皆さんは、職場のレイアウトで机を向かい合わせるケースが多いことをご存知でしょうか?
本記事では、職場の机を向かい合わせるレイアウトのメリットデメリットについて詳しく解説していきます。
机を向かい合わせにするレイアウトは最も一般的
オフィスレイアウトにはいろいろなタイプがあります。
最も一般的なのは島型と言われるものです。これは、二つの机を向かい合わせにして、その組み合わせをいくつも作っていくというスタイルです。
チームごとに島を作るなどして、部署の組織を分かりやすくすることができます。
また、社員同士のコミュニケーションが取りやすいというのもメリットです。
通路も作りやすいので、レイアウトとしては非常に楽な配置です。
ただし、デメリットもあります。多くの社員が感じる問題点は、プライバシーが保たれないということです。
机が向かい合っているため、常に真正面の人から見られているという感覚があります。
また、両隣にも座っていますから、常時三方向から見られていることになります。
こうした感覚的なことに加えて、他の社員同士の会話も否応なく入ってくるため、雑音が聞こえやすいというのも難点です。
業務に集中できないという物理的な問題点と同時に、社員がストレスを感じやすいというのもデメリットです。また、コロナ禍においては、アクリル板やパーテーションを設置して飛沫を回避する必要があります。
職場のレイアウトを変えて雰囲気を良くする
机を向かい合わせにするスタイルは、上記のようにメリットもデメリットも存在します。
そのため、メリットを生かしつつ弱点を解消する方法を採ることができます。
たとえば、デスク周りの三方にパーティションを置くという方法です。
これで、周囲から常に見られているという意識を改善できます。
また、完全にデスクを向かい合わせにするのではなく、斜め方向に机を組み合わせていくこともできます。結果として、より独立感が強くなるので、自分の仕事に集中できるようになるでしょう。
もう一つのレイアウトとしては、机を正面で向かい合わせるのではなく、背面に配置する、つまり背中を向き合わせるという形です。
このレイアウトであれば、さらにプライバシーが確保できます。
しかも、振り返ればすぐに同僚とコミュニケーションが取れますので、必要な要素をしっかりと維持しながらも問題点を解決できるのがポイントです。
まとめ
昔から広く採用されてきた机を向かい合わせるという職場のレイアウトは、メリットもデメリットもあります。
そこで、パーテーションを使う、あるいは机の向かい合わせ方をちょっと変えるなどの方法で、問題点をなくしメリットだけを残すことができます。
オフィスレイアウトは、ちょっとした工夫で大きく職場の雰囲気と効率性を上げられますので、真剣に検討してみると良いでしょう。