パーテーションには、工事の必要ない置くだけのパーテーションもあれば、据付工事が必要な間仕切りタイプのパーテーションもあります。
ここでは、オフィスのセキュリティとプライバシーを高めるのに効果的な間仕切りタイプのパーテーションについて、その種類や設置に当たっての注意点をお伝えしましょう。
間仕切りタイプのパーテーションの概要

間仕切りタイプのパーテーションの特徴は、空間を完全に仕切って密室にできることです。
一つの空間しかないフロアでもこのタイプのパーテーションを据え付けることによって、大きな部屋の中に独立した部屋が作れます。
防音性やセキュリティが必要な部屋も可能です。
置くだけで間仕切りができるパーテーションと比べると、据え付けるための工事費用が高額になるのがネックですが、パーテーションによって密室を作りたいならこのタイプがよいでしょう。
次に、パーテーションの素材についてお伝えします。
アルミ製とスチール製のパーテーションの違い

アルミ製のパーテーションはアルミならではの軽さが魅力で、据付工事の価格も比較的安いのがメリットです。
一方、防音性や断熱性はそれほど期待できません。
また、アルミ製のパーテーションには、柱部分がアルミでパネル部分はスチール製のものが多いです。
ガラスを用いたものもあります。
デザイン性に富み、比較的安く設置できるのが魅力と言えるでしょう。
スチール製のパーテーションは、スチールに石膏ボードを組み合わせたパーテーションです。
不燃材との認定を受ける素材なので安全性が高く、また、アルミ製よりも防音性が優れており、応接室や会議室の間仕切りに向いています。
アルミ製よりも費用はかかりますが、デザイン性は高いため、パーテーションと思わせない美しさを実現できます。
注意点
間仕切りタイプのパーテーションには、上部に欄間があるものと、天井まで完全に仕切っているものがありますが、後者の欄間のないタイプを設置する際はいくつか注意すべきことがあります。
まず、完全に個室にしてしまう場合には火災報知器を設置しなければなりません。
法律上の義務ですので、火災報知器がない場所に設置する場合は欄間をあけましょう。
また、密室にすることで空調を新たに導入しなければならないこともあります。
防音性やセキュリティは期待できますが、導入にはかなりの費用がかかることもあるので注意してください。
まとめ
置くだけのタイプよりコストはかかりますが、間仕切りタイプのパーテーションはセキュリティとプライバシーを高めたい時におすすめです。
素材やデザインに種類があるので、目的に合うものを選んでください。