間仕切りの方法によって費用や工期、防音性などは異なります。
たとえば、防音性の高い間仕切り壁を設置するには、ある程度の費用を見ておかなければなりませんし、工事にも時間がかかるでしょう。
一方、カーテンレールを取り付けてカーテンによって仕切るだけなら費用も時間もかかりません。
ここでは、防音性の高い間仕切り壁を設置するケースを考えてみましょう。
防音性の高い間仕切り壁
防音だけでなく隣の部屋の明かりまで完全に防ぐには、石膏ボードなどを用いた間仕切り壁を設置することになります。
間仕切り壁といっても石膏ボードのような素材で作った壁は、見た目にも機能的にもふつうの壁と変わりません。
内部に遮音材や断熱材を入れれば、ふつうの壁よりも高機能になるぐらいです。
こうした素材で間仕切り壁を設置すれば、それで仕切られた空間は昼間でも安眠できる寝室にもなるでしょう。
ただ、こうした本格的な間仕切り壁を設置するには、もちろん素人では無理なので専門業者に依頼することになります。
専門業者が施工してもそれなりの時間がかかるでしょう。
それに、壁の大きさによるものの、コストもかなり高くなります。
また、撤去するのにもかなり手間がかかることも忘れてはなりません。
子どもの成長やライフスタイルの変化に合わせて将来的に間仕切り壁を撤去することもあり得るのなら、パーテーションや可動式の間仕切りの方がお手軽に移動できておすすめです。
ただし、防音性や断熱性は石膏ボードの間仕切り壁に遠く及ばないことは覚えておきましょう。
間仕切りの設置費用
いちばん簡単で費用のかからない間仕切りは、カーテンレールを設置してそこにカーテンを吊り下げる方法です。
カーテンレールの設置はDIYでもできますし、材料の費用もそれほどかかりません。
また、パーテーションで仕切る場合も、パーテーションを買ってきて置くだけですので手間はほとんどかかりません。
費用もパーテーションの購入価格だけに収まります。2万円も出せば立派なパーテーションが買えるでしょう。
一方、石膏ボードで間仕切り壁を設置するには、壁の面積によって異なるものの、最低20万円は予算として確保しておきたいところです。
防音性を高めたい場合はさらに数万円は必要になるでしょう。
設置工事にも1週間ほどはかかるため、かなり大がかりなリフォームになります。
まとめ
防音性の高い間仕切り壁なら、内部に遮音材を入れた石膏ボードなどの素材がおすすめです。
ただし、設置するには時間も費用もかかります。
詳しくはリフォーム業者等に相談してみましょう。(2020年現在)