今回はオフィスにフロアタイルがおすすめな理由について詳しく解説していきます。
汚れがちなオフィスにはフロアタイルがおすすめ
建築会社のオフィスなど、社員の方々が現場へ出向くことが多くて、靴に泥や土が付いたままとか、濡れたままでオフィスに戻ってくることがあるでしょう。
そういった会社では、オフィスの床材にもちょっと気を使わなければなりません。
一般的にオフィスではタイルカーペットと呼ばれるジュータン風の床材を敷くことが多いのですが、それですと汚れが毛にこびりついてしまって、カンタンにキレイにすることが難しいです。
また、湿ったところの色も変色するので見栄えが良くありません。
そのようなオフィスでは、社員の方々も落ち着いて仕事に集中できませんし、来客の方々の印象も悪くなってしまうことでしょう。
そこでおすすめなのが、塩化ビニルで加工したフロアタイルです。
フロアタイルの表面は防水性に優れ、汚れた靴で歩いても直ぐにキレイに拭き取ることが可能です。
また柄のプリントも美しいモノがたくさんありますので、タイルカーペット並みにデザインを楽しむ事もできます。
もちろん価格的なメリットも大きく、費用対効果は十分得られるでしょう。
フロアタイルのメリット・デメリット
フロアタイルのメリットは次の3つ。
水洗いができること。
丈夫で硬質な素材ですからいつまでも新品のような状態が保てること。
ピースタイプで部分的に張り替えることがカンタンなことです。
もちろんデザイン性に優れ、リーズナブルな点もメリットと言えるでしょう。
フロアタイルのデメリットは特にありませんが、やはりフェイク素材ということで、本物志向の会社ブランドには合い難いかもしれません。
またクッション性が無いので、雑音が立ちやすいですし、振動も伝わりやすいという点に注意してください。
フロアタイルの優れた特徴について
フロアタイルの素材は塩化ビニルということで、ご家庭のキッチンなどの床に貼ってあるモノを連想しがちです。
しかしフロアタイルの方がより厚みがあって、丈夫で固いために重たい事務機器を置いても問題がありません。
本物のタイルに近い仕上がりですから、表面にしっかりとした凹凸を持たせることも可能で、木目調や石のモザイクのような立体感のあるデザインが表現できます。
また、石やガラス材のように硬いので傷や劣化に強い特性も持っています。
汚れてもカンタンに水吹きでキレイになるのはこのためです。
この点はジュータンタイプのタイルカーペットにはない特性です。
確かにフェイクのタイル材ですが、一見した見栄えや使い心地に大きな優劣がありません。
天然木や大理石で床を敷くほどの予算が掛けられないというオフィスにはおすすめの床材でしょう。
フロアタイルで人気のある種類とは
フロアタイルは表面にクリア層とプリント層が張り付けてあって、この部分でさまざまなデザインを表現することができます。
人気のデザインとしては木目調で、一枚板ではなく、小さな板材を幾何学的に並べたデザインのものが多く見られます。
これは床に張り付けたときに規則的な模様が表現できるようにするアイデアです。
もちろん美しい木目を際立たせることも可能ですが、数十センチ四方のタイルサイズで一枚板の木目をキレイに揃えるのは多少無理がかかります。
それよりは、どの向きに貼り合わせても統一感が得られるデザインが優先されている様です。
またオニックス調(大理石のマーブルデザイン)のデザインも美しさが際立ちます。
無機質な床が、静寂や落ち着きをもたらすデザインとなっています。
そして石粒を敷き詰めたようなデザインも同様で、これら石目調のものはどんなオフィスにも合わせやすいでしょう。
最後に
フロアタイルの品質は年々向上していて、一目でフェイク素材だと分からないレベルに近づいています。
コストパフォーマンスを考えるなら、タイルカーペットに並ぶ床材だと言えるでしょう。