同じ仕事でもデザインやレイアウトの違いで仕事の効率や働きやすさが変わってきます。そこで今回は、2021年のトレンドに合わせたオフィス内のレイアウトをより快適にするアイデアをいくつかご紹介していきます。中には大きくレイアウトを変更しなくても、ちょっとした工夫で心地良く過ごせるアイデアもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
①執務スペースの真ん中にミーティングのスペースを作る

従業員同士でミーティングを行う時は、執務スペースというよりは別のスペース(ミーティングルーム)に移動するのが一般的ですよね?ですが、執務スペースの中央にミーティング用の机を用意しておけば、数歩移動したり後ろに振り返るだけですぐにミーティングが開始できます。
日時をしっかりと決めてミーティングを行うとスケジュール調整が大変ですが「ちょっと振り返っただけですぐにミーティングができる」というスペースを用意しておけば、ちょっとしたタイミングで声をかけてすぐにミーティングができるので、生産性のアップにも繋がります。また、執務スペースとミーティングのスペースをまとめることでミーティング用に別の部屋を用意する必要がありません。オフィスが狭い場合に、特におすすめのアイデアです。
②壁をホワイトボードにして業務内容を「見える化」
ある会社では、社内の壁や柱をホワイトボードにしてミーティング内容などをその場で書き込み、徹底した見える化を実践しています。オフィス内の壁や柱をすべてホワイトボードにするのは難しくても、パーテーション・ホワイトボードなどを活用すれば、広い面に書き込むことができます。中には両面書き込めるタイプもあるので、「書いた情報をしばらく残しておきたい」といった場合は両面タイプのホワイトボードを用意すると便利です。
情報を日常的に可視化することで、従業員同士の認識違いを防げたり、ホワイトボードに書く機会が増えれば従業員の話し合いも活発になって、全体のモチベーションアップにも繋がります。
③「色」とデザインやレイアウトで開放感を作り出す
一見狭いと思われるオフィスでも、色やデザイン・レイアウトを工夫することで一気に広く見せることが可能です。天井や床、壁の色を薄い青や緑など淡い色にすると狭い空間が広く見えます。一方、天井や床、壁の色を黒などの濃い色にするとカッチリとした印象も与えられますが、視覚的には狭く感じてしまいます。
オフィス内をスタイリッシュにしたいなら、壁や床などは淡い色にしつつ、椅子やソファーは黒にするなど色の濃さにメリハリをつけてみてください。ちなみに、壁や床、デスク、椅子、キャビネットなどの色を同系色にするとより全体的にすっきりとした印象になります。オフィスの雰囲気に合った色をぜひこの機会に取り入れてみてください。
④オフィス家具(キャビネットや棚)は丈が低いものを選ぶ
棚やホワイトボードなどが背丈ほどの高さだと、その分視界を遮るので圧迫感があります。一方で棚やキャビネットなどの高さが低いと、オフィス全体を見渡せて狭い空間でも圧迫感はありません。
より開放感があるスペースにしたい場合は、書類などを収納するキャビネットや棚、ミーティングルームなどを仕切るパーテーションも背の低いものにしましょう。さらに、このレイアウトは地震などが起きても備品が倒れてにくく、オフィス全体を見渡せるといったメリットもあります。
⑤窓をレイアウトに活用して太陽光をなるべく取り入れる
オフィス環境を快適にするために、太陽光は欠かせない存在です。そして、実はスペースがあまりないオフィスでも、太陽光を入れるだけで一気に開放的な空間を作り出すことができるのです。中には窓の前に敢えて備品を置かず、可能な限り室内に太陽光を入れているオフィスもあります。ただ、夏場は暑く感じたり、場合によっては太陽光が眩しすぎてパソコン画面が見にくくなることもあるので遮光シートや遮光ロールスクリーンなども活用すると良いでしょう。
⑥床が広く見えるように、備品は最小限にする
デスクやホワイトボード、キャビネット、観葉植物などオフィス内の床をまんべんなく備品で埋めてしまうと、どうしても全体的に窮屈な印象となります。スペースが狭く、備品が多いオフィスは圧迫感があり、ストレスを感じやすくなるので注意が必要です。
現在はコロナの影響でリモートワークを推奨している会社も増えています。この機会にフリーアドレスを導入し、好きな場所で仕事ができるようにしている会社もあります。内勤する従業員の減少に伴い、デスクをいくつか減らすのもひとつの方法です。資料や書類などが多い場合もデータをスキャンしてパソコンに取り込めば、書類として残しておく必要はなくなります。スペースに限りがあるオフィスは、備品を必要最低限にすることや書類などの管理などの見直しを検討してみてください。
⑦コロナウイルスに配慮した「個別ブース」
2020年から続くコロナウイルスが現在も収束していない中、注目を集めているオフィスレイアウトのアイデアが「個別ブース」です。その名の通りひとり用の個室になっていて他の従業員と対面しないため、コロナ禍中での新しいオフィスレイアウトとして徐々に広がっています。
専用の個別ブースの設置が難しい時は、パーテーションで従業員同士の席を区切るといった簡易的な方法でも飛沫感染対策が可能です。これならより低コストで素早く実現可能なので、気になる方はぜひパーテーションの導入を検討してみてください。
【2021年】トレンドに合うオフィスレイアウトのアイデア7選【まとめ】
オフィスのレイアウトは、現在の状況に合わせたアイデアを取り入れることで、より快適な環境になりますし、業務の効率化に繋がります。色や太陽光などを活用すると空間全体が明るく、広く見えますし、床面積を広くすることでより開放感も演出できます。コロナ禍で注目されている個別ブースや半個別ブースも、感染対策だけではなく集中しやすいというメリットがあります。ぜひこの機会にオフィスに合ったレイアウトを実践してみてくださいね。
豊富な経験をもつ当社オフィスボールはパーテーションを活用したオフィスのデザイン・レイアウトをもっとも得意な分野としています。オフィスに関してのお困りごとがあれば、ぜひお気軽に当社オフィスボールにご相談ください。
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