社長室のレイアウトで重要なポイント!インテリアやレイアウトの例も紹介

社長室は企業にとって重要な意思決定をする場であり、企業のブランド強化に大きな役割を担っているスペースです。本記事では、社長室を設置すべき理由やレイアウトで重要なポイント、具体的なレイアウト例まで詳しく解説していきます。社長室の必要性を知って、適切なオフィスデザインに役立ててください。

 

社長室を設置すべき4つの理由

社長室を設置すべき4つの理由

最初に社長室を設置すべき理由を4つ解説していきます。

 

理由1.情報漏洩を防ぎやすい

まず、社長室を設けるべき理由は情報漏洩を防ぐためです。社長が取り扱う書類やデータなどには機密情報が多く含まれます。なかには、社内と言えど一般社員に見せるべきではない給与や顧客の情報が含まれるケースもあります。また、オフィスには来客者や業者の出入りもあるため、社外秘データを見せないようにするためにも社長室として区切るのは大切です。

 

理由2.来客者が好印象を持ちやすい

社長室があることで、社長の来客者が良いイメージを持ちやすくなる効果もあります。来客者を通常の応接室ではなく、社長室にお通しすれば別格の対応をしていることを伝えられるでしょう。なお、社長室を応接室としても使用する場合は、導入するインテリアにもこだわってください。高級感や重厚感のあるデザインで統一することで、会社に対するイメージアップにつながります。

 

理由3.社長自身が仕事に集中しやすい

社長室は名前の通り、社長が個人的に使用できる個室なため、社長自身の作業効率アップが期待できます。適度に仕切られていると、音や視線などの集中を害する要素を遮断できるからです。特に社長業務には、経営戦略の評価など、経営の軸となる重要業務が多数あります。熟考し、適切な判断をするためにも静かで集中できる環境は欠かせません。

 

理由4.上層部との情報交換がスムーズに行いやすい

そして社長室があれば、社内の上層部との情報交換もスムーズに行えます。社長を含め、上層部のメンバーは多忙なため、情報交換をしたいと思ってもスケジュールを調整するのが難しい場合もあります。加えて、互いに空いた時間があっても会議室が空いているとは限りません。

 

社長室が「上層部が社長との相談にいつでも使える会議室」の役割を担えば、実用的なスペースとしても活用できます。上層部同士のコミュニケーションがスムーズに行えれば、企画などの承認をもらうまでのタイムラグを減らせ、組織活動の活性化にもつながります。

 

社長室のレイアウトに重要なポイント7つ

社長室のレイアウトに重要なポイント7つ

続いて、社長室のレイアウトを考えるうえで重要なポイントについて解説します。紹介する7つのポイントを押さえて画期的な社長室を作りましょう。

 

ポイント1.セキュリティ対策をする

社長室には社内外ともに漏洩を防ぐべき情報が満載なため、特に重視すべきはセキュリティ対策です。まず、多くの人の目に触れないように社長室はオフィスの出入り口付近を避けて設けてください。室内がはっきり見えないように、仕切りにくもりガラスを採用するのも良いでしょう。

 

また、公にしていない経営に関する情報や、社員の給与や賞与に関する打ち合わせを社長室で行う場合があります。話し声が外に漏れないようにするなら、防音効果が高いスチールなどの素材で社長室を区切るのがおすすめです。このように、社長室には視線と音に対するセキュリティ対策をしましょう。

 

ポイント2.閉塞感がないようにする

閉塞感のない社長室に仕上げることも大切です。高級感のある社長室にするために、導入するインテリアを一般社員が使用するものよりも大きめなものや暗めのカラーを選ぶ場合があります。しかし、インテリアが社長室を狭く感じさせる要因になってはいけません。部屋の広さや明るさに見合ったインテリアを選びましょう。

 

また部屋を窮屈に感じさせないために、部屋を明るく見せる工夫をするのがポイントです。インテリアカラーを暗めにするなら照明数を増やして明るくしたり、ガラスのような光を透過させる仕切りを選んだりすると良いでしょう。

 

ポイント3.高級感のあるインテリアを選ぶ

また、社長室は特別感を演出する必要があります。というのも、来客者や社員が持つ会社のイメージは、社長室の雰囲気にも左右される場合があるからです。高級感のあるインテリアがあることで「事業が安定している会社」などのポジティブな印象を与えられ、センスの良さもアピールできるでしょう。高級感を感じさせるインテリアの素材やカラーは以下の通り。

 

<高級感を感じさせるインテリアの素材やカラーの例>

素材 ・本革
・1枚板
・大理石
・ガラス
・ウォールナット
カラー ・黒
・金
・グレー
・シルバー
※上品で落ち着いたシックな色合い

 

アクセントに絵画や観葉植物を置くのも高級感のあるおしゃれな空間を演出するためにはおすすめです。

 

ポイント4.効率的な作業スペースにする

社長自身が普段使う部屋のため、作業がしやすいことも欠かせません。これは一般社員が使用する執務スペースも同様で、仕事をするときに必要なものが近くにあることや、キャビネットなどの収納までの動線をスムーズに行き来できることなどが大切です。

 

また、机上にはパソコンやモニターなどの機器だけでなく、多くの場合は固定電話があります。机上がコード類で乱雑にならないように、コード収納も忘れずに揃えてください。社長自身が使いやすく、誰にいつ見られても問題ない見栄えの良い空間に仕上げましょう。

 

ポイント5.コーポレートデザインを考慮する

コーポレートカラーなどを考慮した社長室にするのも良いでしょう。コーポレートカラーを取り入れることで、企業のブランディング強化につながります。社長室には高級感やスタイリッシュ感も大切ですが、社長室だけが独立した雰囲気になると統一感に欠けてしまいます。

 

ファイルの色をコーポレートカラーにするなど、事務用品だけに要素を取り入れるだけでも構いません。社長室を筆頭に企業のブランディングも意識してみてください。

 

ポイント6.社長と社員の距離を適切に保つ

社長室のレイアウトは、社長と社員との距離感も考慮しましょう。距離が近いとコミュニケーションが取りやすいですが、あまりに親しみやすいと社長の威厳が保ちにくくなる可能性があります。

 

また、親しみやすい社長であっても、社長との物理的な距離が近いと視線が気になり業務に集中しにくくなる場合もあります。よって、社長と社員の距離感は適切に保つべきであり、互いの執務スペースを区切るなどの工夫が必要です。

 

ポイント7.応接スペースを設置する

そして、社長室には応接スペースがあると便利です。社長室に応接スペースがあれば、社長の来客者を部屋に招いたり、上層部と社長とのミーティングに使用したりできます。誰でも使用できる応接室と差を付けるため、用意する応接セットはオフィスのデザインと統一しつつ、ワンランク上のものを選ぶと良いでしょう。

 

≫ 応接セット

 

社長室に用意したいインテリア

社長室に用意したいインテリア

社長室に用意しておきたいインテリアを紹介していきます。代表的なものを以下に挙げるので、まずは紹介する6つを必須で揃えてください。

 

<社長室に用意したいインテリア>

インテリアの種類 おすすめする選択基準
執務用デスク ・幅160cm以上の大きめ

・L字ならサイドテーブルが不要

執務用チェア ・最も高級感を感じるのは革張り

・機能性の高いブランドチェアもあり

キャビネット・本棚 ・書類を格納する背の高い本棚とサイドボードになる低めと2種類以上を設置する
ハンガーラック ・部屋の広さに応じてボックス型かポール式かを選ぶ

・来客者用も別に備えておけると良い

応接セット ・ソファーとローテーブルを揃える

・来客者の使用を想定するならリラックスできる柔らかめのソファーが良い

モニター ・Web会議を想定してモニターは大きめ

・映りが良くなるようにWeb用カメラもあると良い

 

どのインテリアも機能性はもちろん、デザイン性が重要です。社長室にふさわしい重厚感を演出できるかも意識して選びましょう。

 

≫ 役員用家具

 

社長室の参考になるレイアウト例

社長室の参考になるレイアウト例

最後に、社長室の参考になるレイアウト例を紹介していきます。

 

事例1:スチールパーティションで防音重視

事例1:スチールパーティションで防音重視

まず紹介するのが、遮音や防音の効果が高いスチールパーテーションで仕切った事例です。欄間(らんま)をクローズにすることでさらに遮音性を高めています。スチールパーテーション自体のカラーバリエーションは多くないですが、パネル表面がフラットなためダイノックシート(化粧フィルム)が貼りやすいパーテーションです。

 

≫ ダイノックシートとは?内装工事でのメリットや施工事例を紹介

 

ダイノックシートには900種類以上のバリエーションがあるため、デザインチェンジが自由自在です。

 

事例2:室内を見せない

事例2:室内を見せない

次に、3段ブロックのアルミパーティションの施工例です。室内が見えないパネルを使用し、ブラックとホワイトでモノトーンを演出しています。欄間をクローズにして、遮音性も高く仕上げています。こちらの施工例のように、パーテーションのカラーは床のデザインと合わせられます。

 

≫ アルミパーテーションとは?他の間仕切りとの比較や施工事例を紹介

 

事例3:オープンと目隠しを両立

事例3:オープンと目隠しを両立

こちらは、かすみガラスやタペシートを使って室内が見えない仕様にし、オープンと目隠しを両立している事例です。社長と社員の距離感を適度に保ちつつも、オープンな雰囲気のオフィスにしたいなら、ガラスパーティションがおすすめです。

 

≫ ガラスパーテーションとは?価格や使い方を解説【施工事例アリ】

 

事例4:カラーをオフィスデザインにあわせる

事例4:カラーをオフィスデザインにあわせる

個室の仕切りにオフィスカラーの青を取り入れて、オフィスデザインを統一している事例です。3段ブロックのパーティションを採用すれば、適度にカラーを入れられるため、コーポレートカラーを主張しすぎず程よく差し色を入れられます。

 

事例5:ロゴを目隠しに活用

事例5:ロゴを目隠しに活用

こちらは、社名をデザイン性のあるフォントにし、透明ガラスのパネルに貼り付けている事例です。オープンと適度な目隠しを両立しつつ、ブランド強化にも一役買っています。

 

社長室のレイアウトで重要なポイント!インテリアやレイアウトの例も紹介【まとめ】

社長室のレイアウトで重要なポイント!インテリアやレイアウトの例も紹介【まとめ】

本記事では、社長室について設置すべき理由や、レイアウトを考えるうえで重要なポイントなどを解説しました。紹介したレイアウト例も参考にしつつ、企業に合った社長室をデザインしてください。社長室は来客者に良い印象を与えるだけでなく、社員がスムーズに仕事を進めるためにも必要なスペースです。なお当社では、パーテーションの施工業務を専門的に行っております。パーテーションに関することは、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

 

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