オフィス家具を設置する方法や手順を解説!選び方や注意点も紹介

オフィス家具の設置は、内装イメージや従業員の作業効率などに大きく影響します。同等の家具を入れ替えるだけであれば難しくありませんが、新設したり新しい家具と入れ替える場合は、様々な検討が必要になります。本記事では、オフィス家具を設置する方法や注意点など、具体的な手順も含めて解説します。

 

オフィス家具を導入する2つの方法

オフィス家具を導入する2つの方法

オフィス家具を導入する際は、購入する方法とレンタル・リースという2つの選択肢があります。それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるため、自社の状況に最も適した方法を選択しましょう。

 

購入

メリット 長期的に使用できる(コストが変わらない)
最適な家具を選べる
デメリット 初期コストが高い
不使用時の置き場に困る

 

メリット

  • 長期的に使用できる
  • 最適な家具を選べる

といった点が挙げられます。

 

購入することで、所有権を得ることができるため、長く使用することで長期的なコストは安くなります。また、既製品だけでなくオーダー家具の製作も可能なため、選択肢の幅が広がります。

 

デメリット

  • 初期コストが高い
  • 不使用時の置き場に困る

といったデメリットが挙げられます。

 

レンタルやリースと比較して初期費用が多くかかります。価格を抑えたい場合は、選択肢の幅が狭くなりますが中古の家具を購入するといった方法もあります。

 

購入方法

  • ECサイトで購入
  • ショールームで購入
  • 工事業者に依頼

といった方法があります。

 

家具の入れ替えと合わせて工事を行う場合は、工事業者にまとめて依頼できる場合があります。当社でも、オフィス工事と合わせて家具の搬入から設置まで対応可能です。

 

レンタルやリース

メリット 初期費用が安い
不使用時は返却できる
デメリット 使用期間に応じた価格の精査が必要
破損などのリスク考慮が必要

 

メリット

  • 初期費用が安い
  • 不使用時は返却できる

といった点が挙げられます。

 

購入する場合と異なり、月単位や年単位での支払いとなるため、初期費用を抑えられます。また、不使用時には返却することができるため、無駄なスペースを確保する必要もありません。

 

デメリット

  • 使用期間に応じた価格の精査が必要
  • 破損などのリスク考慮が必要

 

長期間使用する予定の場合は、購入した場合とコストの比較を行う必要があります。また、借り物のため、傷がついたり破損した場合の対応方法なども確認しておくことが重要です。

 

オフィス家具を設置する手順

オフィス家具の設置は、計画的な手順に従って進めることで失敗のリスクを最小限に抑えることができます。ここで紹介する手順を参考に、段階的に計画を進めましょう。

 

手順1:必要な家具を精査

まずは、必要な家具の精査を行います。具体的には、

  • 種類
  • 台数
  • 必要な期間

 

といった情報を整理します。最初の段階で具体的な精査を行うことで、今後の検討を行う際にスムーズに進めることができるでしょう。

 

手順2:サイズやデザインの確認

次に、家具のサイズやデザインの確認を行います。サイズやデザインを決めておくことで、スムーズに家具の選定を行うことが可能です。おしゃれな家具を選ぶのか、シンプルでコスト優先にするのか、機能面を優先するのか等、将来的なことも踏まえた検討を行いましょう。

 

手順3:家具の選定

機能性、耐久性、価格のバランスを考慮しながら、最適な家具を選定していきます。デスクや椅子であれば、業務内容や従業員の意見なども考慮しながら選定することをおすすめします。また、椅子については、長時間座っても疲れにくいクッション性、適切な姿勢を保てるか、キャスターの滑りやすさなど使い勝手の良さが重要な要素となります。

 

インターネットやカタログなどで選ぶ方法のほかに、ショールームや展示場などで家具に触れることで失敗のない家具選びが可能です。この段階では、1つに絞るのではなく、いくつか候補をピックアップしておくことをおすすめします。

 

手順4:配置検討

効率的な作業動線と快適な職場環境を実現するため、家具の配置を詳細に検討します。

  • オフィスの実測
  • 現在の家具を実測
  • 新設する家具の仮配置

 

これらを行うことで、家具が納まらなかったり、窮屈になったりといった失敗を防ぐことができます。また、将来的な人員増減や組織変更にも対応できる柔軟性を持った配置案を複数準備しておくと良いでしょう。

 

手順5:価格比較

「家具の選定」「配置検討」により、具体的な家具を複数絞り込み、価格比較を行います。複数の業者から見積もりを収集し、価格だけでなくサービス内容や保証条件も含めて総合的に比較検討しましょう。

 

また、この段階で購入かリース・レンタルかの比較も行い、使用期間などに応じて慎重に選びましょう。価格を検討する際は、配送費、設置費、アフターサービス、保証期間などを含めた総コストで判断することが重要です。

 

手順6:家具の導入

実際に家具を導入する際は、配送スケジュールと設置作業の詳細を事前に調整し、業務への影響を最小限に抑えながら導入を進めます。スペース確保したり、撤去予定の家具を搬出したりなど、受け入れのための社内準備も必要なため、事前に周知を行うことも必要です。

 

また、梱包材の処理や不要になった古い家具の撤去についても、事前に業者と調整しておくとスムーズに進行できるでしょう。

 

オフィス家具を設置する際の注意点

家具導入を成功させるためには、事前準備や確認などが必要です。ここで紹介する見落としがちなポイントを事前にチェックしておくことで、トラブルを未然に防ぎ、スムーズな導入を実現できるでしょう。

 

不要な家具の廃棄方法を検討

オフィス家具の廃棄は一般的な家庭ごみと異なり、産業廃棄物として適切な処理が必要です。自治体によって処理方法や費用が大きく異なるため、事前に確認しておきましょう。また、処分ではなく買取を依頼することで、トータルコストを抑えることができます。家具の使用状況により検討を行うことをおすすめします。

 

ポイント

筆者は、事務所の模様替えを担当をした経験があり、その際、一部家具の入れ替えを行いました。結果的に失敗したことは、不要家具を搬出するスケジュールです。事務所スペースの関係で、新しい家具を設置する前に、不要な家具を搬出する必要がありました。そのため、

 

  • 搬入前日の夕方に不要な家具を事務所の外に出す
  • 新しい家具の搬入
  • 搬入翌日に不要な家具の搬出

 

といったスケジュールを計画しましたが、不要な家具の仮置きスペースが狭く、かなり不便だった経験があります。状況などにより異なりますが、筆者の経験より不要な家具は前日夕方に搬出し、引き取りをお願いする方が良いと感じました。

 

当社サービス紹介

当社では、工事と合わせて不要家具を買取または撤去するサービスを行っております。自社トラックにて伺いますので低コストにて承ります。

 

組み立ての可否を確認

家具によっては現地での組み立てが必要な場合があり、組み立てを誰がするのかを明確にしておく必要があります。

 

  • 無償で搬入業者が組み立てを行う
  • 有償で搬入業者が組み立てを行う
  • 搬入のみ

 

これらのパターンがあるため、事前に確認しておきましょう。

 

ポイント

筆者は、家具設置を行った経験がありますが、

  • カッター
  • 組み立て工具
  • 養生材

 

を準備する必要がありました。家具によって、プラスドライバーや六角など特殊な工具が必要となるため事前に確認が必要です。また、組み立てる際に床や壁を傷つける可能性もあるため、養生材を用いることをおすすめします。

 

筆者は建設業に従事しているため、これらの工具などは揃っていましたが、一般的なオフィスの場合は工具が無い場合も想定されるため必要工具の調達などが煩わしい場合は、業者に組み立てを依頼すると良いでしょう。

 

サイズの検討

家具の導入手順でも解説しましたが、サイズの検討を慎重に行いましょう。正確な寸法測定を怠ると、通路が狭くなったり、家具が納まらなかったりといった問題が発生する可能性があります。家具単体のサイズだけでなく、扉の開閉や引き出しの使用に必要なスペースも含めて検討することが重要です。

 

また、家具の高さについても確認を行い、照明器具や空調設備、壁のスイッチや窓との干渉がないか確認が必要です。

 

ポイント

筆者が経験したミスとしては、デスク下の高さの確認漏れです。既存のデスク下には引き出しがなく、新調したデスク下には引き出しが付いたタイプでした。

 

そのため、引き出しの高さ分デスク下が狭くなるため、少し窮屈に感じました。デスクは、幅、奥行、高さだけを気にしがちですが、デスク下の高さも考慮するようにしましょう。

 

運搬経路の確認

家具の設置場所におけるサイズ確認だけでなく、設置場所までの運搬経路の確認も重要です。具体的には、

  • 道路からエントランスまでの経路
  • エレベーターのサイズ
  • 共用廊下の幅
  • オフィス入口の開口幅
  • 設置場所までの通路幅

 

これらの確認を行い、事前に配送業者又は販売業者に伝達しておきましょう。

 

ポイント

筆者は、家具ではありませんが建築資材を搬入する際、エレベーターでの搬入が難しく、急遽階段での搬入に変更となりコストが増大した経験があります。通常、家具の場内運搬費はエレベーターによる搬入を想定したコストが見込まれていることが一般的です。

 

そのため、階段での搬入の際は、荷揚げ費が追加で発生する可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。

 

当社おすすめ!オフィス家具の設置と合わせて行うべきリフォーム

家具の導入と同時にオフィス環境全体を見直すことで、より効果的で統一感のある職場づくりが可能になります。また、家具設置を工事業者に依頼することもできるため、スケジュールの計画なども業者側に依頼することもでき、企業側の負担を減らすことが可能です。

 

床リフォーム

床リフォーム

床リフォームを行う場合、オフィス内の家具を移動させる必要があるため、家具設置と同時に行うことで効率化を図ることができます。

 

≫ 床工事の種類・費用相場や内装工事依頼前に確認すべき3点!

 

また、新しい家具に合わせて床材を更新することで、オフィス全体の印象を大きく向上させることも可能です。

 

仕上材 特徴
タイルカーペット 汚れた部分の張り替えが簡単
塩ビタイル 石・タイル・木目調などデザインが豊富
塩ビシート 汚れを落としやすい

 

デザイン面だけでなく機能面なども考慮した検討をおすすめします。

 

壁・天井リフォーム

壁・天井リフォーム

壁や天井のクロス張り替えや塗り替えは、家具移動が発生するため、床リフォームと同様に、家具設置と同時に行うと良いでしょう。また、大がかりなリフォームを行わずに、床・壁・天井の仕上材を一新するだけで見違えるように綺麗になります。家具のデザインと調和する壁紙や塗装を行うことで、統一感のある空間を演出できるでしょう。

 

≫ オフィスの造作壁【LGS】

 

パーテーション工事

パーテーション工事

家具設置と同時に、パーテーション工事によるレイアウト変更を行うことで、快適な空間を作り出すことも可能です。会議室や集中作業スペースを設置したり、不要な間仕切りを撤去してオープンな空間を作りだしたりと、働き方に合わせたレイアウト変更がおすすめです。

 

≫ パーテーション工事の費用を種類ごとに解説!選び方や施工事例も紹介

 

当社のサービス紹介

当社では、オフィス内装工事の中でもパーテーション工事を得意としております。パーテーション新設だけでなく、

  • 中古パーテーションの販売
  • パーテーションの移設
  • 古いパーテーションの買取or処分
  • 原状回復工事

 

なども行っております。自社で施工を行うため、コストを抑えた工事が可能です。

 

照明工事

照明工事

家具の配置替えが発生する場合は、照明の移設・新設工事もおすすめです。

 

≫【オフィス照明の選び方ガイド】種類や特徴を知り賢い選択を

 

家具の配置によっては、照度が不足するエリアが出てくるため、状況に応じて追加や移設を行いましょう。また、現状の照明設備が蛍光灯や電球の場合は、LED照明の導入により長期的なランニングコストを大幅に削減できるでしょう。

 

また、調光機能や色温度調整機能により、時間帯や作業内容・エリアに応じた最適な明るさを提供することができます。

 

オフィスに合った家具を設置して快適な環境を作りましょう

本記事では、オフィスに家具を設置する方法や注意点などを解説しました。大がかりな設置や入れ替えの場合は、正しい手順で導入することでトラブルの発生などを防ぐことができます。

 

当社では、家具の設置だけでなくオフィス内装やパーテーションによるレイアウト変更のご提案が可能です。レイアウト計画からスケジュール調整まで、一貫してサポートいたしますので、オフィス環境の改善をお考えの際はぜひお気軽にご相談ください。

 

 

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