オフィスの出入口や共用部のセキュリティを守るために必須の鍵ですが、管理方法に悩む方も多いのではないでしょうか。そのような時におすすめなシステムがカギカンです。本記事では、カギカンについて、特徴や価格、導入事例などを解説します。カギカンの導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
スマホで鍵の開け閉めが可能!カギカンとは?
カギカンは、スマホを利用して鍵の開け閉めが行える便利なシステムです。通常であれば、扉を開錠するために鍵が必要ですが、管理方法はアナログなことが多く、紛失や盗難、管理者の不在などで鍵が手元に無い場合は大きな問題となります。そこで、おすすめなシステムがカギカンです。
カギカンの4つの特徴
カギカンは、オフィスの利用状況などに合わせて、様々な使い方が可能です。ここでは、カギカンの主な特徴を4つ紹介します。
特徴1:合カギの発行が簡単
カギカンは、合カギの発行が簡単に行えます。アプリやPINコード、ICカードといった合カギを発行できるため、カギ自体が不要となり紛失の心配がなくなります。合カギの利用条件や操作権限の付与など簡単に設定が可能なため、セキュリティに関しても安心して利用できます。
特徴2:後付けが可能
カギカンは、既存のドアに貼り付けるだけで簡単に設置が可能です。日本国内の約80%以上のドアに設置が可能なため、ほとんどのドアに設置が可能といえるでしょう。両面テープで取付可能な工事不要なモデルと、工事が必要な錠前一体型の高耐久モデルがあります。
特徴3:オンラインで入退室の管理を可視化
管理コンソールとよばれるシステムにより、いつ誰が入退室したかが一目でわかります。履歴として残すこともできるため、セキュリティのために利用するほか、勤怠管理としても利用ができます。また、会議室や応接室などに使用することで、利用状況を可視化することもできます。
特徴4:オートロックで施錠
カギカンを設置した扉は、付属のセンサーで開閉状況を検知してオートロック施錠を行います。そのため、扉は常に施錠された状態となります。カギの閉め忘れによる、セキュリティ上のリスクを回避することができるため、安心してご利用いただけます。
カギカンの価格
基本料金 | コンソールのみ | 月額4,500円~ |
Basicプラン | 月額5,900円~ | |
Proプラン | 月額7,300円~ | |
オプション料金 | Basic機器 | 月額1,400円/セット |
Pro機器 | 月額2,800円/セット | |
Qrio Pad | 月額1,000円/台 | |
Qrio Card | 月額1,000円/枚 | |
Proプラン機器設置料 | 30,000円/箇所 | |
利用者課金 | 利用者20名を超える場合 | 1名追加ごとに月額100円/人 |
※記載の料金はすべて税抜き表示
基本料金
基本料金は、月額4,500円~7,300円のプランがあります。4,500円のプランは、すでき機器をお持ちの方がカギカンコンソール(管理システム)のみ利用する場合のプランですので、初めて導入される場合は、5,900円のプランか、7,300円の耐久性に優れた錠前一体型タイプのプランから選択可能です。
オプション料金
オプション料金は、機器を複数設置する場合や開錠方法により費用が加算されます。機器の料金は、Basic機器の場合は1,400円、Pro機器の場合は2,800円となります。Pro機器を設置の場合は、専門業者による機器の設置工事が必要で、1箇所あたり30,000円となります。
利用者課金
利用者課金とは、利用者に応じて必要となる料金です。20人までは無料ですが、21人目からは追加で100円/人の費用が加算されます。
カギカンの導入事例
ここでは、カギカンの導入事例を公式サイトの引用にて紹介します。当社は、オフィスの内装工事を専門で行っているため、カギカンの導入事例に加えて、工事会社の視点から補足情報などもお伝えします。
オフィスの執務室
顧客情報などを多数管理する執務スペースに、カギカンを導入した事例の紹介です。第三者の入場を制限できるだけでなく、個人情報の流出など万一のことが起こった場合も、入退室管理ができるコンソールを確認することで責任の所在が明らかになります。執務エリアは、オープンになっていることが多くありますが、個人情報の管理が必要な執務エリアでは、間仕切りにて区画することでおすすめします。
オフィス共用部
Pマーク取得のためにカギカンを導入した事例の紹介です。従業員全員が入退室できる共用部にカギカンを導入することで、PINコードによる入退室が可能となり、手ぶらで解施錠が行えます。また、顧客データなどを扱う限られた従業員しか入室できないエリアにはICカードによる入退室ができる仕組みを取り入れています。カギカンは様々な解施錠の方法があるため、用途により使い分けが可能となります。
シェアオフィスの出入口
シェアオフィスの出入口にカギカンを導入した事例紹介です。スタッフが常駐せず、利用者だけが出入りする時間帯のある空間ではカギカンがおすすめです。本事例では、会員の方へアプリカギを発行することで、スムーズな運用ができています。
トランクルームの鍵
トランクルームの出入口にカギカンを導入した事例紹介です。トランクルームは、基本的に無人で運営されることが多いため、アプリ等で解施錠できるカギカンが最適です。また、入退室管理も可能なため、利用頻度や使用時間なども記録でき、サービス向上などに活かすことができます。
カギカンのよくある質問
カギカンについて、よくある質問や導入前に気になる事などを紹介します。
オフィスボールでカギカンの設置は可能ですか?
当社では、カギカンの設置工事を承っておりませんので、導入の際は代理店様に直接お問合せください。カギカン導入に合わせて、内装工事やリフォームも必要でしたら当社で承りますのでお気軽にお問合せください。
停電時でも利用可能ですか?
カギカンの電源は電池式となるため、停電時でも利用が可能です。また、電池が無くなった際はカギカンの専用フォームより申請いただくことで無料で発送されます。
電池が無くなった場合鍵を開けられなくなりますか?
SIDE AとBの2箇所に電池を入れることができ、SIDE Aの電池が切れた場合は自動的にSIDE B側の電池へ切り替わる仕組みのため、鍵が開けられなくなることはありません。また、SIDE Aの電池が無くなった場合は、カギカンの管理画面にてエラー表示が出るため、電池残量が把握できる仕組みになっております。電池が無くなった場合は、カギカンのお問合せフォームより申請いただくことで、新しい電池が無料で発送されます。
入退室の記録は可能ですか?
Qrio Padを設置することで入退室記録の取得が可能です。
- 解施錠履歴
- 入退室履歴
- 利用者、日時履歴(タイムカード機能)
が取得できます。
初期費用は必要ですか?
初期費用は無料でご利用できますが、設置工事が必要なタイプを導入される方は、初期設置工事費用が1台あたり3万円発生します。
解施錠方法はどのような種類がありますか?
解施錠方法は様々で、
- Qrioアプリ
- 遠隔操作
- PINコード
- ICカード
の4つの方法を選択できます。「PINコード」「ICカード」での解施錠が必要な場合は、Qrio Padが必要となります。
どのような扉でも設置できますか?
調整部品なども豊富で、日本国内の約80%以上の扉に対応しております。ドアノブにサムターンが埋まっているタイプや、サムターンの形状が特殊な扉には利用できませんのでご注意ください。導入前に、設置可否の確認依頼ができますので、カギカンのホームページより直接お問合せください。
鍵の管理を効率化するならカギカンがおすすめ
本記事では、カギカンの特徴や価格、導入事例などを解説しました。鍵は、現物も鍵を持ち歩くことで、紛失や盗難などの恐れもあります。特にオフィスなど複数の利用者が鍵を管理している場合はトラブルが起きる可能性も高くなります。鍵の管理で問題を抱えている方はぜひ導入をおすすめします。
当社は、カギカンの代理店ではないため設置工事は行っておりません。しかし、オフィス新装の際にカギカン導入を検討している方や、カギカン導入に合わせて内装工事やリフォームを検討されている場合はぜひお問合せください。レイアウトのご相談からカギカンが設置可能な扉の選定など、どのようなご相談でも承ります。