皆さんは、オフィス移転の際の情シスについてご存知でしょうか?
本記事では、オフィス移転に伴うスムーズな情シス移転のコツを中心に解説していきます。
移転に伴って情シスのスペックを見直そう
オフィスの移転が決まると、様々な分野で移転に向けた準備や作業、手続きが必要です。
その中でも、企業のIT化が進む中で必要不可欠と言われているのが、情シス(情報システム)ではないでしょうか。
移転に際して必要となる手続きには、移転先の回線業者やプロバイダーとの契約があるほか、社内にネットワークを構築する際には、その再構築や再整備の作業が必要となります。
こうしたネットワークの再構築という作業自体は、難易度としてはそれほど難しいわけではないため、付帯工事が多くなければ、かかる費用はそれほどまとまった金額になる心配はありません。
オフィスの移転では、これまで使っていた情シスよりも少しアップグレードしたいな、と考える企業は少なくありません。
移転先での情シスは、移転前と全く同じでなければいけないということはなく、ニーズに合わせてインターネットの回線速度を決めることができます。
複数のプランから選ぶことができるので、オフィスの業務形態や従業員の数などに合わせて、適切なものを選ぶと良いでしょう。
具体的には、IT関連業務を行っていない企業なら、回線速度は従業員の数によって異なるものの、従業員100人ぐらいなら上下で1Gbpsぐらいが目安となります。
従業員の作業効率をアップしたいのなら、現在よりも少しアップグレードした回線プランがおすすめです。
具体的にどんな作業が必要になるのか?
移転先では、具体的にルータの設定変更やLANの再配線、そして無線ネットワークの設定などが必要となります。
このうち、オフィス移転に伴ってグローバルIPアドレスが変更される場合には、移転先においてルータの設定変更はかなり高い確率で必要となる作業です。
現在の既存機器を持って移転してももちろんOKですが、移転前の事務所と移転先との事務所におけるダウンタイムを最小限に減らしたいという場合には、移転先のために新しいルータを購入するという方法が良いでしょう。
LAN配線の整備作業については、オフィスの図面が必要となりますし、電話やFAXをどこに置くのかなど、細かい情報が必要となります。
また、Wi-Fiを設置するのなら、ローミングなども考慮しながらどこがアクセスポイントとして適しているのかという点を考えた配置が必要です。
まとめ
オフィスの移転では、情シスの移転も必要となります。
移転に伴って回線やプランのアップグレードをすれば業務の効率化につながるでしょう。
LANや無線ネットワークを整備する場合には、オフィスのレイアウトや図面など詳細な情報があると、失敗しない情シス整備ができます。