皆さんは、店舗の什器が何ゴミになるのかご存知でしょうか?
本記事では、店舗の什器が産業廃棄物になるのかについて詳しく解説していきます。
店舗の什器の特徴
小売店や飲食店が店舗の移転や廃業をする際には、店内にある什器の処分をすることになります。
事業所から出たゴミは、一般家庭のゴミとは一緒に扱うことができません。
また、処理の方法を誤ると、コンプライアンス違反となってしまうこともあります。
ですから適正な処理の方法を学ぶことに加えて、ふさわしい業者を選定する必要もあります。
店舗で使用している什器が、どの廃棄物のカテゴリーに入るかをチェックすることは大切です。
廃棄物の種類は、その材質によって区別されます。
一般の店舗では、木製の什器を扱っているケースが多く見られます。
また、アルミやスチールなど金属製の備品も珍しくありません。
加えて、プラスチック製の什器もあります。
業種によっては、布地をメインとした什器や革製の家具などもあります。
ただし、多くの什器では単一の素材ではなく、複数の異なる素材が用いられています。
内部構造は木材ないし金属で組み立てられており、その上からプラスチックや布地で覆って仕上げるというアイテムは少なくありません。
これら使用されている素材の違いによって、廃棄物としての処理方法が変わってきます。
ですから、処分を考えている什器の材質を必ずチェックしましょう。
産業廃棄物の見分け方
事業用のゴミは、一般廃棄物もしくか産業廃棄物として処分します。
什器の場合は、上記のように材質によって分類されます。
基本的には、廃棄物が木製であれば一般廃棄物として扱うことができます。
また、布地や革素材のものも一般廃棄物として処理することが可能です。
一方、金属やプラスチックが多く使われているものについては、産業廃棄物として分別されることがほとんどです。
異なる複数の材質が使用されている、あるいは木材と金属が使われているといった場合は、その割合や量をチェックする必要があります。
小さなパーツだけに金属が使用されているという場合は、一般廃棄物として処理してよいというケースがほとんどです。
一方、表面が金属仕上げになっている、あるいはプラスチックの棚がいくつも付いているといった場合には、総じて産業廃棄物として処分することになります。
まとめ
店舗で使われる什器は、その材質に応じて一般廃棄物もしくは産業廃棄物として処分することになります。
どちらへ分別するかによって、処分費用や依頼する業者が変わってきます。
素人では判断が付きにくい部分もありますので、オフィス用品の処分を専門とする業者にチェックしてもらい、処分方法を決めるようにしましょう。