オフィス給湯室の役割とは?設置する際の5つのポイントを解説

オフィスの給湯室は、従業員が飲食で利用したりお客様のお茶を作ったりと、社内でも重要なスペースとなります。給湯室の設置を検討する際、どのようなことに注意すべきかわからない方も多いのではないでしょうか。本記事では、オフィスにおける給湯室の役割や設置のポイントを解説します。

 

オフィスの給湯室とは?

オフィスの給湯室とは?

オフィスの給湯室は、従業員が飲食で利用したり、軽食を準備したりできる専用のスペースです。シンク、給湯器、冷蔵庫などの設備が整っており、従業員が自由に利用できる共有スペースとなっています。

 

≫ リフレッシュスペースはオフィスに必要?メリットと事例4選

 

オフィスの規模により、単なる水回りスペースとしての機能しか無い場合もありますが、ある程度余裕のあるオフィスでは従業員がくつろげるカフェスペースを備えた給湯室を設置していることもあります。

 

オフィスにおける給湯室の役割

オフィスにおける給湯室の役割

オフィスにおける給湯室は、単なる水回りとしての機能だけでなく様々な役割を担うことができます。給湯室の役割を充実させることで、従業員の満足度やコミュニケーション活性化など様々な効果が期待できます。

 

飲み物の提供

給湯室で最も一般的な役割として「飲み物の提供」が挙げられます。オフィスに来訪したお客様に対して、コーヒーやお茶などの飲み物を作る場所としての役割を担うことができます。冷蔵庫を設置して氷を作ったり、給茶機やコーヒーメーカーを設置する場合もあります。

 

お湯の利用

給湯室には、お湯を利用できる場所という役割があります。湯沸かし器を設置しておくことで、カップ麺を作ったりお茶を作ったりと様々な用途で利用することができます。お湯を利用できる場所を作ることで、オフィスに来訪するお客様だけでなく、従業員が快適に過ごすことができます。

 

ご飯を温める

給湯室に電子レンジを設置することで、お弁当や軽食を温めることができます。お弁当を持参する従業員が、温かい食事を楽しむことができるため、重宝される役割となります。従業員の数が多い場合は、複数の電子レンジを設置する場合もあります。

 

冷蔵庫の利用

冷蔵庫を設置することで、従業員が持参した食べ物や飲み物を保管することができます。特に、夏季には冷たい飲み物の需要が高まるため、十分な容量の冷蔵庫を設置することが重要となります。

 

洗い物

給湯室にはシンクが設置されていることが多く、食器や水筒などの洗浄が可能です。洗剤や食器用スポンジを常備しておくことで、従業員が快適に利用することができます。ただし、衛生的な環境を維持するためには、利用ルールを作る必要があります。

 

小休憩

給湯室は、リフレッシュスペースとしても活用することができます。デスクワークの合間に給湯室エリアでお茶を飲みながら同僚と会話することで、気分転換やストレスの解消、コミュニケーションの活性化など様々なメリットがあります。

 

≫ リフレッシュスペースはオフィスに必要?メリットと事例4選

 

スペースに余裕がある場合は、カフェテーブルやオフィスグリコを設置することで快適な空間を作ることができるでしょう。

 

≫【事例有】オフィスラウンジとは?設置のメリットや家具を解説

 

オフィスに給湯室を設置する際の5つのポイント

オフィスに給湯室を設置する際の5つのポイント

給湯室を設置する際、従業員が快適に利用できるよう、いくつか重要なポイントがあります。ここで紹介する5つのポイントを意識することで、快適で使いやすい給湯室を作ることができるでしょう。

 

ポイント1:様々な機能を持たせる

給湯室には様々な機能を持たせることをおすすめします。一般的には単なるお湯を沸かす場所として、シンクと給湯器、冷蔵庫などが設置されていることが多くあります。スペースに余裕がある場合は、コーヒーメーカーを設置したり、カフェテーブルを設置したりすることで、従業員がリラックスできる空間を作ることができます。

 

≫ オフィスのオープンスペースとは?メリットや成功のコツを解説

 

ポイント2:なるべく広いスペースの確保

給湯室は、様々な機能を持たせることで快適な空間となるため、なるべく広いスペースを確保することが重要です。また、昼休みなど混雑を避けるためにも余裕を持った空間を作る必要があります。現在のオフィス面積にもよりますが、デッドスペースを取り込んで拡張したり、間仕切りを解体して開放的にしたりなど、広々とした空間を作ることをおすすめします。

 

ポイント3:おしゃれな什器の設置

給湯室は、おしゃれな什器を設置して快適性やデザイン性を意識した空間を作ることも重要です。おしゃれなカフェテーブルやソファを設置することで、従業員がリフレッシュできる魅力的な空間に生まれ変わるでしょう。また、企業のブランドカラーを取り入れることで、対外的なアピールにもつながります。

 

ポイント4:執務エリアから離れた位置に配置

給湯室は、電子レンジの動作音や会話などある程度の音が発生する場所のため、執務エリアから離れた位置に設置することが重要です。遠すぎても利便性が低下するため、アクセスのしやすさと騒音への配慮により適切な位置に配置することを心掛けましょう。ただし、給湯室を設置できる場所は限られているため、執務エリアと近くなってしまう場合は防音対策を行うと良いでしょう。

 

≫ オフィスの防音対策について解説!具体的な方法や対策事例を紹介

 

ポイント5:利用ルールを決める

給湯室は多くの従業員が使用するため、快適な空間を維持するためにも利用ルールを設定することが重要です。使用後の清掃方法や私物管理のルール、利用可能時間の設定などを決めることで、清潔な環境を維持できるでしょう。また、私物や忘れ物などが溜まっていく場合もあるため、定期的に大掃除を行うことをおすすめします。

 

給湯室の最適な設置場所

給湯室の最適な設置場所

給湯器の設置場所は、アクセスのしやすさなどの「利便性」だけでなく、建築的に設置が可能かどうかを見極める必要があります。ここでは、給湯室を設置する最適な場所について利便性だけでなく、技術的な見解も踏まえて解説します。

 

既存の給湯室と同じ位置

給湯室は、給湯・給水・排水する設備が備わった場所にしか設置することができません。そのため、既存の給湯室がある場合はなるべく同じ位置に設置することで工事費用を抑えることが可能です。また、以前と同じ位置に設置することで従業員の動線が変わらず、混乱なく利用できるというメリットもあります。

 

トイレなど水回りの近く

新たに給湯室を設置したり、既存の給湯室の位置を変更したい場合は、トイレなど水回りの近くに設置することをおすすめします。トイレは、給湯・給水・排水の機能が備わっているため、配管を分岐するだけで新たに給湯室を作ることができます。ただし、状況により難しい場合もあるため、専門業者による調査が必要です。

 

アクセスがしやすい場所

利便性に関しては、執務エリアからアクセスがしやすい場所を選定すると良いでしょう。さきほども紹介しましたが、給湯室は騒音が発生する場所のため、適度な距離を保つことができるバランスの良い場所に設置することをおすすめします。

 

オフィスに給湯室を設置する流れ

オフィスに給湯室を設置する流れ

オフィスの給湯室を改修する場合や、新たに給湯室を設置する際、計画から完成までに複数の手順があります。各段階で検討事項を明確にし、適切な手順で進めることで快適な給湯室を作ることができるでしょう。

 

ここでは、オフィスでの工事を数多く経験した弊社が、給湯室を作る最適な流れを5つのステップに分けて解説します。これらの手順通りに進めることで後戻りなくスムーズに給湯室を設置することができるでしょう。

 

手順1:設置場所の検討

まずは、設置場所の検討を行います。既存の給湯室を改修する場合、設置場所の検討は不要ですが、新たに設置したり給湯室の場所を変更したい場合は、水道管や排水管の位置などを元に設置場所の検討が必要です。また、従業員が利用しやすい場所や騒音の影響なども考慮して総合的に判断しましょう。ただし、水道管や排水管の位置など、技術的な問題は専門業者による判断が必要となります。

 

手順2:給湯室の役割検討

次に、給湯室にどのような機能を持たせるかを検討します。飲み物の提供だけなのか、リフレッシュスペースを設置するのかなど、会社の方針や従業員のニーズを踏まえて判断しましょう。また、役割に応じて必要なスペースが変わるため、給湯室エリアがどの程度確保できるのかによって決めることをおすすめします。

 

手順3:レイアウト図の作成

給湯室の設置場所や役割を決めた後、簡単なレイアウトを作成しましょう。シンク、給湯器、冷蔵庫、電子レンジなどの配置を検討し、効率的な動線と十分な作業スペースを確保できるように設計を行います。配管などの位置も重要となるため、まずは希望のレイアウトを検討した上で専門業者に確認してもらうといった流れが一般的です。

 

≫ オフィスレイアウト図をエクセルで作る方法!設計のポイントも解説

 

手順4:什器の選定

レイアウトが決まったら什器の選定を行います。シンクや給湯器、冷蔵庫など必須の什器以外にも、テーブルや椅子、収納など必要に応じて選定を行いましょう。デザインや価格だけでなく寸法も確認し、レイアウト図で検討したイメージ通りに配置が可能かどうかも検討しましょう。

 

≫ 什器とは?オフィスに必要な什器の種類やメーカーについて紹介

 

手順5:工事業者に依頼

レイアウトや什器の選定などが終わった段階で、工事業者に依頼するとスムーズに進みます。社内で検討した計画を確認してもらい、専門的なアドバイスをもらうことで実現可能かどうかを判断してもらうことができます。また、見積は複数業者から徴収することで、適正価格にて工事を行うことが可能となります。

 

給湯室を新設する際の知っておくべきこと

給湯室を新設する際の知っておくべきこと

給湯室の新設や改修は、単純なリフォームと異なり、給排水設備や電気に関わる工事も必要です。スムーズに設置を進めるためには、ある程度の技術的な知識も把握しておくことをおすすめします。

 

水や湯の引き込み

給湯室には、給湯・給水・排水設備が必要です。既存の給湯室から離れた位置に設置する場合は、水や湯を給湯室エリアに引き込む必要があります。現場の状況によっては、周辺の天井をめくったり床や壁に穴をあけたりといった工事が発生する可能性もあります。そのため、工事を依頼する際は、専門業者にどのような工事が必要かを確認し、業務に支障がでないかどうかを確認しておきましょう。

 

≫ 100万円以内で行える内装工事とは?リフォーム事例を紹介

 

必要な工事

工事 内容
給排水設備工事 湯・水の配管やシンク設置など
電気設備工事 コンセントや照明の設置など
空調設備工事 換気扇の設置など
ガス工事 給湯機用のガス配管など
内装工事 間仕切りの造成やクロスなどの仕上げ

 

給湯室を設置するためには、様々な工事が発生します。こちらの表に想定される工事を記載しましたので、業者からの見積を確認する際に参考にしてください。

 

給湯室を新設して働きやすいオフィスを作りましょう

オフィスに給湯室を設置する際、単なる水回りだけでなく従業員がリフレッシュできる空間を作ることが重要です。本記事を参考に、適切な流れで快適な給湯室を作り、働きやすいオフィスを目指しましょう。当社では、オフィスの工事を専門に行っております。給湯室を設置する際のレイアウト相談など、ささいなことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。

 

 

関連ページ

おすすめの関連記事

オフィスの内装工事を依頼するなら【オフィスボール】

販売業者 オフィスボール株式会社
代表取締役 小玉 聡
許認可等 東京都公安委員会 事務機器商(古物商) 第307761706833号 産業廃棄物収集運搬業許可 東京都 許可番号 第13-00-201060号
本社所在地 〒124-0012 東京都葛飾区立石7-3-1 SHIMADA BLDG 3F
オフィスボール 足立店 〒123-0874 東京都足立区堀之内2-10-18
電話番号 03-5837-4430
FAX番号 03-5837-4429
MAIL info@office-ball.com
URL https://office-ball.com
営業時間 10時〜18時
定休日 土曜 日曜 祝日
タイトルとURLをコピーしました