【OAフロア】フリーアクセスフロアの耐荷重の目安と選び方

オフィスでは今や当たり前のようにOAフロアが採用されています。新しくオフィスを構えるときやオフィスの移転の際にも多くの方がOAフロアの導入を当然のこととしてプランを立てているかと思います。ただ、OAフロアにもいろいろなものがありますし、OAフロアであればどれでもいいというわけではありません。その中でも特に意識しておきたいのが耐荷重です。ここでは、OAフロアで押さえておきたい耐荷重について詳しく触れていきたいと思います。

 

荷重とは?

耐荷重

そもそも耐荷重とはどういった意味合いなのでしょうか?耐荷重というのは、どのくらいの重さまでなら耐えられるのかを表す指標です。OAフロアの場合には、耐荷重にあたって「N」という単位が使われます。この「N」は「ニュートン」のことで、1平方メートルあたり耐えられる重さを示しています。「1000N=100㎏」に相当します。例えば、あるOAフロアに1000Nという記載があれば、それは1平方メートルあたり100㎏の重さに耐えられるという意味になります。OAフロアの耐荷重に関してはそもそものOAフロアがどのようなタイプなのか、またどのような素材が使われているのかによっても違ってきます。

 

OAフロアの耐荷重における目安とは?

では、OAフロアの耐荷重における目安というのはどうなっているのでしょうか?一般的なオフィスや病院・学校、大規模なオフィスなどそれぞれで目安とすべき耐荷重というのは違ってきます。例えば、特殊な機器などを置くことのない一般的なオフィスや店舗の場合には、耐荷重は1平方メートルあたり200㎏から300㎏くらいを見ておけばいいでしょう。Nで表記するのであれば、3000Nです。

 

一般的なオフィスでも大きな書庫があったり、サーバー機器を置いたりする場合には耐荷重は1平方メートルあたり300㎏から400㎏くらいを見ておいたほうがいいです。300㎏から400㎏くらいをNで表記すると4000Nです。オフィス以外に病院や学校でも、これくらいの耐荷重が目安になります。大規模なオフィスだと、ある程度のコンピューター室やサーバールームなどを設けることになるかと思いますが、そうなってくるとかなりの重さのある機器を大量に運び込むことになるでしょう。これらの場合には耐荷重は1平方メートルあたり400㎏から500㎏くらいを見ておいたほうがいいです。なお、400㎏から500㎏くらいをNで表記すると5000Nです。

 

IT系の企業や通信系の企業、銀行、官公庁などもこれくらいを目安にしておくといいでしょう。

 

OAフロアのタイプによる耐荷重の違い

OAフロアはタイプにより耐荷重が違ってくるのですが、OAフロアというのは基本的に支柱タイプと置敷タイプの2つに分類することができます。支柱タイプは高さが調節できて、置敷タイプはパズルのように敷き詰めるだけのものになります。支柱タイプと置敷タイプであれば、基本的に支柱タイプのほうが耐荷重は高いと言われています。つまり、支柱タイプのほうがより重さに耐えられるのです。ただ、OAフロアというのは支柱タイプか置敷タイプかという分類だけではありません。どのような素材が使われているのか、によっても分類することができます。例えば、樹脂でできた置敷タイプの耐荷重は一般的に2000Nから3000Nあたりになりますので、耐荷重はそこまで高くありません。一方で、同じ置敷タイプであってもコンクリートになってくると3000Nから5000Nあたりと耐荷重がぐっと高くなります。

 

金属でできた支柱タイプのOAフロアも同じく、3000Nから5000Nあたりの耐荷重になります。

 

耐荷重を考えないままOAフロアを選ぶとどうなる?

耐荷重に関してはまったく気にしないわけではないものの、日頃の生活の中で特別意識することはないという方がほとんどかと思います。実際に耐荷重を超えても使えてしまうような家具や家電もありますので、「ちょっとくらいなら大丈夫」という感覚の方も多いでしょう。ただ、オフィスというのは一般の家庭とはまったく事情が異なってきます。そのため、耐荷重を考えないままOAフロアを選んでしまうと後々大きなトラブルに発展してしまう可能性があります。例えば、よくあるのがOAフロアの『がたつき』です。耐荷重を考えないままOAフロアを選んでしまって、フロア全体がガタガタになってしまうということもあります。土台となる床がガタガタの状態では、やはり快適なオフィスを実現するのは難しいでしょう。

 

また、OAフロアが重さに耐えきれずにへこんでしまい、その結果、OAフロアの上に設置した棚が倒れてしまったり、棚の中身が落ちてきたりという可能性もあります。大切なものを破損させてしまうだけではなく、社員が怪我をしてしまうリスクも出てくるのです。OAフロアの上に何をどれだけ設置する予定なのかを考え、多少費用がかかってしまっても、その重さに耐えられるようなOAフロアを選ぶようにしましょう。快適なオフィスにしていくためにも、そこで働く人々の安全を守るためにも大切なことです。

 

【OAフロア】フリーアクセスフロアの耐荷重の目安と選び方【まとめ】

OAフロアを採用するのであれば、その耐荷重を必ずチェックしておくようにしましょう。オフィスに何を設置するのか、設置するものがそれぞれどれくらいの重さなのかを事前に確認した上で、それに耐えられる強さを持ったOAフロアを選ぶようにしてください。「これくらい大丈夫」という油断があると『がたつき』が出てくるだけではなく、そこで働く社員の方にも危険が及びます。快適で安心安全なオフィスのための土台となるのがOAフロアであるということを忘れてはいけません。

 

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