりがちな午後の時間帯でも、会社に仮眠室があれば頭のぼんやりを解消できて集中力が戻りやすいです。疲労や眠気を解消すると、作業効率と正確さの向上も見込めます。

 

また、厚生労働省が作成した睡眠の指針にも、『午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的』だとされています。

*厚生労働省 睡眠指針2014

 

②ストレス軽減

②ストレス軽減

静かな場所での仮眠は気持ちをリラックスさせ、ストレスの軽減に役立ちます。疲れたときやイライラしたときに仮眠を取ると、心が落ち着きます。

 

心が楽になると同僚と穏やかに接する余裕が生まれ、会社の雰囲気が良くなります。また、効率的な休憩が取れることでモチベーションの維持・向上も期待できます。

 

③創造性とアイデアの向上

仮眠は、情報や記憶を整理して新しい結びつきを作る手助けをしてくれます。少し眠って目を覚ますと、今まで思いつかなかったアイデアが浮かんだり、問題の解決方法を見い出したりしやすいです。

 

④健康と体調管理

長時間のデスクワークは体に負担を与えます。仮眠室で休むと頭痛を減らしたり、肩・腰の疲れを和らげたりする効果が見込めます。また、眠気から生じるミスや事故の予防にも役立ちます。

 

近年話題の「健康経営」や「ウェルビーイング」の一環として仮眠室を導入するケースも多く、従業員の健康や体調管理は、生産性の向上にもつながると考えられています。

 

⑤企業イメージと採用力の向上

会社に仮眠室を設けて従業員の健康や働き方改革に積極的な姿勢を示すことは、企業やブランドイメージの向上につながります。快適な労働環境の提供をアピールでき、優秀な人材の獲得や定着に有利になると考えられます。

 

また、快適な仮眠室や休憩スペースを設けることは、従業員の満足度向上や働きやすさの促進につながります。

 

会社での仮眠は何分くらいが最適?

会社での仮眠は何分くらいが最適?

次に、会社で業務の合い間にとる仮眠はどれくらいの長さが最適なのか解説します。

 

最適な仮眠時間とは

会社での最適な仮眠時間は『パワーナップ』と呼ばれる15~30分程度と言われています。従来、睡眠の1サイクルは90分程度とされ、仮眠は1サイクルで起きると目覚めが良いとされていました。

 

しかし、90分も寝てしまうと体内時計が狂ったり、夜間の睡眠障害につながったりといったデメリットがあります。そのため、会社での仮眠には、深い眠りにつく前の15~30分程度が最適だと言われています。

 

話題の『パワーナップ』ってなに?

パワーナップ(Power Nap)は、日中の15~30分程度の仮眠のことを言います。アメリカの心理学博士であるジェームス・B・マース氏の研究により生まれた造語です。

 

従来の『昼寝』は日中の睡眠を指し、長さに決まりはありません。一方、パワーナップは効果的な短時間の仮眠を指しています。深い眠りに達する前に起きることが心地よい自然な目覚めにつながります。

 

パワーナップを取り入れている企業の事例

世界的な企業であるGoogleやYahoo、 NIKEが取り入れているほか、日本でも三菱地所やGMOインターネットなどが導入しています。これらの企業ではオフィスに仮眠室や仮眠ポッドなどを設置し、従業員がパフォーマンスを発揮しやすい環境を整備しています。

 

また、NTT都市開発や東京建物が開発した大型オフィスビルのなかには、共用部などに仮眠スペースを設けている事例もあります。

*NTT都市開発(株)ナップルーム
*東京建物(株)リトリートルーム

 

パワーナップが良いとされる根拠

15~30分程度の仮眠が良いとされる根拠のうち2つを紹介します。

 

・NASAによる実証

アメリカ航空宇宙局(NASA)は1995年頃からNASA Napsという睡眠の研究を行いました。その結果、昼間の26分間の仮眠によってパイロットの認知能力は34%、注意力は54%も向上したことが実証されています。

 

・目覚めの良いタイミング

パワーナップは目覚めの良いタイミングに合わせています。睡眠は、脳を休めるノンレム睡眠と身体を休めるレム睡眠とを交互に繰り返します。

 

ノンレム睡眠はさらに眠りの深さによって3つのステージに分けられます。パワーナップでは、もっとも眠りが深いステージ3よりも前に起きるためすっきりと目覚められます。睡眠サイクルについては下記の表を参考にして下さい。

 

睡眠サイクル     *1サイクル=90分程度(個人差があり70~110分位の幅有り)
経過時間の目安 睡眠の段階 状態
入眠~15分程度 ノンレム

睡眠

ステージ1 ・うとうとしている状態

・眠りへの移行期でごく浅い眠り

15~30分程度 ステージ2 ・意識のない状態

・脳では記憶の整理や定着が行われている

30~60分程度 ステージ3 ・もっとも深く眠っている状態

・体と脳が休息して成長ホルモン等が分泌される

60~90分程度 レム睡眠 ・体はリラックスしたまま脳が目覚めだした状態

・夢を見るのはこの状態のとき

 

仮眠室におすすめのグッズや設備

仮眠室におすすめのグッズや設備

次に、会社の仮眠室におすすめのグッズやあると便利な設備を解説します。

 

リクライニングチェアやソファ

リクライニングチェアやソファ

ベッドに横になるとぐっすり寝てしまう可能性があるため、短時間の仮眠にはリクライニングチェアやソファが適しています。リクライニングチェアは首元を支えるヘッドレスト付きがおすすめです。座面は体圧を分散できる設計を選び、短い仮眠でも起きやすい角度に調整します。ソファは長時間座っても疲れにくい、身体を包み込むようなデザインが望ましいと言えます。

 

ブランケット

ブランケット

快適さを保てるよう、柔らかなブランケットも準備しておきましょう。仮眠中は体温が下がるため、何もかけずに寝ると風邪をひいてしまう恐れがあります。また、スカートを履いている時にもあると安心です。

 

著者は自宅のソファでブランケットを使うと、包まれている安心感からよく寝てしまいます。仮眠室にもあればよりリラックスできそうです。レンタルを利用すると手間をかけずに清潔に保ちやすいでしょう。

 

間接照明やダウンライト

間接照明やダウンライト

会社の仮眠室には、間接照明やダウンライトを使うとリラックスしやすい癒しの空間が作れます。執務空間の照明より照度を落とすことで、業務から休息への切り替えをスムーズにしてくれます。

 

遮光カーテン

遮光カーテン

遮光カーテンは自然光を遮って刺激を抑えます。暗い環境になると眠りのホルモンであるメラトニンの分泌が増えるため、寝つきやすくなったり、睡眠の質が上がったりといった効果が見込めます。

 

環境音や静かな音楽

耳馴染みの良い環境音やクラシック調の音楽は、入眠を早めることに有効だと言われています。環境音とは、虫や鳥の声など自然界で聞こえる音を言います。無音の空間はかえって緊張して寝付きにくくなる場合があります。聞きなれている環境音や静かな音楽を流すことで、安心感やリラックス感が得られます。

 

香り・アロマ

香り・アロマ

仮眠室では、香りの利用もおすすめです。アロマテラピーは睡眠の質の向上やストレスの軽減に役立つと言われています。心地よい香りは眠気を促し、心とカラダを癒してくれます。例えば、仮眠にはリラックス効果の高い下記の香りがおすすめです。

 

  • ラベンダー
  • カモミール
  • サンダルウッド
  • ベルガモット

 

使う際は、ディフューザーやアロマストーンを用いると良いでしょう。著者のおすすめは、定番のラベンダーとサンダルウッドです。サンダルウッドはウッド系と呼ばれ、森林浴をしているような気分になる香りです。

 

仮眠室・仮眠スペース作りの注意点

最後に、仮眠室や仮眠スペース作りを検討する上で注意すべき点を3つ解説します。

 

設置義務がある場合も

法令上、会社の人数や勤務体制によっては、オフィスに仮眠室や休養室の設置義務があります。例えば安全衛生規則では、夜勤などで従業員に睡眠を与える必要のあるときや就業の途中に仮眠できる機会があるときは、適当な睡眠又は仮眠の場所を、男女別に設けなければならないとしています。

 

また、在籍者数が50人以上又は女性が30人以上の場合も、体調不良者が横になれる休養室を、男女別に設置する義務があります*。

*厚生労働省 R3.12労働衛生基準の改正

 

建築基準法などの法令を確認

建築基準法などの法令を確認

パーテーションなどで天井まで仕切って仮眠室を設ける際は、建築基準法や消防法を遵守しなければなりません。建築基準法において仮眠室は『居室』として扱われ、次のような要件を満たす必要があります。

 

  • 採光の確保
  • 換気設備
  • 排煙設備
  • 消防設備
  • 避難経路の確保
  • 天井の高さ

 

居室には、採光や換気、排煙などのために原則として窓が必要です。天井高は原則として2.1m以上とされています。また、オフィスビルの大きさやフロアによっては、居室から避難口までの幅や長さ、内装に使う材料なども規制されるため、設計士や内装・パーテーション業者に確認が必要です。

 

静かな環境を作る

仮眠室の利用でリフレッシュ効果を高めるには、静かな環境が必須です。執務エリアとは明確に分け、遮音性の高い仮眠専用のスペースを設けることが望ましいです。遮音性の高いスペースの作り方には次の方法があります。

 

・防音性の高いパーテーションや造作壁

・防音性の高いパーテーションや造作壁

会社の仮眠室は、防音性の高いパーテーションや造作壁で仕切るのがおすすめです。外部の声や雑音を遮断し、眠りに集中できる環境が作れます。

 

ガラスウールやロックウールなどの吸音材を充填

防音性や遮音性を高めるには、ガラスウールやロックウールなどの吸音材を充填します。一般的に、ガラスや窓は音を通しやすいため最小限にしましょう。

 

・遮音ブース

個室や半個室の遮音ブース・静音ブースは睡眠導入を妨げる外部の雑音や刺激を抑えてくれます。適度な暗さとプライバシーが確保できるため、安心して仮眠できます。また、立った姿勢で利用できる省スペースタイプなどもあります。

 

・防音・遮音カーテン

オフィスの窓から入ってくる騒音を防ぐには、防音・遮音カーテンを付ける方法があります。厚手で多層構造になっているため、騒音を和らげる効果が見込めます。簡単に導入できるため、会社の近くに交通量の多い道路や繁華街などがある場合におすすめです。

 

会社に仮眠室を導入して短時間でリフレッシュ

仮眠室を会社に導入すると、短時間でのリフレッシュが可能です。従業員の集中力や作業効率の向上が見込めるだけでなく、健康促進や企業イメージのアップにもつながります。

 

仮眠室のおすすめグッズには、リクライニングチェアやブランケットなどがあります。さらに香りや音環境を整えると睡眠の質の向上が期待できます。また、仮眠室を作る際には法令を確認して遵守し、静かな環境を作るために遮音ブースや防音パーテーションなどを利用しましょう。

 

 

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