ファサードサインとは?店舗の看板選びに重要なことを解説!

店舗の看板が決まらずに悩んでいませんか? それなら、ファサードサインに注目してみてください。ファサードサインは、夜になりあたりが暗くなっても、遠く離れた位置からでも見やすい優秀な看板です。この記事では、ファサードサインの基礎知識や効果的な選び方などを詳しく解説します。

 

ファサードサインとは?店舗を引き立てる看板の基礎知識

ファサードサイン店舗

ファサードサインとは、建物の正面に掲げられる大型の看板のことです。とても目立つため、店舗や会社の顔を決める重要な要素となります。店舗名や目的が明確で、遠くからでもその存在が一目でわかるようなものが、理想的なファサードサインです。

 

よく目にするコンビニがその代表例です。コンビニのファサードサインは昼夜問わず、遠くからでもすぐにわかります。ファサードサインは、周囲に対してメッセージを発信できる強力な看板であり、この選択には十分な注意が必要です。

 

効果的なファサードサインにするために

効果的なファサードサインにするためには以下の要素が重要です。

 

  • 配色を考える
  • サイズを考える
  • 情報を絞り込む
  • 見やすさを追求する
  • 印象づける

 

配色、サイズ、情報などの要素は、わかりやすさやブランドイメージを際立たせるために効果的です。視認性を確保し、独自の印象を伝えることで顧客の注目を引き、記憶に残るファサードサインとなります。

 

配色を考える

適切な配色はファサードサインの視認性と印象を強化します。色は見る人の印象に深く残り、ブランドのイメージを強化するからです。会社や店舗のイメージカラーに合わせてデザインすることはもちろん、建物の外観や地域の風貌に合わせたり、目を引く色相のコントラストを利用したりしても良いでしょう。適切な配色は視覚的な訴求力を高めるため、とても効果的です。

 

サイズを考える

ファサードサインは適切なサイズを選ぶ必要があります。サイズは見た目のバランスや見やすさに直接関わるためです。単に目立たせる目的なら、大きい看板サイズ、大きいフォントを選択すれば良いでしょう。センスをアピールしたり、印象づけを重視したりする場合はより高度なサイズバランスを考慮する必要があります。

 

情報を絞り込む

最も重要な情報のみを表示することが効果的なファサードサインを作るコツです。シンプルなメッセージにはそれだけで十分なインパクトがあります。余計な情報があるとわかりづらく、ごちゃごちゃと見えてしまうため、看板としての効果が半減します。

 

店舗の名前以外に、事業内容やサービス内容をなるべく多く記載しているファサードサインがありますが、これはなるべく避けるべきです。ファサードサインで効果的に伝えることができる情報は限られてるということを覚えておきましょう。

 

見やすさを追求する

見やすく作ることはファサードサインの必須要素です。なぜなら、サインは遠い距離からでも、ふと目にした短い時間でも、はっきりと見えることが求められるからです。具体的には、文字の大きさやフォントの種類、背景色のコントラストなどを考慮すると視認性が高められます。新規顧客の獲得のためにも、リピート客を増やすためにも、サインの見やすさは欠かせません。

 

印象づける

ファサードサインは、ブランドの個性や価値を印象づけることが重要です。印象に残らなければ顧客から思い出してもらえないからです。集客において、この「思い出してもらう」は何より重要で、そのためのファサードサイン作りが求められます。重要なのは、インパクトです。配色やサイズで一風変わったサインが表現できれば印象づけとしては成功といえます。また、良い印象を残すにはデザインセンスの良さも重要です。

 

ファサードサインがもたらすメリット

ファサードサイン

ファサードサインを効果的に設置すると様々なメリットがあります。

 

  • ブランドイメージを高める効果
  • 遠くからでも目立つ視認性
  • 24時間365日、効果的な宣伝
  • 競争力の強化
  • コストパフォーマンスの高い宣伝手段

 

以下にて詳しく解説します。

 

≫ サイン工事とは?オフィス内看板の種類や取り付け例を紹介!

 

ブランドイメージを高める効果

ファサードサインはブランドイメージを強化します。印象的なデザインや色彩を活用することで、公に個性を表現できるからです。例えば、高級ブランド店は豪華な色合いや洗練されたデザインを用いたファサードサインで高級感や信頼性を表現します。一方、若者向けの店舗は鮮やかな色彩やユニークなデザインを活用して創造性や親しみやすさを表現します。このようにファサードサインを通じてブランドイメージを伝えることで、高い認知度と顧客の関心を獲得できます。

 

遠くからでも目立つ視認性

ファサードサインは店舗の視認性を確保する効果的な方法です。適切なデザイン、大きさ、配置で計画されたサインは、遠くからでも店舗を認識しやすくするからです。全国チェーンの飲食店などが良い例です。都市や商店街でも、それらの特徴的な看板は目立ち、人々の視線を集め、店舗の存在を強調しています。

 

24時間365日、効果的な宣伝

ファサードサインは、昼夜問わず店舗を宣伝するツールとなります。ファサードサインは長時間にわたり人々の目に触れ、注目を集め続けるからです。営業時間外の夜間も、ファサードサインの照明をつけている店舗は珍しくありません。照明が通行人の目を引き、営業時間外でもブランドの露出を維持し、潜在的な顧客へのアピールを続けられます。

 

競争力の強化

ファサードサインは、競争が激しい市場で自店舗を際立たせる強力な手段です。独自のデザインやメッセージを通じて、他の競合店舗との差別化ができるからです。特に密集した商業地域では、視覚的に際立つ存在になることが求められます。特徴的なフォントや色彩、形状を採用したファサードサインにすると、顧客の記憶に強く残り、店舗の情報が記憶に残りやすくなります。記憶に残るというのは、競合店舗に打ち勝つ上でとても重要な要素です。

 

コストパフォーマンスの高い宣伝手段

ファサードサインはコストパフォーマンスの観点から優れた宣伝手段です。なぜなら、一度設置するだけで持続的な宣伝効果が得られるからです。新聞やテレビなどの広告は一過性の効果は高いものの、持続的な広告効果を得るためには定期的な投資が必要です。一方、ファサードサインは初期投資を終えると、わずかな維持管理費用で継続して広告できます。

 

ファサードサインのデメリット

ファサードサインの設置にあたっては、理解しておかなければいけないリスクもあります。

 

  • 設置コストがかかる
  • 維持管理にコストがかかる
  • 長期的な変更が難しい

 

検討の際にはメリットだけでなく、これらもしっかりと把握をしましょう。

 

設置コストがかかる

ファサードサイン導入にはある程度の設置コストがかかります。デザイン、材料、施工について、専門的なプロセスが必要となるからです。耐久性や見栄えを重視すると、優れた品質の材料や施工技術が必須となります。加えて、ブランドイメージを正確に反映するためには、プロのデザイナーによるデザインも必要となるでしょう。

 

ファサードサインは、簡易的なものでも10〜20万円。サイズや内容によっては30〜40万円かかるケースも珍しくありません。ファサードサインの設置コストは無視できない要素であり、こだわりが強いほど更にコストが増える可能性があります。

 

維持管理にコストがかかる

ファサードサインは維持管理にもコストがかかります。これは、サインの劣化を防ぐための定期的なメンテナンスや、突発的な修理が必要になるためです。具体的には、外的要因によりサインの塗装が剥げた場合や、照明が故障した場合の修復費用です。高所での作業の場合、足場代や高所作業車の手配も必要になります。ファサードサインは、予想だにしない維持管理コストが発生する可能性があることを覚えてきましょう。

 

長期的な変更が難しい

ファサードサインを変更するのは容易ではありません。変更にあたっては、時間や費用が必要になるからです。例えば、企業のロゴが変わった場合、サインを一から製作し直す必要があります。デザイン変更、材料の手配、施工、その全てにおいて専門的な仕事が必要です。ホームページのデザインなどとは異なり、一度設置したファサードサインを変更するのはかなり大変です。

 

ファサードサイン設置時の注意点

ファサードサインを設置する際に注意すべき点は、以下の3つです。

 

  • 建築基準法と地方自治体の条例を確認する
  • 看板の安全性を考慮する
  • 初期コストと維持費用の計画をたてる

 

ファサードサインの設置にあたって、法的な問題の解決や、公共の安全確保は欠かせません。また、経済的な負担を適切にコントロールするために、初期のコストと維持するためのコストは必ず確認しておきましょう。

 

建築基準法と地方自治体の条例を確認する

法律遵守は看板設置の基本です。その理由は、建築基準法や地方自治体の条例に違反すると、罰則が科せられるだけでなく、後から撤去を求められることもあるからです。屋外広告物法や景観法、自治体の独自の条例によってそのルールが定められていることがあります。以下の表は、東京都の屋外広告物条例の一例です。看板の大きさ以外にも、色、配置場所などに制限があることもあるため、設置するまえに確認する必要があります。

 

東京都屋外広告物条例 建築物の壁面を利用する広告物の許可基準

高さの制限 33m以下(第一種、第二種、準住居地域内)
52m以下(上記以外の地域)
面積の制限(一面) 100㎡以下(商業地域)
50㎡以下(商業地域以下)
面積の制限(合計) 当該壁面の3/10以下

参考:公益社団法人東京屋外広告教会

 

看板の安全性を考慮する

看板は安全性を考慮して事故を未然に防ぐ必要があります。設置した看板が転落したり、風で飛ばされたりしたら、通行人に怪我をさせたり、車を傷つけたりしてしまう可能性があるからです。具体的には、固定する箇所自体が劣化していないか、固定方法は適切か、設置位置は適切か(風を当たりやすい場所ではないか)などの確認が必要です。専門家のアドバイスも受けながら、安全性も考慮してファサードサインを計画しましょう。

 

初期コストと維持費用の計画をたてる

初期コストと維持費用の計画は、看板設置には不可欠です。その理由は、設置や維持に予想以上に費用がかかることがあるからです。初期の製作・設置費用だけでなく、照明の電気代やメンテナンス費用などがあります。照明は初期費用が多少高くてもLEDにしておけば電気代もメンテナンス代も抑えることができるのでおすすめです。

 

ファサードサインとは?店舗の看板選びに重要なことを解説!【まとめ】

ファサードサインは、店舗の認知度を高め、ブランドイメージを強化する役割を果たします。見た人の心に残るファサードサインは、昼夜を問わず、年中働いてくれる優秀な広告となります。しかし、その効果を最大化するには配色やサイズ、見やすさを考慮した計画が必要です。これらに注意して、店舗の存在感を高め、ビジネス成功の一助となるようなファサードサインを計画しましょう。

 

 

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