オフィスインテリアを選ぶ際はデザイン性をあわせて検討するのが一般的です。最近のインテリアはデザイン性が豊かなものが多いですが、長年人気を誇っているのが木目調です。本記事では、木目調インテリアを導入して魅力的なオフィスデザインにするために知っておくべき効果やコツを紹介します。
木目調インテリアのオフィスへの効果4つ
木目調インテリアがオフィスにもたらす主な効果を4つ紹介します。
効果1.おしゃれ度がアップする
木目調はオフィスをおしゃれな雰囲気にさせるために選ばれるデザインの一つです。白を基調とした一般的なオフィスでも、木目で色や模様を加えることによってアクセントになります。
また、木目調はナチュラルでありつつ高級感を演出できるため、エントランスなどの来客者の目の触れる場所にも向いてるデザインと言えるでしょう。木目調インテリアは、使い方次第でオフィスデザインに遊び心をプラスできます。
効果2.目に優しい
木目調インテリアは、光の反射率(光反射率)が程良いため目に入る光が優しいのが特徴です。光反射率とは、物体に入射した光を100%としたとき、どれだけ反射して戻ってくるかを表した数値です。例えば、白の反射率は一般的に80~90%、木材は50~60%と言われています。
効果3.気持ちが落ちつく
木目調には気持ちを落ち着かせる効果もあります。これは科学的な根拠があり、木目調は「1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ」効果を持つためです。1/fゆらぎとは、自然界にある予測できない変化や動きのことで、1/fゆらぎを含むものには以下のようなものがあります。
<1/fゆらぎの例>
- 心拍音
- 波の音
- 炎のゆらめき
- 風で木々の葉がこすれる音
効果4.圧迫感や緊張感を減らせる
木目調のインテリアを上手く取り入れることで、圧迫感や緊張感を少なくする効果があります。オフィスは白のインテリアやオフィス機器など無機質になりがちです。そこで、ナチュラルで温かみを感じる木目調を取り入れると、無機質感を取り払え、圧迫感や緊張感を軽減させられます。
オフィスで使われる木目調インテリア
インテリアとは「室内装飾」を示す言葉で、インテリアの種類はさまざまです。ここでは、主な木目調インテリアの例を紹介します。
家具
木目調インテリアで特に種類が多いのが家具です。オフィスで使用される主な例を紹介します。
<木目調の家具の例>
家具の種類 | 商品例 | オフィスでの用途 |
デスク | 出典:事務用ナチュラル片袖机 |
・執務用 ・チェアとセットで使う |
チェア | 出典:チェア ALES-B |
・執務用 ・事務机とセットで使う |
会議用テーブル | 出典:ALetto(アレット)ミーティングテーブル |
・会議室用 ・複数人で使用する |
応接用テーブル | 出典:センターテーブル KVT-1260 |
・応接室用 ・ソファーとセットで使う |
ハイチェア | 出典:カウンターチェア ALES-CT |
・短時間の作業や休憩用 ・執務スペースと異なる空間に設置 |
書庫・キャビネット | 出典:ソフィーダ 国産役員用両開き書庫 |
・本や書類の収納をする
・プロジェクターなどの機器を収納する |
パーソナルロッカー | 出典:木製パーソナルロッカー PRO-4W |
・個人用のロッカー ・フリーアドレスを導入しているオフィスに採用される場合が多い |
壁やパーテーション
壁やパーテーションにも木目調のデザインが使われます。オフィスは白が主流ですが、木目調を導入すればアクセントになります。
施工例:東京都豊島区案件
壁紙やパーテーションで木目調を取り入れると雰囲気が変わるため、オフィスデザインを一新するときはぜひ検討に入れてください。
天井や床
天井には張り紙、床にはフローリングで木目調を取り入れられます。特に、フローリングは敷き詰め方によって模様を変えられるデザイン性の高さが魅力です。
フローリングの敷き詰め方の例
天井や床は面積が広いため、木目調を入れることでカジュアルな空間に仕上がります。ただし、視線の上下どちらにも暗い色を入れると部屋が狭く感じやすくなるため、色味には注意しましょう。
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木目調で魅力的なオフィスデザインにするコツ4つ
ここでは、木目調インテリアを導入して魅力的なオフィスに仕上げるコツを4つ解説します。
コツ1.オフィスカラーと色調を合わせる
オフィスを魅力的にするためには統一感が大切です。木目調にはクリーム系からダーク系までさまざまな色味があります。木目調インテリアのカラーはその他のインテリアと色がマッチするものを選んでください。
施工例:落ち着いた雰囲気のオフィス
こちらはライトグレーの壁や白黒のタイルカーペットとマッチするように、暗めな木目をチョイスしている例です。部屋の雰囲気にあわせて適切な木目のカラーを選びましょう。
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コツ2.グリーンを取り入れる
木目と相性が良いのがグリーン(植物)です。植物を取り入れれば、さらに自然でナチュラルな空間にできます。また、植物には空気清浄効果があるため、見た目だけでなく、物理的に爽やかになります。植物の手入れが難しい場合は、造木や造花で視覚的効果のみを得るのも良いでしょう。
コツ3.合わせるインテリアにもこだわる
オフィスインテリアは統一感が大切なものの、インテリアをすべて木目調で揃える必要はありません。組み合わせにこだわれば、ワンランク上の魅力的なオフィスにすることができます。
木目調インテリアでナチュラルな温かみを演出しつつ、差し色になるインテリアも取り入れてみましょう。
コツ4.照明の色にこだわる
木目調インテリアと合わせる照明の色にこだわるのもおすすめです。照明の種類ごとに期待できる効果が異なるため、スペースの目的や木目調に期待する効果を考えて照明の色を選びましょう。
<照明の種類と期待できる効果>
照明の種類 | 期待できる効果 | 利用シーンの例 |
昼光色(青みがかった光) | ・脳を覚醒させる ・集中力を高める |
・執務室 ・会議室 |
昼白色(自然光に近い光) | ・作業に集中できる | ・執務室 ・会議室 |
電球色(オレンジがかった光) | ・目の疲れを緩和させる ・リラックス効果がある |
・エントランス ・リフレッシュスペース |
一般的な事務作業をする場所は300ルクス以上とされているので、どのような照明の色を選ぶ場合でもこの基準をクリアできる明るさになるように照明の数などを調整してください。
木目調インテリアを取り入れるおすすめスポット
最後に木目調インテリアを取り入れるおすすめスポットを紹介します。
施工例:エントランス
エントランスに木目調を取り入れることで、温かい雰囲気でお客様を迎えられます。こちらの施工例では、色の異なる木材を組み合わせてナチュラルでありつつ、おしゃれなエントランスを演出しています。木材と社名の標識に色のコントラストをつけることで、社名を目立たせる効果もあります。
施工例:会議室・面談室
会議室や面談室のような個室に木目調を取り入れる方法はおすすめの活用術です。木目調インテリアが持つリラックス効果により、アイデアや意見が出やすくなるでしょう。壁やパーテーションとデスクのカラーを統一すると、精錬された印象の個室に仕上げられます。重厚感を出すなら、カラーは暗めが最適です。
リフレッシュスペースの例
木目調インテリアはリフレッシュスペースにも適したデザインです。ポジティブな気持ちになれるように、色味は明るめを選ぶと良いでしょう。窓から自然光を取り入れると気分転換になお効果的です。デスクとチェアのまとまりごとにあえて木目の色味をバラバラにするなど、少し遊びを入れて執務スペースとは異なるデザインにすると仕事のオンオフがしやすくなります。
木目調インテリアで遊び心をプラス!魅力的なオフィスデザインを実現するコツ【まとめ】
本記事では、木目調インテリアについて効果や魅力的なオフィスデザインにするコツを紹介しました。木目調インテリアを取り入れることで、オフィスの印象を柔らかくし、落ち着いて過ごせる空間にできるでしょう。おしゃれで魅力的と感じるオフィスは社員の士気を上げる効果も得られます。当社では、オフィスの内装工事を専門に行っております。オフィスデザインのご提案も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。