オフィスレイアウトというのは、そこで働く人の業務効率にも影響してきます。ただ、だからといって大規模な工事をするのは大変ですし、時間的にも予算的にも厳しいというところも多いでしょう。そこで提案したいのが、パーテーションを取り入れたオフィスのレイアウトです。ここでは、オフィスのレイアウトにパーテーションを取り入れるメリットと注意点について解説していきたいと思います。
様々なメリットがあるパーテーション(間仕切り)
オフィスのレイアウトにパーテーションを取り入れるメリットは以下の通りです。
オフィスの急なレイアウトの変更にも対応できる
オフィスのレイアウトを急遽変更しなければいけない場面というのは、思っている以上に多いものです。例えば、人事異動や増員の様な時です。ただ、そういったときに対応しきれずに、とりあえずデスクなどを動かすくらいになってしまうというケースも少なくありません。しかしながら、パーテーションを活用していけばオフィスの急なレイアウト変更にも対応していくことができます。
簡単に取り外しや組み立てができるものであれば、オフィスのレイアウト変更も簡単にできるでしょう。そこまで人数も必要ありません。
パーテーションなら小規模な工事で予算を抑えられる
オフィスのレイアウトを変更したいものの、予算のことがあって諦めているというところもあるかもしれません。確かに、大掛かりな工事などをすると工事費が掛かってきますし、その間に仕事ができなくなってしまうので大打撃となってしまうこともあります。ただ、パーテーションであれば低予算でオフィスのレイアウトを変更していくことができます。パーテーションというと「シンプルに仕切るだけのもの」と思っている方もいるかもしれませんが、今はパーテーションのバリエーションがとても豊富です。予算を抑えながら、ガラリとオフィスのレイアウトを変更することもできるのです。
パーテーション設置でセキュリティ対策になる
今まではパソコンをずらっと並べて、誰もがパソコンの画面をのぞき込めるような状態で仕事をしていたという事業所も多いでしょう。もちろん、今までそれで問題なくやってきたというところであれば、セキュリティ対策としてパーテーションを取り入れる必要性を感じないかもしれません。ただ、改めてよく考えるとオフィスは多くの方が出入りする場所となります。
セキュリティ対策に関しては、慎重になりすぎで失敗するということはないでしょう。パーテーションを取り入れればオフィスのレイアウトを変更しながら、セキュリティ対策にもなりますのでまさに一石二鳥なのです。
パーテーションは様々な感染症対策に有効
オフィスのレイアウトを変更する際にパーテーションを設置することによって、感染症対策にもなります。今はまさに新型コロナウイルス感染拡大の影響でオフィスの在り方そのものが変わろうとしています。飲食店でアクリル板が使われているのと同じように、オフィスでもパーテーションが今後は求められてくるはずです。
一部ではダンボールなどで自作しているところもあるようなのですが、パーテーションであればオフィスのレイアウトを変更すると同時に感染症対策もできるようになります。働く人も体が資本です。そう考えると、パーテーションというのはオフィスで働く上でとても効果的なものなのです。
パーテーションを設置するだけで見栄えと実用性がアップする
今はパーテーションと一口に言っても本当にいろいろなものがあります。中にはパーテーションを使うことによって、「オフィスが余計に狭く感じられるのではないか」「見栄えが悪くなるのではないか」といった心配をしている方もいるかもしれません。ただ、オフィスの使い勝手を考えてパーテーションを選べばオフィスのレイアウト変更によって見栄えをよくすることができるのです。
例えば、ガラスパーテーションを使用すれば、オフィスがより広く見えるようになることもあります。ブラックフレームのパーテーションにすれば、よりスタイリッシュな印象を与えられるオフィスになります。さらに、パーテーションを活用したオフィスのレイアウトによって仕事の効率化もはかれます。例えば、通路のないところに通路を作り出すことができますし、会議をしているときに中が見えないようにすることもできます。
限られたスペースでもパーテーションを使って有効活用することができれば、執務室や会議室などを設置することが出来るため社員にとって実用的かつ効率的なオフィスレイアウトになります。社員も働きやすくなり、またモチベーションもアップするでしょう。
パーテーションを取り入れる際の注意点
オフィスのレイアウトを変更する際にパーテーションを設置するといろいろなメリットがあります。ただ、だからといって何も考えずにパーテーションを使えばいいというものではありません。パーテーションを活用する際の注意点も把握しておきましょう。
パーテーションを設置するレイアウトを考える
種類によってはパーテーションも簡単に移動ができるのですが、やはり設置する場所を考えなければいけません。高さが足りなくて声が上から筒抜けになってしまうこともあるでしょうし、照明との位置の関係でパーテーション内が薄暗くなってしまうこともあるでしょう。空調を邪魔する場所だとパーテーション内だけが暑かったり寒かったりするかもしれませんし、その逆も起こり得ます。場所を考えてこそ、パーテーションを上手に取り入れることが出来るのです。
パーテーションの種類により工事が必要な場合も?
パーテーションの中には置くだけでOKなものもありますが、大規模でないにしろ、ある程度の工事が必要になるパーテーションもあります。工事が必要な場合には騒音が発生しますし、その間に仕事ができなくなってしまう可能性もあります。原状回復などの問題もありますので、工事の有無やその程度については事前に把握しておく必要があります。
パーテーションの種類を吟味する
そして、パーテーションの種類も吟味しなければいけません。高さはもちろん、素材も大切です。例えば、アルミは防音性などに優れていますが、費用面はかさみます。ガラスであれば開放的な印象になりますが、中が見えてしまいますし、割れるリスクもあります。このようにパーテーションの種類を吟味した上で、最適なパーテーションを設置してこそパーテーションを有効活用できるのです。
オフィスレイアウトにパーテーション(間仕切り)を設置するメリットと注意点【まとめ】
パーテーションはオフィスでのレイアウトにも大いに役立ってくれます。さまざまなメリットがあるのですが、パーテーションを取り入れるためには様々な注意点も押さえておく必要がありました。上手にパーテーションを使用しながら、よりよいオフィスを目指していきましょう。