おしゃれな内装を作る4つのポイント
①コンセプトの決定
おしゃれな内装を実現するためには、コンセプトの決定が重要です。内装のコンセプトとは、工事をおこなう部屋の印象決定のこと。ただ「おしゃれな空間にしたい」と考えているだけでは不十分です。どのような雰囲気にしたいかなど、デザインに反映させる必要があります。具体的には「カフェのような静かな空間」「和をイメージした落ち着きのある部屋」など。業者とデザインを話し合うタイミングで、“どのような印象の部屋にしたいか”を伝えると、設計がスムーズに進むでしょう。
②統一感のある色に
おしゃれな空間の要素の1つが色。配色は類似したもので統一すると無難でおすすめです。類似系の色とは暖色系でまとめるといった、大きな塗分けに対照的な色を使わないなど。また、部屋の印象は使う色の系統で印象が決まります。例えば、暖色系の色だと、明るい気分にさせる、テンションをアップさせる、活力が上がるなど。逆に、寒色系の色は、落ち着いた気持になれる、シュッとした印象をもつ、ひんやりとしたイメージを持つなどです。他の色でも、明るい色を使うと開放感のある空間に、暗い色をつかうと引き締まった印象を持たせることができます。かっこいい空間をつくりたい、落ち着いた部屋が良いなど明確なイメージを立て、ぴったりな配色を検討してみましょう。
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③インテリア選びも大切
適切なインテリア選びは、空間の印象決定に欠かせません。机などのインテリアはサイズが大きく、とても目立ちます。家具が部屋の雰囲気に合っていないと、壁や床のデザインが良くてもイメージと違った結果になってしまうことも。インテリアも、壁や床に合わせた配色を選ぶことが重要です。部屋との統一感がある色や、同系統の少し濃い色が無難と言えます。また、壁や床はインテリアの配置によって、隠れて見えなくなる場所ができることを考慮しましょう。壁にワンポイント模様を入れるなど、デザインにこだわるときには、インテリア配置後のことを頭に入れておくことが重要です。
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④低コストでリニューアルするなら表層仕上げ
クロスやシートの張り替えは、低コストでおこなえるリフォームです。壁面の壁紙を新しいものに取り換えると、一目で部屋が綺麗になったことがわかります。劣化により破けてしまった、カビが生えてしまっている、日焼けによって変色してしまったなどの状況には、取り換えると大幅なイメージアップになるでしょう。また、塗装の塗り替えもおすすめです。塗装面は時間が経つと、手垢などによる黒ずみ、物をぶつけて傷つけた跡などが目立ってくることも。天井や壁など、色がきれいになっていると、リニューアルしたことが利用者によく伝わります。クロス面だったところを塗装など、以前と仕上げ方法を変えてみるのも、雰囲気の変更にはおすすめです。
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おしゃれオフィスのメリットは?
社員のモチベーションアップ
オフィスリニューアルをすると、社員のモチベーションアップにつながることが考えられます。普段見慣れた仕事場が、おしゃれに改装されると、気持ちも切り替わり、やる気が出ることでしょう。一部の社員からは「こんなにきれいなオフィスで働いているんだ」といったモチベーションに。リニューアルされたオフィスは、デザイン性の高さなど、出社した社員から注目されます。オープンしてからしばらくは、オフィスの話題などでコミュニケーションも増えるかもしれません。また、完成図を知らない社員はリニューアル期間に「どうなデザインになるんだろう?」という楽しみができることも考えられます。
来客からのイメージアップ
きれいなオフィスは、来客からのイメージアップにも貢献します。例えば、就活生が入社したいと考えていた会社にインターンシップなどで訪れた場合。事業内容などに興味をもっていても、訪問してみるとオフィスが古くて、イメージダウンしてしまう可能性が考えられます。同業のきれいなオフィスの会社を見つけた場合、他者に入社したいと思うのではないでしょうか。また、お客さんや取引先の人が来社した場合でも、新しいオフィスは良い印象を与えるでしょう。
オフィスリニューアルのポイント
①社員が使いやすいオフィス
オフィスを改装するときに、1番大切なポイントは社員の使いやすさです。作業場所をなくしすぎる、照明の色が暗くて眠さを誘発してしまう、などには注意しましょう。また、個人の私物を置いておくロッカーの場所が、作業スペースと離れすぎているなども、使いにくさに。加えて通路の確保も重要です。配置によっては、狭い通路ができてしまう恐れがあります。用途にあった快適な空間になるよう心がけましょう。
②重要書類などのセキュリティをチェック
開放感のあるオフィスでは、書類が無くならないように注意が必要です。座席が自由になると、書類も社員とともに移動を繰り返すことに。置いた場所をうっかり忘れてしまうなど、なくす危険性が高まることも考えられます。ガラスパーテーションを使っていると、部屋の外から重要書類のファイルが見えてしまうことも。ドアにはセキュリティを利用し、金庫などを配置するなど対策も必要です。
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内装工事の流れ
①業者に連絡
おしゃれな内装に改装したいと考えた場合は、最初に業者へ相談します。業者のホームページから連絡先を探し、メールまたは電話でおこなうことが可能です。連絡する際は「どんな雰囲気にしたいのか?」など具体的な内容があると話がスムーズです。
②打ち合わせ・現地調査
連絡をした後は、詳しい施工内容の打ち合わせです。この際、実際に現場を見て、必要な場所の採寸などをおこないます。
③施工・引き渡し
採寸した数字をもとに図面を作成。内容を確認をしたら、施工がスタートします。施工が終わると、引き渡しです。
内装工事でおしゃれにリフォームするポイント4つを徹底解説【まとめ】
おしゃれなオフィスをつくるためには、「コンセプトの決定」「配色を統一する」「内装に合ったインテリア選び」が大切です。また、利用者である「社員の使いやすさを重視できているか」も欠かせません。オフィスをリニューアルする際は、オフィスボールへご相談ください。