施工会社とは?設計会社との違いや主な仕事内容をプロが解説

オフィスや店舗の工事では、施工会社と設計会社が関わるのが基本です。しかし、施工会社と設計会社の違いを理解している方は少ないのではないでしょうか。この記事では、それぞれの会社の違いや仕事内容を解説していきます。設計施工会社についても解説しているので、ぜひご覧ください。

 

施工会社とは?

施工会社

施工会社とは、工事(施工)を行う業者を管理する会社のことです。自社では作業を行なわず、大工や電気屋さんなどの専門業者に施工を依頼し、工事を管理します。居抜き物件の内装をそのまま使用する方や工事する箇所が明確な方などは、施工会社に依頼するのがおすすめです。

 

設計会社とは?

設計会社は設計業務を行う会社です。建物や内装をデザインし、設計図を作成したあと、図面通りに工事が行われているか監理(かんり)します。オリジナルなデザインや内装の雰囲気を重視する方は、設計会社に依頼し、デザインしてもらうのがおすすめです。

 

設計施工会社とは

設計施工会社とは、設計と施工の両方を行う会社です。自社で設計したものを自社で施工するため、業者や資材を手早く手配でき、スピーディーな施工が可能です。自社で全てを完結できるため、工費も抑えられます。スピード感を重視したい方や後々のメンテナンス対応も依頼したい方などにおすすめです。

 

施工会社の3つの仕事内容

施工会社の仕事内容は、主に次の3つです。

 

  • 見積もり作成と資材や業者の手配
  • 現場管理
  • アフターフォローとメンテナンス

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

①見積もり作成と資材や業者の手配

設計会社が作成した図面を基に見積もりを作成します。図面を確認し、必要な作業やおおまかなスケジュールなどを割り出し、請求する金額を決定する形です。この見積もりの金額内で、専門業者や資材の手配を行います。また工事が始まると、進捗状況を確認し、予算内に収まりそうか確認するのも施工会社の仕事です。

 

②現場管理

施工会社は、施工手順やスケジュール作成などを含めた現場管理も行います。着工後には、工事の進捗具合や品質確認なども行い、問題なく工事を進められているのかも確認します。進捗確認を例に挙げると、クロスや木材などの資材が入荷されず、スケジュール通りに工事が進められないケースが考えられます。この場合、資材が入荷されるまで当該工事が進まないため、事前に作成されている予備日を活用したり増員したりするなどして、納期までに完工できるように管理しなければいけません。ほかにも、現場の安全確保や使用機材の点検、近隣住人や店舗への挨拶回りなども施工会社の仕事です。

 

≫ 【壁紙リフォーム】クロス張り替え費用相場とポイントを解説

 

③アフターフォローとメンテナンス

完工後のアフターフォローやメンテナンスなども行います。これは施工会社や工事内容によって大きく変わるので、事前に確認しておくといいでしょう。仮に契約通りの工事(施工不良や傷など)になっていない場合、瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)として施工会社が責任を負うのが一般的です。ですから、全てを任せきりにせず、契約通りの工事になっているかきちんと確認しておくといいでしょう。

 

設計会社の2つの仕事内容

設計会社の仕事内容は、主に次の2つです。

 

  • 設計
  • 監理業務

 

それぞれの仕事内容を、見出しで詳しく解説していきます。

 

①設計

業務委託契約書の締結(ていけつ)が済んだら、基本設計を作ります。オーナーが求めている仕様や機能をヒアリングし、図面に反映させていきます。しかし、建築基準法や都市計画法などの法律に合わせて設計しなくてはいけないため、希望通りの設計になるとは限りません。基本設計が作成されたあとは、実施設計(じっしせっけい)の作成に移ります。実施設計とは、工事を行うときに必要な詳しい内容が記載されている図面のことです。施工会社が見積もりを提出するのも、基本的には実施設計が作成されたあとです。また、実施設計は詳細設定と呼ばれることもあります。

 

②監理業務

設計会社は、図面通りに工事が行われているか確認する監理業務も行います。これは、建築士の資格保有者のみ可能な独占業務で、設計会社の重要な仕事のひとつです。例えば、指定されている素材のクロスを使用しているかどうか、クロスとクロスの継ぎ目に隙間がないか、クロスをきちんと貼っていないためにシワができていないかなどを確認します。電気なら、指定されたブレーカに指定された電線が接続されているか、回路の切り分けが適切か、設置されている照明やコンセントは適切かなどのチェックが必須です。ほかにも、図面だけでは伝わらないような内容を、施工業者に伝えなければいけません。また、オーナーへの報告やオーナーの代理として現場との打ち合わせや指示なども行います。

 

≫ 【オフィス照明の選び方ガイド】種類や特徴を知り賢い選択を

 

まとめ

この記事では、施工会社について解説しました。施工会社は施工を管理し、設計会社はデザインを行うのが主な仕事です。設計施工会社の場合は、どちらの業務も行うのが特徴です。工事を依頼するときは、それぞれの会社の仕事内容を理解しておくと、質問や相談などがスムーズになります。

 

当社オフィスボールは施工会社としての業務がメインですが、一部デザインも行っています。内装に関するデザインはもちろんのこと、例えばオフィスや店舗のサインを自社でデザインすることも可能です。現在、サイン工事に関しては力を入れており、設計、製作、施工、まで自社ワンストップで行える施工業者です。

 

≫ サイン工事とは?オフィス内看板の種類や取り付け例を紹介!

 

 

関連ページ

おすすめの関連記事

オフィスの内装工事を依頼するなら【オフィスボール】

販売業者 オフィスボール株式会社
代表取締役 小玉 聡
許認可等 東京都公安委員会 事務機器商(古物商) 第307761706833号 産業廃棄物収集運搬業許可 東京都 許可番号 第13-00-201060号
本社所在地 〒124-0012 東京都葛飾区立石7-3-1 SHIMADA BLDG 3F
オフィスボール 足立店 〒123-0874 東京都足立区堀之内2-10-18
電話番号 03-5837-4430
FAX番号 03-5837-4429
MAIL info@office-ball.com
URL https://office-ball.com
営業時間 10時〜18時
定休日 土曜 日曜 祝日
タイトルとURLをコピーしました