今回はオフィスデザイン(エントランス)について詳しく説明していきたいと思います。
オフィスエントランスは企業の顔としてデザイン性が求められる
オフィスデザインに工夫を凝らす会社が増えています。
特にエントランスのデザインは、会社の第一印象をアピールするための顔となる部分として重要です。
一般的に優良企業と呼ばれる会社のエントランスは、なによりもデザインに工夫を凝らすところが多い傾向にあります。
お客様を気持ちよく迎え入れることはもちろん、その会社のセンスやオリジナリティや経営状態までもが垣間見られる、まさにセールスポイントであることは言うまでもありません。
好印象を与えるためのオフィスのエントランスの条件とは?
大手企業ビルのエントランスをイメージしてみてください。
2階3階まで吹き抜ける大空間は大幅にグラスウォールで囲まれていて、自然光がたっぷりと降り注ぐ清潔感溢れる明るいエントランスではありませんか?
なかにはオシャレな噴水が設置されていたり、有名な芸術家のオブジェがあしらわられていたりと、豪華で洗練されていて、開放的なゆとり空間を演出しているものが多いでしょう。
その奥の方には受付カウンターと、バックに大きな企業ロゴが備えてあって、受付の社員も正装でつつしましく対応するといった感じです。
また、グラスウォール際の一角に観葉植物などのプランテーションをアレンジして、応接&レストブースを配置するデザインもよく見られます。
こういったオフィスデザインは、一流ホテルのロビーを意識したスタイルです。
一方、ビルのワンフロアに作られたオフィスの場合は、エレベーターホールから受付のスペースにエントランスを設置します。
それ程大きなスペースではありませので、それゆえにデザイン性がもっとも重視される傾向にあります。
しかしエントランスの基本はオフィスの入口であるので、パーテーションで受付スペースとワークスペースを仕切ることができれば十分ではあります。
そこに会社の顔、名刺代わりとしてのエントランスを工夫することがオフィスデザインの目的です。
オフィスのエントランスは、訪れる方々へ好印象えるに十分な個性と、会社の仕事ぶりをよりよく反映するようなコーポレートアイデンティティを兼ね備えているべきでしょう。
オフィスエントランスのデザイン・設計のポイントとは
エントランスで会社を強調するために、自社のホームページなどで使っているコーポレートカラーやロゴを取り入れることができます。
そして会社の持つイメージに合わせ、金属基調の近未来的なデザインを施したり、木目調のシックなデザインにしたり、トータルで一貫性のあるエントランスで会社をアピールすることできます。
また来客へのホスピタリティ(もてなし)を意識することも大事です。
一般的にエントランスの受付は、案内役のスタッフを置かずに呼び出し電話で対応する傾向があります。
そこで、無人受付アプリや受付ロボを採用するケースも増えています。
エントランスの一角に待合のブースを設けることも重要です。
どの様なソファや椅子を配置するのか?
展示スペースを設けて広告アイテムなどを備えておくかどうかなど、各オフィスでオリジナリティを出すことができれば会社の益につながります。
会社の企業理念を演出する
企業理念をエントランスのデザインに反映させることも可能です。
大型のデイスプレーを設置して、グラフィック映像などで視覚的に会社の概要や理念をイメージ付けることも可能でしょう。
つまり、エントランスでお待ちいただいている間に、簡単に会社紹介を済ませておくというアイデアです。
オフィスのエントランスをインフォメーションの機会とするのは有益です。
最後に
限られたスペースを会社の利益に活かすという観点から、エントランスは重要な会社アピールの場所になります。
単に会社の顔というだけでなく、付加価値を高めるデザインや機能を加えることによって、会社を活性化させている会社は実に多く見られます。