2020年にスタートする受動喫煙防止についてご存知でしょうか?
今回は喫煙用パーテーションについて詳しく解説していきたいと思います。
2020年にスタートする受動喫煙防止
健康増進法の改正に伴い、いよいよ2020年から事務所やオフィス、飲食店やホテル、工場などの施設を対象として受動喫煙防止がスタートします。
そのため、喫煙室や喫煙ブースの設置に追われている企業や施設も多いのではないでしょうか。
喫煙室の設置においては、タバコの煙が外に漏れないというだけでなく、喫煙室内でもできるだけ空気の循環を良くすることが求められています。
喫煙室の中は煙草の煙でモクモクしやすいものです。
この煙を速やかに直接屋外へ排出するため設備が必要となるほか、喫煙室とそうでない境界においても、煙が外に漏れださないように空気の流れを調整するための対策が求められます。
ちなみに、この空気の流れは、出入り口付近の風速は毎秒0.2m以上を確保しなければいけません。
ちなみに、この受動喫煙防止は、資本金5000万円超の企業や、それらの企業が発行済株式の半分以上を有しているグループ会社を始め、客席の面積が100㎡超の飲食店、さらに2020年4月以降に新規開業するすべての施設が対象となります。
現在営業している全ての企業や施設というわけではないものの、これから新規に立ち上げたり移転する際には対象となる可能性が高いのではないでしょうか。
パーテーションは不燃性の高い素材がマスト
パーテーションに使われる素材にはいろいろなものがありますが、喫煙室の場合には、タバコの煙によってニオイが染みつかないような素材でなければいけませんし、万が一のタバコの火の不始末などによって火災を引き起こさないための対策として、不燃性の素材のパーテーションであることはマストとなります。
不燃性の素材を使わなければ行政から処分されるというわけではありませんが、コストが比較的リーズナブルなアルミ素材なら、不燃性かつ煙も外に逃がさないため、喫煙室のパーテーションとしてはおすすめです。
喫煙室に使用されるパーテーションの素材には、他にもガラスなどがあります。
ガラスを使うと、喫煙室の中が外から良く見えますし、開放感を得ることができます。
さらに、ガラスは光を通すため、明るさを確保することもできるでしょう。
しかも、ガラスは煙を通さないため、喫煙室のパーテーション素材としては、とても適しています。
パーテーションに加えて吸排設備も必要
喫煙室のリフォームにおいては、パーテーションの設置に加えて喫煙室内の煙を速やかに取り除くための吸排設備も必要となります。
最も簡単な方法としては換気扇がありますが、審美面や建物の構造などによっては、換気扇の設置が難しいということはあるでしょう。
そんな時には、テーブル型やカウンター型、またウォール型などの分煙機もあるため、喫煙室のニーズに合わせて設置すると良いでしょう。
防臭加工されたパーテーションもアリ
喫煙室のニオイは、経年とともに強くなります。
そうしたニオイ対策として、パーテーションに光触媒加工を施すことによって防臭対策ができます。光触媒というのは、光が当たることによってニオイの原因となる成分を分解してくれるという優秀な機能です。
施工業者によっては、すでに光触媒加工が施されているパーテーションとして販売している所もあれば、オプショナルとして光触媒加工を施してくれる所もあるようです。
喫煙室はメンテナンスも大切
施設の中に喫煙室を設置したら、煙対策だけではなくニオイ対策などもしっかりと行い、常に清潔で臭いが気にならない喫煙室を維持したいものです。
日常的にクリーニングを行ってヤニ除去をすれば、喫煙室に入ったとたんに強烈な煙の臭いに歓迎されることもなくなり、新鮮な空気と煙草を同時に楽しむことができる癒しの空間となってくれるのではないでしょうか。
最後に
いかがでしたか?
今回は喫煙用パーテーションについて解説させていただきました。