皆さんは、法律事務所のレイアウトにどのようなものがあるのかご存知でしょうか?
本記事では、働きやすい法律事務所のレイアウトのポイントについて詳しく解説していきます。
法律事務所のオフィスレイアウトの特徴
オフィスレイアウトは、業種や職種によって独自のスタイルがあります。
その中でも、特に法律事務所は他業種とは異なる性質を持っていますから、レイアウトにも工夫が必要です。
法律事務所の際立った特徴は、「プライバシーの確保が非常に重要である」ということです。
事務所を訪れた相談者が気兼ねなく相談できるようにするためには、周囲の人に会話の内容が聞こえてないという安心感が必要です。
そのため、弁護士もしくは担当者と相談者だけになれる空間、そして周りから聞かれたり見られたりしていないという確信を与える工夫が求められます。
セキュリティーについても考慮する必要があります。
依頼者に関する個人的な情報を扱うことが多いので、来訪者から書類やPC画面を見られないレイアウトにしなければいけません。
また、弁護士とサポートスタッフの担当する業務内容が大きく異なるというのも特徴です。
そのため、弁護士には個室を割り当てたり、広めのデスクスペースを付与したりします。
一般企業と比較して、上司と部下のオフィスに関する違いが出やすいという点も理解しておくことが大事です。
働きやすい法律事務所のレイアウト
上記のような特徴を押さえておくと、働きやすい法律事務所のオフィス作りをしていくことができます。
1つ目のポイントは「相談ルームや会議室を重視したレイアウト」です。
周りから独立した形で、しっかりと壁を立てたり高いパーテーションを置いたりします。
その上で、従業員のデスク周りを充実させることが大事です。
というのも、法律事務所では取り扱う書類の量が非常に多いため、一人一人のスペースが十分にないと働きづらくなってしまうのです。
弁護士のためのスペースとしては、個室を設けるところもありますし、オープンタイプとすることもあります。
レイアウトによっては事務所の雰囲気が変わりますので、事務所の方針によって決めるとよいでしょう。
さらに、休憩できるスペースも作ると、職場環境が向上します。
窓際で明るいところをリフレッシュスペースとして設けると、福利厚生の面でも有効です。
まとめ
法律事務所は、そのユニークな職務ゆえに他の業種と異なる特徴を持っており、それはオフィスレイアウトにも反映されることになります。
顧客のプライバシーとセキュリティーを確保できる環境、そして個々の従業員が働きやすいデスク周りを作ることが大事です。
事務所としてのビジネススタイルも反映されるので、じっくりと検討して働きやすい職場とするようにしましょう。