オフィスの内装工事にどれくらいのコストが掛かるかご存知でしょうか?
今回はオフィス(事務所)内装工事の坪単価について詳しく説明していきます。
内装工事は坪単価を把握しにくい
事務所やオフィスのリフォームにおいては、内装工事によって企業の利益が大きく変わると言っても過言ではない業種もあるほど、企業にとっては重要な工事です。
それぞれの企業ごとに業種や特性が異なるため、内装工事における坪単価の目安を知りたくても、千差万別で把握することは難しいものです。
飲食店と比べると、事務所やオフィスにおける内装工事の場合には、かかるコストは比較的安くなる傾向があります。
その理由は、厨房の設備や給排水の工事が必要ないことが考えられます。
水道系やガス系の内装工事は坪単価が割高なため、そうした工事が必要になる場合には、内装工事における坪単価も高くなるのです。
事務所の内装工事の特徴
事務所やオフィスの内装工事と言えば、床面と壁面、そして天井面のリフォーム施工が一般的です。
例えば天井だと、石綿や石膏ボードなどの吸音材を設置することが多いですし、壁なら吸音材や断熱材に加えてプラスターボードを設置し、その上から壁紙や塗装などで仕上げていくのが一般的です。
床面の場合にも、二重床にした上でタイルやカーペットで仕上げることが多いものです。
仕上げ材やスタイルなどは変わっても、スペックという点ではあまり大きな変化がないという点が、事務所やオフィスの内装工事の特徴です。
事務所やオフィスの内装工事では、エアコンなどの空調設備や電気系の設備工事が必要になるケースがあります。
しかしこの場合でも、スペックという点では機材によって大きな変化はないため、坪単価が大きく変わることはないでしょう。
内装工事のコストに影響する要素
事務所やオフィスの内装工事において、坪単価に大きな影響を与える要素は、ゴージャス感をどこまで追及するかという点です。
例えば、エントランス部分や応接室など、顧客から直接見える部分にどこまでお金をかけてゴージャス感や高級感を出したいかによって、坪単価は異なります。
さらに、パーテーションや間仕切りをどのようにするかによっても、坪単価は変わってきます。
消防設備もまた、坪単価に大きな影響を与える要素の一つです。
施設によっては、煙感知器やスプリンクラーなどの消防設備の設置が必要になることがあります。
もしも賃貸物件の場合には、物件の所有者であるオーナーが指定した業者が施工をし、支払いは借主ということもあるため、この点も注意が必要です。
オフィス内装工事の気になる坪単価
事務所やオフィスの内装工事を行った場合、どのぐらいの坪単価が目安となるのでしょうか?
どんな工事が必要なのか、またどんな設備を設置するのかによって単価は異なりますが、目安としては坪あたり10万円~30万円が相場となります。
オフィス内装工事の流れ
オフィスや事務所の内装工事においては、ザックリとした流れに沿って施工されます。
まず最初に仮設工事が行われ、施工のための準備や養生などが行われます。
その後、空間を間仕切りする場合には、間仕切り工事が行われます。
間仕切り工事は軽鉄工事とも呼ばれていて、間仕切りには軽量で吸音作用が高いプラスターボードが仕様されるのが一般的です。
間仕切りが完成したら、いよいよ仕上げの内装工事を行います。
天井、床、壁とそれぞれに工事内容は異なりますが、オフィスの場合には一般住宅とは異なり、床面は二重床でなければいけないため、この点も良くチェックしたいものです。
リフォームの内装工事が終わったら、窓や扉などを入れていきます。
扉などは古いものを仮設工事の段階で外してしまい、内装工事の最終段階で新しいものをはめ込むということもあります。
ちなみに、可動式のパーテーションを設置する場合には、すべての工事が完了した最終段階での設置となります。
オフィス内装工事の坪単価はいくら?【事務所の内装工事の特徴】まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は内装工事の坪単価について解説させていただきました。