今回はオフィスの床塗装について詳しく解説していきたいと思います。
床塗装で使う塗料
床塗装は個人のDIYでもできるものの、オフィスの場合は専門の業者に頼むのが基本です。
オフィスの環境によって最適な床塗装は変わってくる上に、床の耐久性にも関わってくるため、専門的な知識や技術を持っている業者に任せるのが最も確実です。
床塗装を成功させるために押さえておきたいポイントはいくつかあり、まずは塗装に使う塗料の種類が挙げられます。
塗料によってコスト、長所と短所は大きく変わりますが、オフィスの場合の基本はエポキシ樹脂の薄膜タイプです。
エポキシ樹脂の薄膜タイプは塗料の中でも特にコストが抑えられるものの、一方で他の塗料と比べると耐久性に難があります。
床塗装をする場所が工場であれば、耐久性などの問題を抱えているエポキシ樹脂の薄膜タイプでは非常に心もとないのですが、さほど重たいものを置かないオフィスであればエポキシ樹脂の薄膜タイプでも十分です。
オフィスだけどかなり重たいものを動かすことが定期的にある場合や、より光沢ある床を目指したい場合は、他の塗料を採用するのも手です。
エポキシ樹脂の厚膜タイプはより光沢が出るため、美しいオフィスを作り上げる上で頼りになります。
床塗装の塗料の厚さも重要
次のポイントは塗料の厚さであり、塗料が厚いとより耐久性が期待できますが、一方でコストも上昇するのが難点です。オフィスなど耐久性をさほど求めない場所は薄めでもよく、薄い場合はコストは抑えられます。
安さが魅力のエポキシ樹脂の薄膜タイプでも、広範囲を厚くする場合には一気にコストが跳ね上がる恐れがあるので注意が必要です。
床塗装を成功させるために欠かせない下地処理
これはDIYで床塗装する場合も業者に任せる場合も同じですが、床塗装の前の下地処理は非常に重要です。
既存の床には下地が剥がれているところ、そうでないところなど目視では確認しにくい凹凸があります。
よりひどいと、亀裂やひび割れが起こっている場合もあるため、そのような既存の床の状態を整えることが重要です。
この床の問題点を放置したまま床塗装をすると、せっかくの塗料のよいところが打ち消される恐れがあります。
そのため、しっかりとした下地処理がされるかどうかは床塗装の業者選びの上で重要なポイントです。
研磨や切削など床の下地処理には様々な処理方法が使われるため、床の状態に合わせた下地処理を選択してくれる業者を選びたいところです。
床塗装の業者の選び方は
壁や屋根の塗装と共に床塗装を手掛けている業者もあるものの、このような業者が床塗装に強いとは限りません。
ジャンルとしては同じ塗装ですが、壁や屋根の塗装と床の塗装では塗料、塗装の方法が大きく異なります。
床塗装の実績が豊富な業者を選ぶのが基本であり、さらにオフィスの方向性に合ったプランを提案してくれるかも重要なポイントです。
オフィスの床塗装で求めるものは依頼主によって変わり、工期や床塗装の耐久性、見た目など要望は様々です。
なるべく工期を短縮して欲しい、優れた耐久性を持つ床に仕上げて欲しいなど会社側の要望に応じたプランを提案してくれるか、しっかりと分かりやすく説明してくれるかは見逃せません。
床塗装という一般的にはあまりなじみがない作業だからこそ、誠実に対応してくれる業者を選びたいのです。
また、1年以内といった短期間で床に何らかのトラブルが起きた場合、対応してくれるかも事前に確認しておきたいポイントです。
最後に
オフィスの床塗装を検討している場合に重要なのが、どの業者に任せるか、そして塗料などの具体的なプランをどうするかであり、この2つの選択によって床塗装の内容は大きく変わります。
床塗装への取り組み方、持っているノウハウは業者によってだいぶ違うので、オフィスの床塗装に真摯に向き合ってくれる業者を見つけることが非常に重要です。
2020年現在