今回は「パーテーションの施工方法」についてです。
パーテーションといっても、ローパーテーションやハイパーテーションなど様々な種類があります。
それぞれの施工方法のポイントや注意点などを交えながら解説していきたいと思います。
ローパーテーションの施工方法
ローパーテーションは、デスクまわりに使用する高さ1200mmのもの、簡易的なミーティングスペースや面談スペースなどに使用する高さ1600mmのもの、簡易的な部屋・個室などを作る際に使用する高さ1800mmのものがあります。
※高さや重さはメーカーにより前後します。
施工方法の例として、1枚2枚の衝立を施工する場合は安定脚と呼ばれる脚を取り付けて自立させるケースが多いです。
デスクまわりだとアルファベットのH字やカタカナのコの字のように設置し自立させます。
このような場合には支柱と呼ばれるコーナーポストを使用して直角に施工します。
ミーティングスペースや個室を作る場合でも、支柱を使用しL字やロの字に設置して自力させます。
基本的には床や壁などに穴あけをしないで設置できるタイプとなります。
※ドアの設置には、壁や床への穴あけ工事が必要になる場合もあります。
使用する工具については、プラスドライバー、六角レンチ、水平器などがあれば施工できるものが多く、お客様でも施工できるイメージです。
ハイパーテーションの施工方法
ハイパーテーションはアルミパーテーションやスチールパーテーションなどのことを指します。
施工方法を簡潔に説明すると、レーザーで墨出しをおこない、床や天井にレールを取り付けます。ポストをたてながらパネルや横桟をはめていき、ドアについては最後に施工するイメージです。
ローパーテーションと違い、天井や床への穴あけ工事は必須になります。
使用する工具についても、レーザー、電動ドライバー、電動ドリル、電動のパネルカッターなど様々なものが必要になります。
ハイパーテーションについては、お客様での施工は難しいと思います。熟練の職人技が必要になります。
施工方法の注意点
ローパーテーションやハイパーテーションの施工方法の注意点として、ローパーはお客様でも設置出来る可能性はありますが、ハイパーについてはプロに任せる必要があるということです。
また、ハイパーテーションは穴あけ工事が必要になりますので、ビル管理会社やオーナーへの確認も必要になります。
最後に
パーテーションについては、耐震面にも強い施工方法を選択する必要があります。
安定脚や置くだけタイプのローパーテーションだと地震の際に倒れる可能性も出てきます。
予算と相談しながら、安全なパーテーションの施工方法を選択すると良いかもしれません。