オフィスの引っ越しの際に、パソコンは自分で持っていくのか、業者が持っていくのか。
本記事では、このあたりについて解説していきます。
オフィス引っ越しの際のパソコンはできるだけ業者に運んでもらいましょう
パソコンはデスクに据え置き型の大きい画面のもの(デスクトップ型)と社内で会議室などに持ち運べるノート型、さらに外出時に持参できるようにさらに小型化したモバイル型の3つにわけることができます。
モバイル型はカバーを付けるのが普通で、さらにそれをカバンに入れて持ち運びます。
なおデスクトップ型、ラップトップ型にはカバーがないのが普通です。
モバイル型であればオフィス引っ越し時も自分で運べますが、ノート型やデスクトップ型は引っ越し業者に運搬を依頼するのが普通です。
またモバイル型でも、落とせば破損するものですから、できるだけ業者に運んでもらった方が無難だと思います。
引っ越し時のパソコンの注意点
「運送業者貨物賠償責任保険」加入の業者を選びましょう
慣れている引っ越し業者であっても、事故がないわけではありません。
重要品を取り扱う業者は紛失や破損等を考慮して「運送業者貨物賠償責任保険」に入っているのが普通です。
後々のトラブルにならないように、業者を選ぶ場合は保険の確認も怠らす行っておきましょう。
データのバックアップは必ず行いましょう
特に得意先や顧客データ等個人情報を含むデータは、会社にとっての財産ですので細心の注意が必要です。
移転時にかかわらず日常注意するものですが、引っ越し時には必ずデータのバックアップは取っておきましょう。
運送業者貨物賠償責任保険はパソコンの外損がない限り、ソフトの破損やデータ損失は保障されません。
バックアップには外付けのハードディスクやUSBメモリで大容量のものが市販されていますので利用することができます。
また最近ではオンラインストレージとしてセキュリティがしっかりしたインターネット上の保管サービスがありますので利用すると便利です。
梱包の注意点
パソコンは精密機械ですので移転時の衝撃を防ぐために緩衝材を多くして梱包しましょう。
また梱包には「パソコン注意」等の張り紙をしておけば、業者も注意してくれます。
なおノートパソコンは持ち歩きを前提として衝撃には強く設計されていますが、デスクトップは違います。
逆さまや横にして輸送すると部品が外れることがありますので注意が必要です。
梱包には上面に「天井」等の張り紙を追加貼付しましょう。
なお荷造り用のシールが販売されていますので、利用するのもよい手です。引っ越し業者もパソコンなどの精密機器は上に別の段ボールを乗せないようにしますし、衝撃を与えないように運んでくれます。
パソコン専用の宅配便もあります
宅配便業者には、いろいろな大きさのパソコンに合わせた梱包セットが準備されています。
しかもその場で詰め込み作業もやってくれますので、利用すると手間がかからずに大変便利です。
パソコンを処分する場合
容量や内蔵ソフトが古くなって使えなくなったパソコンは、地域のごみ収集に出しても引き取ってくれません。
パソコンを含めて、テレビや冷蔵庫などの家電製品は業務用、家庭用問わず「資源有効利用促進法」により、製造元が回収することになっています。
購入小売店やメーカーに問い合わせて確認してください。
なお買い取ってもらえる場合もありますので、不用品回収業者等に問い合わせてみるのも1つの手です。
まとめ
精密機械であると同時に今や事務作業の主役であるパソコンの移転には、取り扱いに慣れた業者を選ぶことが最も重要です。
慣れた業者であれば移転において壊れることはまずありませんが、万が一のためにはバックアップと厳重な梱包が重要です。
新オフィスで即仕事を始めるためにも、パソコンの梱包はちゃんと外からわかるようにしておき、効率のよい引っ越しを行うようにしましょう。