オフィス移転時のネットワーク設備は、今まで利用していた回線を移設するか、新オフィスで新設するかのどちらかです。できればオフィス移転後もトラブルなく旧ネットワーク回線をそのまま利用したいところですが、移転を伴うとケーブルの引き直しや機器の再設定が必要になったりもします。では新設はどうなのでしょうか。ここでは移転に伴うネットワーク移設に関して解説します。
新オフィスに新しくネットワークを構築するのもアリ
様々なメリットがあるオフィス移転ですが、移転後に悩まされるのがネットワークの復旧です。電話回線の他にインターネット回線も繋がるようにしなければいけません。新しくオフィス移転をしたら、どのインターネット回線業者と契約をするかを事前に考えてみましょう。今まで加入していた回線業者を引き続き利用するか、または心機一転、新たに違う回線業者と契約をすることも可能です。今まで使い慣れた業者なら、そのまま利用すれば良いですし、回線の大きさや費用に納得ができなければ、改めて契約内容を見直し、別の回線業者に任せることもできます。
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【ネットワーク設備】電話回線とインターネットを手配
移転先のネットワークを構築するために、早めに電話回線やインターネット回線の移設手配をしてください。電話やインターネットの移設手続きをすることで通信費を見直すきっかけにもなります。いくつかの業者に見積もり依頼を出したら新しいオフィスに実際に来てもらい下見をしてもらってから見積り書を出してもらいます。そうすることで、それぞれ工事費や設置費の見積り額が変わってくるかもしれません。業者に依頼をするときは余裕を持って申し込みをしてください。依頼予定日に余裕を持つことで自分たちのオフィス移転の予定日に合わせてネットワーク工事をしてくれます。
オフィスでは無線LANがおすすめ!ルーターやモデムは?
オフィスでインターネットを繋ぐ場合、モデムやルータとパソコンを直接線で繋がない無線LANが主流です。快適なネットワーク環境にするために、社員が働きやすいように小規模オフィスであってもインターネットに接続するときは無線LANで設置することをおすすめします。インターネット接続の業者に依頼をして、オフィスのレイアウトに沿って配置や配線をしてもらいます。モデムやルータは業者が用意してくれるのか、それとも会社で用意するのかを事前に確認しておきます。そうすることで後から機器が足りなくてインターネットに繋げないというトラブルを防ぐことができます。
ネットワークを移設するか新設で申し込むか
インターネットなどのネットワークの契約をそのまま継続して使うか、新設扱いで申し込むかを選ぶことができます。今までの契約で継続したいのであればそのままで良いですが、新設をすることで通信費の見直しができるメリットがあります。また新規に契約をすると契約する会社からキャッシュバックの支払いもあります。ネットワークを移設するか新設で申し込むかはそれぞれの判断で内容が変わってきますが、新たな契約が面倒だと考えずに、様々なメリットがあると判断して考慮してください。
ネットワークがつながらない!というトラブルを起こさないようにするために
移転先のオフィスでネットワークが繋がらないというトラブルにならないように、事前に対処法を把握して、トラブルになったときにどのように行動するかを理解しておきます。業者にネットワークの配置を依頼すればトラブルが起きる可能性は低いですが、それでも万が一のことを考えて事前に業者と綿密な打ち合わせをしておくことをおすすめします。どのようにLANケーブルの配線をすればネットワークのトラブルにならないか、設計プランの相談をすることでトラブルなくスムーズに工事が終わります。再度配線の変更をすると余計な出費になります。それを防ぐために設計プランを考えて作業をしてもらうことが重要です。
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オフィス移転時のネットワーク移設は契約を見直すチャンス?【まとめ】
インターネットを使って仕事をする機会が多い今の時代だからこそ、オフィス移転をする際のネットワーク環境をどのように構築するかも、事前にしっかり考えて行動することが求められます。快適なネットワーク環境にするいくつかの方法があるので、配置や契約方法など、どれを選べば社員が快適に仕事ができるかを考慮して、プランや配置方法を選択しなければいけません。せっかく新しいオフィス移転するからこそ、ネットワーク環境を整えて快適な職場になるようにしてください。