今回はオフィスのエントランスデザインについて詳しく説明していきたいと思います。
会社の玄関をデザインすることは重要
会社の玄関・エントランスは、その会社の第一印象に大きく関係しています。
おしゃれ、きれいなどのよい第一印象を与えられれば大きくプラスに働く一方、余計なものが多いなど煩雑なところがあったり清潔感が欠けている場合はマイナスに働くことも珍しくはありません。
もちろん、会社で最も大事なのは事業の中身ではあるものの、エントランスデザインも手を抜いてはいけない場所です。
最優先ではありませんが、余裕があればぜひ会社の玄関部分にもしっかりと投資をしてください。
エントランスに最低限必要なのはパーテーションによる仕切りと、中で受付を担当する人が作業できるスペース、それに呼び出しのためのシステムです。
これら以外は必須ではありませんが、それでも多くの会社はエントランスにそれぞれの個性を打ち出しています。
まず欠かせないのが会社のロゴなど、その会社の魅力をアピールするためのデザインです。
会社のことを全く知らない人に対しても、しっかりとその魅力をアピールできるのが理想のエントランスです。
規模が大きい会社だと、社史や過去の自社商品をエントランスに展示しているところもあり、これは会社のことをよく知らない人に対してのアピールが期待できます。
まだ歴史が浅かったり、エントランスに大々的に展示をできない場合も、デザインによるアピールは可能です。
会社のカラーとデザイン
できたばかりの会社だとイメージカラーが定まっていないケースもありますが、イメージカラーは非常に重要なポイントです。
デザイン的にも色は重要であり、たとえ一色であったとしても印象的な使い方をしていれば訪れた人の印象に残ります。
会社のイメージカラーが決まっているのならそちらを、まだ決まっていないのであれば決めた上でその色をデザインに取り入れてください。
色に対する印象は日本と海外ではやや異なり、日本では好まれている色が海外ではイメージが悪いというケースも存在します。
例えば、キリストを裏切ったユダが身に着けていたとされている黄色は、欧米ではマイナスイメージをもたれやすい色です。
もちろん、地球上の全員に好かれる色は存在しないものの、外国人の来訪を想定しているのであれば外国の色のイメージについて調査するのも手です。
デザインに使いにくい色もあるが
イメージカラーとして理想なのは明るい色で、黒色など暗めの色は重たい印象を与えやすいという難点があります。
もし、会社のイメージカラーがやや暗めの色の場合は、無理にイメージカラーを採用しなくても大丈夫です。
黒色をイメージカラーとしている会社の場合、黒は使うとしても量を少なくしておき、グレーや茶色などのやや明るめの色と合わせることでマイナスのイメージを抑えるテクニックもあります。
資金面に余裕があれば壁紙、床などにその色を取り入れるのもありですが、そこまでの余裕がない場合もエントランスのどこかにはイメージカラーを取り入れたいところです。
会社のロゴと一緒にイメージカラーを配置しておけば、少ないスペースでもより会社をアピールできます。
そもそもデザインにこだわれない場合
オフィスビルのようにエントランスが共用の場合は、デザインなどを変更するのは難しいでしょう。
そのような場合にどうするかですが、プラスの効果を目指すのではなくマイナスの効果を避けるのが基本です。
先に書いたようにエントランスのイメージが悪いと会社へのイメージも悪化しかねないため、たとえ共用であってもそこは注意したいところです。ゴミが散らばっているようでは信頼は得られないため、玄関の掃除を積極的にするなどして清潔感は維持してください。
最後に
会社の玄関に当たるエントランスは来訪する人のイメージに大きな影響を与えるため、手を抜いてはいけません。
エントランスの広さなどによって最適なデザインは変わってきますが、会社をアピールするための色はぜひ押さえてください。
2020年現在