ファミレス席は、従業員のコミュニケーション活性化など様々な目的で採用する企業が増えつつあります。本記事では、ファミレス席についての具体的な解説と、メリットやデメリットを解説します。採用を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ファミレス席とは?
ファミレス席とは、ファミレスにあるテーブル席のように向かい合ったボックス席をさします。打合せ用や休憩用など、企業によって様々な目的で採用されており、汎用性の高い空間といえるでしょう。また、壁際に設置したり、背もたれを高くしたりすることで、半個室の空間も作れます。
ファミレス席の使い方
ファミレス席は汎用性が高く、様々な使い方があります。ここでは、具体的な使い道の例を紹介します。
打合せ
ファミレス席は、ちょっとした打合せをする場合に最適な空間です。個人デスクより机が広いため、資料を並べて打合せをする場合にも使い勝手が良く、様々な打合せで利用できます。例えば、上司への成果報告やプロジェクトの進捗確認など、会議室を使用するほどでもない簡単な打合せに向いています。
web会議
ファミレス席に座ってweb会議に参加することもできます。自席でweb会議に参加する場合、話し声により席が近い方の集中を妨げる可能性もあります。執務エリアではなくファミレス席でweb会議に参加することで、周りに配慮することができるでしょう。
応接室
ファミレス席は、応接室の代わりとしても使用できます。応接室の設置が困難な小規模オフィスの場合、打合せスペースも兼ねた応接室として使うことができるでしょう。背もたれを高くしたり、執務エリアから遠ざけることで守秘性の高い打合せを行うこともできます。
気分転換
自席で業務をする中で集中が切れてきた際、ファミレス席で業務を行うことで気分転換になるでしょう。半個室のようになっているため、集中して作業に取り組みたい場合に最適です。また、机が広いため、通常の業務だけでなく資料を並べて行う業務にも向いているでしょう。
オフィスにファミレス席を採用するメリット
ファミレス席を採用する企業が増加していることからわかるように、さまざまなメリットがあります。ここでは、4つのメリットについて解説します。
メリット1:コミュニケーションの活性化
ファミレス席により、従業員同士のコミュニケーションが活性化されます。会議室よりもフランクに利用ができ、立ち話よりも密な打ち合わせが可能なため、使い勝手がよく、打ち合わせの頻度も増えるでしょう。手軽に利用できるため、従業員同士のコミュニケーションが活性化しやすくなります。
メリット2:レイアウトの自由度が高い
ファミレス席は、簡単に移動ができるため、レイアウトの自由度が高くなります。また、ソファと机が独立しており、間仕切りも不要なため設置場所を選びません。オフィスの広さや、利用人数に合わせてサイズ、個数を選定すると良いでしょう。
メリット3:幅広い用途で使用できる
ファミレス席は使い勝手が良く、様々な使い方ができます。使い道として、打ち合わせやミーティングだけでなく、web会議や資料を広げての作業、休憩での利用などが挙げられます。1箇所設置するだけで様々な使い方ができるため、業務効率アップなど副次的な効果も見込めるでしょう。
メリット4:小規模なオフィスでも採用が可能
ファミレス席は、限られたスペースでも設置ができるため、小規模なオフィスに最適です。オフィス面積の都合で、応接室や会議室の設置が困難な場合でも、ファミレス席を採用することで代用ができます。背もたれの高さや設置場所を工夫することで半個室にもなるため、限られたスペースでも採用しやすいといえるでしょう。
オフィスにファミレス席を採用するデメリット
ファミレス席にはデメリットもあります。ここでは、主なデメリットを3つ紹介します。
デメリット1:利用者の数が限られる
ファミレス席は、利用者の数が限られており大人数での利用ができません。一般的なサイズは4人掛け又は6人掛けのため、それ以上になる場合は会議室など別の場所を利用する必要があります。少人数で気軽に使えることがメリットのため、状況により会議室と使い分けましょう。
デメリット2:遮音性が無い
ファミレス席は、個室ではないため遮音性はありません。打合せの声が周りに漏れるため、周囲に配慮する必要があります。激しく議論を交わす打合せを行う場合は、会議室などの個室を使用するか、執務エリアから離れた場所に設置しましょう。
デメリット3:守秘性の高い打合せができない
ファミレス席は、遮音性が無いだけでなく、周りからも見えやすいため、守秘性の高い打合せには向きません。極秘プロジェクトの打合せや、お客さまとの守秘性の高い話などは、会議室や応接室にて行いましょう。
当社がおすすめするファミレス席が向いているオフィス
ファミレス席を採用したところで、誰も使わなければ意味がありません。採用を検討しているけど、使ってくれるかどうか不安に思われている方も多いのではないでしょうか。ここでは、当社がおすすめするファミレス席を採用すべきオフィスを紹介します。ここで紹介するオフィスに該当する場合は、採用の検討をおすすめします。
①小規模なオフィス
小規模なオフィスで、会議室や応接室など個室が設けられない場合は、ファミレス席がおすすめです。そのような場合、ちょっとした打合せや来客対応用として活用できるでしょう。
②少人数の打合せが多い
4人以下の打ち合わせが多い場合、ファミレス席がおすすめです。資料作成の進捗報告や、口頭で済む軽い打ち合わせなど、様々なシチュエーションで利用できるため、重宝するでしょう。
③画面を使った打合せが多い
画面を使った打ち合わせが多い場合、ファミレス席にディスプレイを設置することで、PCを繋いで画面を共有できます。会議室にあるスクリーンやホワイトボードの代わりとして使用できるでしょう。
④休憩スペースが無い
休憩スペースが無いオフィスの場合、ファミレス席によりで一息つける場所を作ることができます。近くに自販機や給茶機を設置することで、休憩時間に人が集まる場所に生まれ変わります。コミュニケーションをとるきっかけにもなるため、休憩スペース用としての設置もおすすめです。
⑤広いスペースが必要な作業がある
図面を広げたり、紙の書類をチェックしたりと、広いスペースが必要な作業がある場合もファミレス席が有効です。4人分のスペースを1人で独占できるため、広々と使うことができます。
⑥web会議が多い
web会議が頻繁に行われる場合、自分のデスクだと周りに配慮して会話する必要があります。しかし、執務エリアから離れた位置にファミレス席を使用することで、周りを気にすることなく会議に参加できます。ただし、遮音性能は無いため、ある程度周囲に配慮する必要があります。
ファミレス席のおすすめレイアウト
種類 | 特徴 | コストパフォーマンス |
独立配置 | 高い背もたれが必要 | △ |
壁際配置 | 複数の設置が可能 | 〇 |
間仕切り併用 | プライバシー性が高い | ✕ |
独立配置
独立配置は、ファミレス席を壁に寄せずに配置するレイアウトです。周囲に壁が無いため、両側から座れるというメリットはありますが、プライバシー性に欠けるというデメリットもあります。背もたれの高いハイバックソファを使用することで、ある程度視界を遮ることができます。当社のECサイトでも取り扱いがありますので、ぜひご覧ください。
通常のソファではなくハイバックソファを使用する場合は、少しコストが上がります。
壁際配置
壁際配置は、壁や窓際に沿って配置するレイアウトです。限られたスペースに設置できるだけでなく、ファミレス席を並べて設置することが可能です。通常のソファとテーブルを使用できるため、他のレイアウトに比べるとコストパフォーマンスは良いと言えます。
間仕切り併用
間仕切り併用は、ローパーテーションを組み合わせるレイアウトです。プライバシー性を確保したファミレス席が作れるため、応接室や会議室が無いオフィスに最適です。ハイバックソファとローパーテーションが必要なため、コストがかかるというデメリットがあります。
汎用性が高いファミレス席を採用しましょう
本記事では、オフィスにファミレス席を採用する場合のメリットやデメリットなどを紹介しました。様々なシチュエーションで活用できるため、業務の効率がアップしたり、社内のコミュニケーションが活性化されたりと、多くのメリットがあります。当社では、オフィスの内装工事とオフィス什器のECサイトを運営しております。採用を検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。配置検討や商品選定など、最適なプランをご提案いたします。