サイン工事とは?オフィス内看板の種類や取り付け例を紹介!

内装工事では、サイン工事という表層仕上げ作業があります。あまり聞きなれない方も多いと思いますが、オフィスのデザイン性に大きくかかわる重要な工事です。今回は、サイン工事についてご紹介します。

 

サインとは?

サイン工事

サインとは案内板の役割を果たすオフィス内の看板です。例えば、社名ロゴやトイレの案内表示、会議室のプレートなど。また、街中の標識や看板などもサインと呼ばれています。多くの場面で使われており、私たちの生活には欠かせません。さらに、材料やデザインも様々なのも大きな特徴の1つです。

 

サイン・看板を取り付けるメリットは?

オフィスにサインを取り付けるメリットは主に4つです。

 

  1. デザインが豊富
  2. 分かりやすい案内表示
  3. 低価格で可能
  4. 社員のモチベーションアップにつながる

 

デザインが豊富

サインは材料の種類が多く、デザインの自由度がとても高いです。材料の選択肢が豊富なため「特徴のある社名のロゴ」「他のオフィスでは見かけない珍しいプレート」など、希望通りのデザインを作ることができます。かっこいい社名ロゴや個性的な案内プレートは来客の目を引き、強く印象に残るはずです。

 

分かりやすい案内表示

オフィスの分かりやすい案内表示をおこなうためにもサインの取り付けは欠かせません。部屋の表示が少ない建物や、特徴がない同じようなプレートばかりの通路では、来客や新入社員が迷ってしまうことも。所属する社員や、来客が快適な生活を送るためにも重要な働きをします。また、文字だけでなくピクトグラムでの作成も可能です。ピクトグラムを採用すると「一目でわかる」「外国人が多い職場でも複数の言語表記がいらない」「小さな子供にも伝わる」などメリットが多いです。しかし、あまり見慣れないピクトグラムや複雑な表記はかえって分かりづらくしてしまうので注意しましょう。

 

低価格で可能

種類によっては低価格で取り付けることができます。案内標識は目につきやすい場所に設置されるものです。オシャレなものに取り換えられていると、他の工事をしなくてもイメージアップにつながります。また、低コストで社内のデザインを変更したい場合には、壁紙の張り替えと一緒に綺麗なサインを取り付けることがおすすめです。

 

社員のモチベーションアップに

新しくオシャレなものを取り付けると社員のモチベーションアップにつながるでしょう。いつもと違うかっこいいロゴがあると話題になり気分も上がります。サインだけに限った話ではありませんが、オフィスがリニューアルされて綺麗になると社員のやる気が向上することも。働きやすい環境づくりのためにも社内のデザインは重要なポイントです。

 

サイン工事(看板取り付け)の流れ

サイン工事をおこなう流れは「打ち合わせ」「デザインの提案」「取り付け工事」の3段階です。

 

➀連絡をいただいて打ち合わせ

案内板を設置したいと考えたらまずは業者に連絡しましょう。連絡をいただいた後に「向いているサインの提示」「大まかな見積もり」「現地にて壁の採寸が可能か」「施工日時・必要時間」など打ち合わせをおこないます。

 

②要望に沿ったデザインの作成

打ち合わせをおこない、ご要望を伺った後、サインのデザインをおこないます。会社のロゴなど指定がある場合はご提示下さい。

 

③現場にて取り付け工事

デザインが決定したら、工場でサインを製作します。製作したサインは施工日に伺って取り付けをおこない作業完了です。施工時間は案内板の種類や、当日の現場環境などの影響で、打ち合わせでお話したものより多少前後することもあります。

 

サインの取り付けは、自分でおこなうのは難しい作業です。種類によっては両面テープなどで貼り付けて施工する場合もあり、簡単そうに思うかもしれません。しかし、素人の作業では「水平に貼り付けられず曲がってしまう」「次の日には取れてしまった」など失敗することがほとんどです。重いプレートなどが取れて落ちてしまうと、事故につながる可能性も。

 

プロはレーザー水平器という壁に水平垂直を表示できる機械を用いて正確に作業をおこないます。また、接着方法など熟練の技があるため素人には真似できません。綺麗な仕上がりや施工後にトラブルを起こさないためにも業者に依頼しましょう。

 

サイン・看板の種類

オフィスの看板には「アクリル素材」「ステンレス素材」「シート状」のものがよく使用されます。代表的なものを順番に解説していきます。

 

アクリル切り文字

アクリル切り文字はアクリル板から文字やマークを切り取り製作したものです。厚みがあり立体的で、色や透明度も自由に選べます。また、文字の角に丸みをつけるなども可能でデザイン性にも優れた材料です。施工方法は製作された物を両面テープや接着剤などで取り付けて完了。アクリル切り文字は、受付の会社ロゴなどでよく使用されます。

 

カッティングシート

カッティングシートとはメーカーの中川ケミカルが商標登録をしているシートのことです。色は単色、蛍光色、クリアカラー、メタリックなどバリエーションがあり、273種がラインナップされています。また、文字やマークを型取り加工することも容易です。シートは裏に糊がついていて裏紙をはがすことで貼ることができます。事務所の扉に会社名を貼る、ごみ箱の分別にピクトグラムとして貼るなど、内装では利用される場面も多いです。

 

ステンレス切り文字

ステンレス切り文字はステンレスの板から文字を切り出したものです。金属素材のため耐久性があり、高級感がでます。表面の仕上がりは好みによって「ヘアライン仕上げ」「鏡面仕上げ」「塗装仕上げ」「チタンゴールド仕上げ」の4種類から選ぶことが可能です。

 

ヘアライン仕上げ ヘアラインとは金属を決まった方向に磨くことで、一方向へ向かってできる細かい筋模様のことです。

つやが消え、落ち着いた雰囲気を出すことができます。

鏡面仕上げ 鏡面仕上げは表面がピカピカの鏡のようになります。光沢があり、高級感のあるサインを作りたい場合にはぴったりです。
塗装仕上げ ステンレス切り文字は塗装して好きな色に仕上げることもできます。
チタンゴールド仕上げ チタンゴールドは仕上げ面にチタンを用いて金色に仕上げたものです。

 

ピン立て

ピン立ては各種切り文字を立体的に見せる方法です。文字の裏にピンを取り付け壁から浮かして設置することができます。受付で社名ロゴを強調したい場合には有効な手法です。また、取り付けをおこないたい壁の表面が石などでできており、凹凸が激しいと両面テープでサインをつけることができません。凹凸が激しい場所に設置する場合はピン立てが用いられます。

 

施工する場合は、設置する壁にピンを差し込む穴を開けなければなりません。穴の数は文字のパーツにつき2〜3箇所程度です。1文字2パーツ以上でつくられていることが多く、設置面の壁が穴だらけになります。また、穴を開ける壁の硬さなどによっては「大きな音が出て他の事務所からクレームになる」「粉が出て汚れる」などトラブルになることも。さらに、「ピンで浮き上がらせてできた文字の影がイメージと違った」というケースもあります。原状回復に問題はないか、音が出ても大丈夫か、照明の位置は問題ないかなど、事前の確認や対策が必要です。

 

≫ 原状回復工事とは?費用や工事範囲・工期の目安まで徹底解説

 

プレートタイプのサイン

プレートのサインは会議室などルーム名の表示で使われることが多いです。使われる素材はアクリル板やステンレスなど様々。色や文字の字体なども幅広く選択できます。施工は設置位置を決め、両面テープと接着剤を用いて取り付けをおこない完了です。また、プレートの4つ角にボルトを取り付けることで浮き上がらせることもできます。

 

サイン・看板工事の具体例

扉にカッティングシートのサイン

パーテーションのガラス扉に部屋名のカッティングシートを施工。カッティングシートははがれにくいため、扉周りなど衝撃を受ける場所の施工にも向いています。撤去する時は爪などで簡単にはがすことも可能で、糊の跡も残りにくいです。今後移転などを考えていてあまり壁を汚したくない場合にもぴったりなサインと言えるでしょう。また、カッティングシートは薄いため、隙間の小さい引き戸に取り付けることもできます。ちなみに扉に貼るルーム名などは、目線の高さを考慮して、床から1.6mの位置に貼るのが一般的です。

 

一緒にスポットライトを施工

社名ロゴなどを取り付ける時にサインを照らす照明を施工するとベストです。おすすめの照明はスポットライトやダウンライトで、照らす角度が調節できるものが良いでしょう。照明を取り付ける場合は天井内で配線が必要です。設置する箇所によっては点検口が近くにないことが原因で難しいケースもあります。この場合、配線をおこなうには点検口の増設が必要です。また、配線次第でスポットライトのスイッチを独立させるかどうかなども設定することが可能です。

 

≫ 【オフィス照明の選び方ガイド】種類や特徴を知り賢い選択を

 

照明を新しく取り付けたくないという場合は、コンセントタイプのスポットライトを使うのも選択肢の1つです。設置位置はスタンドを用いるなどで調節でき、コストがかからないというメリットもあります。

 

凹凸がある石張りの壁に社名ロゴを施工

凹凸が激しい石張りの壁に社名ロゴを設置する時には、ピンで浮かせて設置します。ピン立てをおこなう場合は壁に穴を空けるため、騒音と粉が出る作業に注意しましょう。オフィスの場合、土日や夜間の作業が望ましいです。発生した粉によって煙感知器が作動することや周りが汚れることがあるため養生が必要です。また、壁の硬さによって穴を空けるスピードに差が出るため、施工時間が前後することも。

 

施工の流れは、あらかじめ目印を壁につけておき穴を空けます。接着剤を塗ったピンをはめて完了です。ピンのはめ込み具合で文字の高さを調節することも可能です。

 

ごみ箱にカッティングシートの看板を施工

燃えるごみなど、ごみ箱の分別表記にはカッティングシートが最適です。デザイン性に富んでいて、色などオフィスの雰囲気に合わせやすいこともポイントの1つ。分別が多いごみ箱でもマークのカッティングシートなら一目見ただけで分かります。

 

サイン工事とは?オフィス内看板の種類や取り付け例を紹介【まとめ】

サインとは部屋の場所を案内するオフィス内の看板のことです。個性的なデザインの社名ロゴを受付などに設置すると、社員や来客に会社のイメージを伝えることができます。事務所のレイアウト変更時には、施工が一目で分かるオシャレなサインを取り入れてみてはいかがですか。サイン工事なら施工事例が豊富なオフィスボールにお任せください。

 

 

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