内装壁材にはさまざまな種類がありますが、大きく分けるとクロスと塗料、タイルパネル系です。最近のオフィスでは事務所をオシャレにするため壁材には、クロスだけでなく塗料を取り入れることもあります。自社の内装のイメージが決まったら次は壁面ですよね。そこで今回は内装壁材の種類と価格に関して解説します。
内装壁材の種類を知ろう
オフィスの内装をお洒落な壁にしたいなら、どのような壁材の種類があるかを知っておくと自分たちの好みの空間を演出することができます。内装の壁材の種類で多いのがクロスと塗料です。オフィスの雰囲気にマッチしているクロスもたくさんあります。本格的な空間にするならクロスだけでなく塗料を使うケースも増えています。デザインにこだわってくるとクロスでは物足りなくて、様々な塗料を使ってデザインを演出しています。こだわればこだわるほど価格が高くなってしまうので、予算を見ながら壁材を決めていきます。メーカーからは豊富な種類の壁材が販売されているので、内装工事を手がける業者と打ち合わせをするときにどのようなクロスや塗料があるのか事前に確認することをおすすめします。
クロスと塗装
クロス張替え工事
新たにクロスを壁に貼る場合、一般的な費用としてクロスの種類やグレードや厚さによって変わってきますが、1㎡あたり1,000円から1,500円がクロスの張替え内装工事の相場価格です。材質やデザインによっても異なるので、量産型の安価なクロスでしたら750円から800円程度に価格を抑えることができます。実際の工事には、この壁材費用だけでなく業者が内装工事をするときの工賃もプラスされます。部分的にクロスを貼るのか、それとも全体を貼るのかで、室内の雰囲気が変わってきますし、価格も壁面の大きさによって変わってきます。
壁面塗装工事
次に紹介する壁材が塗装です。壁に貼るのがクロスなら塗装は壁に塗料を塗ることになります。クロスなら失敗しても剥がすことができますが、塗装は一度塗ってしまうと消すのが難しい壁材なので、事前に内装業者と綿密な打ち合わせをして塗料の材料や色を決めることをおすすめします。塗料の種類はアクリル塗料、ウレタン塗料などが内装工事に使われます。アクリル塗料は多くのオフィスでも利用されている壁材で、その名の通りアクリル系の合成樹脂を成分としている塗料のことを言います。
アクリル樹脂は合成樹脂の中で極めて高い耐候性と透明性を持つ素材です。基本的な骨格はアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルの重合体です。特にポリメタクリル酸メチル(PMMA)はガラス以上の透明性があり、水族館の巨大水槽などに使用されていることでよく知られています。
特徴1.耐候性が極めて高い。屋外暴露に耐えうるため、建材、標識、車輛用途などに使われている。
特徴2.透明性が極めて高い。特にPMMAはガラス以上の透明性がある。
特徴3.加工が容易であるため、日常品から水族館の巨大水槽のような特殊品まで様々な用途に使われてる。
特徴4.衝撃性は強いが、表面は傷つきやすい特徴がある。
出典:株式会社トクシキ
メーカーによって異なりますが、アクリル塗料は価格が安い割りに発色が良いので、ベーシックなカラーではありますが、部屋の雰囲気を明るくすることができるメリットがあります。ウレタン系樹脂を主成分としているウレタン塗料は密着性に優れているので、木材などの素材を活かすことができます。価格、耐久性、機能性を考慮してもとてもバランスの良い壁材の塗料です。これらの塗料は内装工事の業者が使うメーカーによって異なります。どのような塗料を使っているか、その性質と価格も事前に把握しておくことをおすすめします。
クロスや塗料により価格が異なるためまずは見積りを
内装工事をするときに利用する壁材は種類によって価格が異なります。工事をしてもらう業者から、どのくらいの価格になるのか見積りを提示してもらうことをおすすめします。内装工事をする前から業者を1社に絞り込むのではなく、複数の業者に見積りを出してもらい、壁面工事にかかる期間や壁材の価格などを比較して、工事の内容と価格が適している業者を選ぶようにしてください。
そうすることで業者からおすすめのクロスや塗料に関して提案されることもあるでしょう。なお、内装で壁をデザインするときに壁材の種類を間違ってしまうと修復や修正に時間がかかってしまいます。そうならないためにも価格を見極めながら、どの壁材を利用すれば、会社のイメージに合うのか、また従業員が働きやすいオフィスにすることができるかをよく考えて業者と相談しながらイメージに合う壁材を選ぶようにしてください。
内装壁材の種類と価格を知ろう【壁材におすすめはあるの?】まとめ
オフィスで従業員が働きやすい環境にするために壁にもこだわりたいところです。実際に魅力的な壁材の種類はたくさんあります。デザインや材質が違うだけでも価格が変わってきます。後から失敗したと思っても直すことが難しいのが内装壁面工事です。失敗しないために、また従業員が働きやすい職場環境にするためにも、特に意識をして壁材の種類を理解しながら選ぶようにしてください。